顔料インクナノ粒子の測定

IG資料館

10.顔料インクナノ粒子の測定

顔料インクは印刷用インクとして広く利用されています。身近な物では、インクジェットプリンタ用インクとして顔料インクが使用されています(図1)。また顔料をナノ粒子化することにより粒子による散乱光が減少して鮮やかな色彩を得ることができることから、ディスプレイや色フィルムへの顔料ナノ粒子の応用が進められています。またナノ粒子化された顔料インクは配線パターンなどをインクジェット法で作成するプリンタブルエレクトロニクス分野において、微細なパターンを形成するために欠かせないものとなっています。

図1 市販のプリンタ用顔料インク(100倍に希釈)

図1 市販のプリンタ用顔料インク(100倍に希釈)

ナノ粒子は凝集しやすいことから顔料インクとして使用する場合、沈殿などを生じさせることなく液体中で分散状態を長期間維持することが重要になります。

このようなナノ粒子の分散状態を評価するには、シングルナノ粒子測定装置IG-1000 Plusが適しています。IG-1000 Plusの測定結果は、液体中における粒子の分散・凝集状態を反映しています(二次粒子径を測定)。

プリンタに使用される市販の顔料インクの分散液をIG-1000 Plusで測定した結果を図2に示します。

注:一般に顔料は発色する物質が粒子として液体中に「分散」しているものを指します。
  一方、染料は発色する物質が液体中に「溶解」しているものを指します。

マゼンタ(赤色)

マゼンタ(赤色)

シアン(青色)

シアン(青色)

イエロー(黄色)

イエロー(黄色)

ブラック(黒色)

ブラック(黒色)

測定した色は、マゼンダ(赤色)、シアン(青色)、イエロー(黄色)、ブラック(黒色)です。顔料インクの色に関わらず測定できることがわかります。特筆すべきは従来測定が困難であった黒色顔料インクの測定が可能な点です。黒色インクは粒子の光吸収が大きいため従来の散乱光を用いた測定では困難でしたが、IG法では光吸収が大きい状態でも測定することが可能です。

アプリケーション

  1. ポリスチレンラテックス粒子の測定 >>
  2. シングルナノ粒子の繰り返し再現性 >>
  3. コンタミネーションの影響 >>
  4. シングルナノ粒子の測定例 >>
  5. 混合ナノ粒子の測定 >>
  6. IG-1000 Plusによるリポソームの測定 >>
  7. IG-1000 Plusによる硫化亜鉛(ZnS)の測定 >>
  8. 色素増感型太陽電池に使われるナノ粒子の測定 >>
  9. 磁性体ナノ粒子の測定 >>
  10. 顔料インクナノ粒子の測定
  11. 燃料電池に使われるナノ粒子の測定 >>
  12. 日焼け止めに使われるナノ粒子の測定 >>
  13. 自動車触媒に使われるナノ粒子の測定 >>
  14. カーボンブラックナノ粒子の測定 >>


※外観および仕様は改良のため、予告なく変更することがあります。


特長測定データ:アプリケーション:仕様

Top of This Page