CLAM-2030
全自動LCMS前処理装置

高い実績を誇る血液凝固分析の臨床検査装置の技術を応用した全自動LCMS前処理装置
採血管をセットするだけで,血液や尿サンプルの前処理からLC/MS/MS分析まで全自動分析を実現
特長
カタログ
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CLAM-2030について
近年欧米を中心に、免疫抑制薬、ステロイド類等の薬物、ビタミンDやホルモン類の血中濃度測定には、分析精度の向上や特異性(代謝物との交差反応)の問題を図るため,選択性に優れる液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS/MS)が用いられ始めています。一方で、LC-MS/MS を用いて血清などの生体試料を分析する際には、前処理として一般に有機溶媒を用いた除タンパク操作が必要ですが、作業者の手技に由来するバラつきやミスのリスクがあり、習熟に時間を要する課題がありました。全自動LCMS前処理装置 CLAM-2030をLC-MS/MSと接続して使用することで、タッチパネル操作が可能なCLAM-2030付属ソフトウェアにより、前処理からLC/MS/MS分析まで全自動かつ高精度な分析を実現しました。
安定したデータ取得を実現
- 前処理工程からLC/MS/MS分析までを全自動化
- 内部標準物質の濃度変動を低減(セプタム付き容器を採用)
- 充実した精度管理機能を搭載
- 測定後の処理を簡単に
ルーチンワークのための条件検討不要
- 薬毒物のライブラリ検索からレポート出力まで自動化※1
- 最適な分析メソッドを提供※2
研究や業務効率の更なる向上
- 新規の前処理プロトコルの構築や検討が容易
- サンプル追加や緊急割り込みが可能※3
- テキストファイルを介したLISからの分析依頼の読込や指定フォルダへの濃度値の出力が可能
※1:別売りのLC/MS/MS用薬毒物データベースまたは薬毒物迅速スクリーニングシステム Ver.3 が必要になります。
※2:市販のLC/MS/MS用分析キット等、提供可能なメソッドに限ります。
※3:追加/割込み数は、セットした前処理容器数が上限になります。
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治療診断目的およびその手続き上での使用はできません。