逆相精製自動スケールアップシステム ASAPrep - 特長

ASAPrep workflows

分取精製のためのオープンアクセス環境の提供

LC-PDA-MSによる分子量確認

 Step1 
LC-PDA-MSによる分子量確認
ユーザーは化合物リストを読み込み,画面の指示どおりにサンプルをオートサンプラートレイにセットし,分析を実行するのみです。

分取条件の確認と実行

 

 Step2 
分取条件の確認と実行
分取実行画面では,分子量確認結果を読み込んだ後,3つのカラーコード
緑:分取可能 
黄:近傍に不純物ピークあり
赤:ターゲット未検出
で各サンプルをハイライトします。
実行キーをクリックするだけで,分取が実行されます。分取条件は分子量確認で得られたターゲットの保持時間情報を用いてASAPrepアルゴリズムにより,自動設定されます。

 

分析スケールLCメソッドスクリーニング

分析スケールLCメソッドスクリーニングのシステム流路図

複数の移動相とカラムを切り替えて分析を行い,最適な組み合わせを検討することができます。例えば,酸性条件と塩基性条件の移動相でサンプルを分析し,どちらの条件で分取した方が良いかが判断できます。移動相を切り替えるときに,自動で流路とカラムを洗浄するように設定できますので,カラムにダメージを与えることがありません。

 

クロルプロマジンのLC/MS分析データ(左:酸性条件,右:塩基性条件)

それぞれの条件での解析結果は,Excel形式(あるいはテキスト形式)にまとめて出力されます。どの条件での分取が最適かも,その中で判断されます。それに加えて,データブラウザで,複数条件のデータを並べて比較することができますので,どちらの条件がより分取に最適であるかをユーザー自身が判断することができます。

右の例では,クロルプロマジンの酸性移動相と塩基性移動相のLCMSデータです。塩基性条件のほうが,ピークの保持も強く,ピーク形状も良好であることがわかります。

 

洗練されたデータブラウザ

洗練されたデータブラウザ
測定結果はユーザーごとに管理されており,見たいデータにすぐアクセスできます。サンプルトレイはカラーコードでハイライトされるので,結果を一目で判断することができます。

もちろんPDAクロマトグラム,マスクロマトグラム,マススペクトル,UVスペクトル表示は,サンプルトレイ番号と連動して切り替わります。

 

 

分取結果のブラウジング

分取結果のブラウジング
分取結果も分子量確認結果と同様にユーザーごとに管理されており,見たいデータにすぐアクセスできます。分取結果では,フラクションコレクタトレイがサンプルトレイの下に表示されます。

分取結果はカラーコード(緑:純度OK 黄:純度許容範囲外 赤:ターゲット未検出)でハイライトされるので,結果を一目で判断することができます。純度基準値は,もちろんユーザー設定可能です。

サンプルとフラクションの連動は黄色の○で示されます。クロマトグラムデータ内での領域指定に対応したフラクションが青でハイライトされます

 

ワンクリックでレポート作成が可能です

レポート作成
ワンクリックでレポート作成が可能です。

ASAPrep optimized purification

化合物精製・単離のための独自のアルゴリズム

LC-PDA-MS 測定結果から得られたターゲット化合物の保持時間から分取条件における初期有機溶媒移動相濃度を算出します。
算出にはあらかじめソフトウェアに登録された演算式を用います。
下記の例では,目的成分が4.3 分付近に溶出するようにグラジェント条件を設定しています。

 

L-Column ODS 2を用いた場合の分取条件算出例と分取結果

L-Column ODS 2を用いた場合の分取条件算出例と分取結果

 

 
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