SALD-MSシリーズ

SALDシリーズ用多機能サンプラ

多機能サンプラ

 レーザ回折式粒度分布測定装置において、最も基本的、あるいは、最も一般的とされる測定手法が循環式測定です。SALD-2300およびSALD-7100では、多機能サンプラSALD-MSシリーズがこの循環測定を実現します。 下図に示す構成・構造のように、測定部(光学系)内部にセットされたフローセルと多機能サンプラの分散槽の間を、媒液に分散させた粒子群を循環させながら粒度分布の測定を行ないます。

フローセル

多機能サンプラと
フローセル

 多機能サンプラでは、サンプル量が比較的多いので、分布幅の広いサンプルを測定してもサンプリング誤差の影響を受けにくくなります。また、循環させながら測定するので、比較的粒子径の大きなサンプルや密度の大きなサンプルについても、沈降の影響を受けにくいという特長を持っています。最終的には回分セルなどのサンプル量が少ないサンプリングユニットを採用する場合でも、多機能サンプラを用いた測定結果がサンプリングユニット選択の基本となります。

形名 対応機種 部品番号(P/N)
SALD-MS23 SALD-2300 S347-61701-41
SALD-MS71 SALD-7100 347-60711-10

測定部(光学系)と多機能サンプラの構成・構造

■測定部(光学系)と多機能サンプラの構成・構造
SALD-2300と多機能サンプラの構成

SALD-2300と多機能サンプラの構成

SALD-7100と多機能サンプラの構成

SALD-7100と多機能サンプラの構成

特長

1)多彩な機能を搭載
 分散槽には攪拌機と超音波振動子を内蔵。分散させた懸濁液を、循環ポンプによってフローセルに送ります。循環ポンプは媒液だけでなく、粒子を確実に循環させるために特別に設計されたものです。さらに、PCに接続して循環ポンプ、超音波振動子、媒液供給ポンプなどを直接制御することができます。(シリアルポートに接続) また、スイッチパネルも装備しているのでマニュアル操作での制御も可能です

2)ほとんどの有機溶媒に対応
 水やエチルアルコールだけでなく、ほとんどの有機溶媒を媒液として用いることができます。(表1参照) 測定対象や目的に応じて多様な媒液を選択することができます。

3)媒液供給ポンプを内蔵
 媒液供給ポンプを内蔵しています。例えば媒液供給ポンプに接続したチューブを市販のポリタンクに入れるだけで、簡単に媒液の自動供給が実現できます。

多機能サンプラ SALD-MS23/SALD-MS71の耐溶剤性
薬品名 耐溶剤性
アセトン ×
ベンジン
シクロヘキサン
ジクロルベンゼン
エチルアルコール
エチレングリコール
ヘキサン
イソプロピルアルコール
メチルアルコール
プロピルアルコール
トルエン
キシレン

(耐溶剤性は代表値であり保証値ではありません。)
耐溶剤性: 多機能サンプラSALD-MS23に使用されている流路材質に対する耐溶剤性◎:使用可、×:使用不可

  • 多機能サンプラにはフローセルが付属しています。多機能サンプラ自体の基本的な構成・構造は共通ですがSALD-2300用とSALD-7100用では、機体色と付属しているフローセルの種類が異なります。
  • SALD-3100用には、測定上限3000μm(=3mm)を実現するためにより強力な循環ポンプを内蔵したSALD-3100用標準サンプラSALD-MS31(P/N;346-63701-10)をご用意しています。
  • SALD-200V ER Model-2およびSALD-300V Model-2では、専用のサンプラが付属しています。

注意:

引火性の高い有機溶剤は危険です。使用しないでください。また揮発性の高い有機溶剤を使用される場合は、必ず換気設備を設置して下さい。

※外観および仕様は改良のため、予告なく変更することがあります。

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