FDL-1による官能評価

におい識別装置用 希釈混合装置

希釈混合装置「FDL-1」

希釈混合装置「FDL-1」

官能評価において面倒だった検査用サンプルガスの準備が簡略化でき,すばやいサンプルの濃度変化を可能にします。

においかおり環境学会から技術賞受賞

においかおり環境学会から技術賞受賞
本,希釈混合装置「FDL-1」を用いた官能評価支援は,
2014年の題記学会において,『技術賞』を受賞しました。

サンプルの濃度と,その吐きだしタイミングを制御して,サンプル臭の直前に無臭を比較確認できるので,官能評価に慣れていなくても再現性の高い評価ができます。

  • 臭わなくなる限界濃度(検知閾値)の確認試験
    →バック用のオートサンプラを使えば12種のにおいをPCで切替え
    (約5分/サンプル)。
     
  • におい質の変化を感じる限界濃度(弁別閾値)の確認試験
    →中心のにおいに別の臭いを段階的に濃度を変えて加え,におい質が変化するところを中心臭と比較しながら試験できます。
     
  • マスキング効果の確認試験
    →まず無臭空気をバックグランドに悪臭の検知閾値試験を行います。その後マスキング臭をバックグランドとして同じ悪臭の検知閾値試験を行い,両者の差をマスキング効果とします。

希釈混合装置「FDL-1」は,迅速に2系統のにおいを任意の濃度で混ぜ合わせ,その生成ガスを放出することができます。面倒なサンプルガス作成が省略でき,省スペースで手軽に官能評価を実施することができます。

検知閾値およびマスキング効果確認試験

図1.FDLによる官能検査支援の模式図

上:図1. FDLによる官能検査支援の模式図 下:図2.検知閾値およびマスキング測定方法

図2.検知閾値およびマスキング測定方法

検知閾値は,対象臭を無臭空気で希釈していき,においを感じなくなる濃度を確認することで求めます。
また,マスキング効果は,対象臭をマスキング臭で希釈していき,対象臭のにおいを感じなくなる濃度とこの対象臭の無臭空気による検知閾値の差からその効果を確認します。
「FDL-1」では,図1のように,無臭の空気が常に200ml/分で被験者に流れているところに,FDL-1に吸引させた対象臭を図2のように例えば10秒おきに,段階的に変化させた流量で混ぜ合わせることにより,希釈率の異なるにおいを被験者に流します。
また,マスキング効果の確認試験では,この検査に加えて,無臭空気に変えてマスキング臭を流し,対象臭をマスキング臭で希釈したにおいを被験者に流します。
なお,においを感じなくなった流量から,対象臭のにおいの強さを臭気指数相当値として計算することができます。

弁別閾値の確認試験

図3.弁別閾値測定方法

図3.弁別閾値測定方法

弁別閾値は,中心のにおいに加算臭を加えて混合比を変えていき,におい質の変化を感じた濃度を確認することで求めます。
図1の無臭空気に変えて中心臭を,対象臭に変えて加算臭をセットし,中心のにおいが被験者に流れているところに,図3のように,例えば10秒おきに,異なる流量で混ぜることにより,混合比の異なるにおいを被験者に流すことになります。

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