Xctal 5000
位相コントラストX線CTシステム
X線観察は新たなフェーズへ
Xctal 5000 は、X線の位相変化を画像化する新しいX線CTシステムです。
従来のX線CTシステムで検出していたX線の吸収情報に加え、X線の散乱と屈折情報を検出でき、広視野での微細構造群の観察や、吸収差がないワークの高コントラスト観察を実現しました。
研究の進む繊維強化樹脂や複合材料、生体材料などの研究・開発に対応します。
一度の撮影で吸収像、散乱像、屈折像の3種類の画像が取得できます。
回折格子によるX線の干渉を利用することで、位相変化を検出できる新しい撮影方式を採用しています。
吸収像
「吸収像」は、従来のX線装置でも検出していたX線の吸収差を可視化した画像です。
ワーク内部の詳細な形状の観察が可能です。
散乱像
「散乱像」は、微細構造群による散乱を可視化した画像です。最大100 mmの視野サイズでも微細なクラックの検出が可能です。
また、「繊維配向解析機能」を搭載し、広視野で繊維の流れの観察が可能です。
屈折像
「屈折像」は、密度差を可視化した画像です。
材質の異なる樹脂製品等、吸収差がないワークでも高コントラストでの観察が可能です。
特長
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「散乱像」は、微細構造群による散乱を可視化した画像です。最大100mmの視野サイズでも微細なクラックの検出が可能です。また、「繊維配向解析機能」を搭載し、広視野で繊維の流れの観察が可能です。
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「屈折像」は、密度差を可視化した画像です。材質の異なる樹脂製品等、吸収差がないワークでも高コントラストでの観察が可能です。
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撮影前の校正作業は不要で、すぐにCT撮影を開始することができます。
News / Events
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LiB Webinar 2024 DAY2
配信日:2024年5月9日(木) 13:00~15:05
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セミナー動画「誰でも簡単!12秒でパンから金属まで非破壊3D検査 卓上X線CTシステムXSeeker 8000のご紹介」を公開
セミナー動画「誰でも簡単!12秒でパンから金属まで非破壊3D検査 卓上X線CTシステムXSeeker 8000のご紹介」を公開しました。My SHIMADZU for Analyticalに登録いただくと視聴できます。
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誰でも簡単!12秒でパンから金属まで非破壊3D検査
卓上X線CTシステムXSeeker 8000のご紹介配信日:2023年12月21日(木)14:00 ~
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XSeeker 8000用 X線保守サービスを開始
ご使用になったX線照射時間に応じて料金をお支払いいただくサービスです。お客様の装置状態を見守る「安心安全」、X線発生装置の故障時に「追加料金 なし」で対応し、「使った分だけ」お支払いいただき、装置導入時の「初期費用をお安く」するメリットもあります。
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卓上X線CTシステム XSeeker 8000、赤外ラマン顕微鏡 AIRsightがグッドデザイン賞を受賞
島津製作所の卓上X線CTシステム XSeeker 8000、赤外ラマン顕微鏡 AIRsightが、2023年度グッドデザイン賞を受賞しました。ユーザーのワークフローの課題や社会問題に対応したソリューションを提供するデザインが高く評価されました。
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マイクロフォーカスX線検査装置 Xslicer SMX-6010で直交CT撮影が可能に
マイクロフォーカスX線検査装置「Xslicer SMX-6010」でVCT(直交CT)撮影を可能にする「VCTオプション」を発売しました。「Xslicer SMX-6010」は透視撮影に加え、複雑な手順を必要とせず断面画像が得られるPCT(斜めCT)撮影の機能を標準搭載しています。