化学・機械・環境分野化学製品の臭気評価における運用例

 化学製品の臭気評価に利用できます。

5. 化学製品の臭気評価

5-1) 食品用容器(絶対値表現解析 スタンダードモード,ユーザーモード)
5-2) 食品用ラップ(絶対値表現解析 ユーザーモード)
5-3) 包装内部の臭気評価(絶対値表現解析 スタンダードモード)

5-1) 素材の異なる食品用容器のにおい比較(絶対値表現解析 スタンダードモード,ユーザーモード)

 素材の異なる4種の食品用容器の臭気の質の比較,全素材の混ざった混合サンプルと各素材との類似性の評価を行った例です。

 4種の素材はそれぞれ臭気の質が異なることが分かり,4種の素材を混合したサンプルの臭気と各素材の臭気との類似性を評価では,今回の混合サンプルの臭気はPEとの臭気の類似性が高く,PEの影響が高い結果となりました。

身の回りの生活用品には,多くのプラスチックが使われていますが,近年の生活環境でのにおいに対する関心の高まりから,このようなプラスチック製の生活用品のにおいにも敏感になり,その素材や素材の組み合わせの検討が重要となっています。

5-2) 銘柄の異なる食品用ラップのにおい比較(絶対値表現解析 スタンダードモード,ユーザーモード)

 銘柄の異なる市販の食品用ラップの臭気の質と強さの比較評価を行った例です。

 においの質の評価として絶対値表現解析のユーザーモードを用いて,製品間の類似性を評価しました。BとCはかなり類似が高くAとDとは大きく異なり,AとDは比較的類似が低い結果になりました。また,においの強さとして,各サンプルの臭気指数に相当する値(臭気指数相当値)を示した結果から,BとCが においが強く,次にDでAが最もにおいが弱いという結果になりました。

食品や飲料そのもののにおいだけでなく,内容物への移り香といった問題などから,包装材や容器の臭気に対しても大きな関心が寄せられています。

5-3) 包装内部の臭気評価(絶対値表現解析 スタンダードモード)

 メーカーの異なる錠剤の包装内部の臭気を比較評価した例です。

 においの質は,類似度よりC社はA社B社に比べ,かなり異なることが分かります。 またA社B社それぞれ,初期と保存試験後とで若干ながらにおいの質が異なっていることも分かります。 においの強さとして,各サンプルの臭気指数に相当する値(臭気指数相当値)を示した結果から、C社はにおいがかなり強い結果となりました。 またA社はB社に比べて保存試験後も包装内のにおいの上昇が少ない結果となりました。

医薬品の錠剤や食品・飲料などは多くの場合何らかの包装やパッケージングがされていますが,その包装内部のにおいについて,例えば,包装を開けたときの内部からのにおいなど,関心が高くなっています。 そのため,製品由来のにおいや包装材由来のにおいについても,その低減のため,においの発生の少ない素材などの開発や使用による改良が行われています。

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