LCMS-IT-TOF

液体クロマトグラフ質量分析計

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高感度を支える圧縮イオン導入法

QITへの圧縮導入法
(OPでのイオンビーム圧縮)

 大気圧イオン化法と飛行時間型質量分析計を結合するには,まず,連続的に生成するイオンをパルス化する工夫が必要です。 ESI-TOFやQqTOFでは,直交型加速と呼ばれる方法が採用されていますが,LCMS-IT-TOFでは,イオンをパルス化するだけでなく,効率よくイオントラップに補足するために非常にユニークな圧縮イオン導入法を新たに開発しました。 オクタポール電極の一部に抵抗体をコートすることにより,オクタポールの末端部に電位の凹部を設け,その凹にイオンを一時圧縮し,効率よくイオンをQITに導入することを可能にしました。 この圧縮イオン導入法(CII:Compressed Ion Injection)では,RF電圧が印加されない状態で圧縮イオン群を導入し,その直後に速やかにRF電圧を印加してトラップするため,QITへの非常に高効率なイオンの蓄積が可能となり,感度の向上につながりました。 
 また,イオンをQITからTOFに排出する際には,トラップされたイオンを一斉に瞬時にTOFに排出することが必要です。 イオンの排出時には,印加されたRF電圧を瞬時に落とすと同時に入口側/出口側両方のエンドキャップ電極に極性の異なる高電圧を印加します。
 このような高速かつ安定した電圧変化を可能とするユニットの開発がMSn測定でも10,000以上という分解能を可能にしました。
 

イオン導入法とTOFへの排出法

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