DPiMS-2020
探針エレクトロスプレーイオン化質量分析計
前処理なしの迅速・簡便な測定
PESI(Probe Electro Spray Ionization)
ユニットを搭載
探針エレクトロスプレーイオン化技術を用いたシングル四重極質量分析計DPiMS-2020は、サンプルプレートに添加した試料から探針を使ってごく微量な液体を取り出してイオン化させ、MS部へ導入することによって質量分析を行います。
探針エレクトロスプレーイオン化法は、ニードルに付着するサンプル量は少ないので高濃度のサンプル溶液でも質量分析計の汚染は少なく,サンプルプレートとニードルはサンプル毎に交換するのでキャリーオーバーはほとんどありません。
また、サンプルの状態を変えることなく,液体を採取し,分析に使用するために,サンプルプレート上での経時変化のモニタリングが可能です。
PESI(探針エレクトロスプレーイオン化法)の特長
- 簡便な前処理だけで,すぐにMS分析ができる
- 合成反応や劣化などの経時変化モニタリングが可能
- 探針に付着したわずかな量のみをイオン化させるため,MS部の汚染に対する耐性が高い
3ステップ ワークフロー
使用される用途
特長 \ 分野 | 化成品・化学合成 | 生体・食品サンプル |
---|---|---|
簡便な前処理 |
|
|
経時変化 モニタリング可能 |
|
|
特長
-
複数の界面活性剤を混合したサンプルを測定することで,スペクトルパターンの変化を簡単に確認することができる。
-
探針による微量サンプリングにより,サンプルの状態を変えないリアルタイムモニタリングが可能です。
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DPiMSは,探針プローブの先端にわずかに付着した液体をイオン化させてMSで測定するために,MSへの導入量を微量に抑えることができる。
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