LCtalk vol.104
LCtalk 2018年8月発行分ご紹介
(2018年8月9日時点の希望会員様向けに9月20日に発送)

主な内容:
talk | 「LC-MSによる食物アレルゲンの一斉分析」 一般財団法人日本食品検査 橘田 規 先生 |
in the LAB |
「よくあるトラブルと対処法 ベースラインドリフト」
今号では「よくあるトラブルと対処法」の第2弾として,ベースラインドリフトについて,その原因と対策について解説します。 |
Applications | 「Prominence UFPLCによるイブプロフェンと類縁物質の分取精製」 LCによる分取精製は,医薬品の合成や天然物中の有効成分の探索,微量の未知化合物の構造解析など,医薬・食品化学といった分野で広く用いられる手法です。Prominence UFPLC※は分取に加え濃縮,精製,回収など分取に関わる工程を自動化することにより,分取精製の大幅な省力化を可能としました。 ここでは,UFPLCアドバンストシステムを用い,医薬品イブプロフェンとその類縁物質の混合試料を分取精製した例をご紹介します。 ※UFPLC:Ultra Fast Preparative and Purification Liquid Chromatographの略 |
Products | 「ミクロ流量対応 高速液体クロマトグラフ質量分析計システム Nexera Mikros」 ミクロLCMSシステム Nexera Mikrosは,特に1 ~ 500 µL/minの流量で動作し,セミミクロLCMSシステムより高感度に検出でき,ナノLCMSシステムと比べて分析時間の短縮と堅牢性に優れています。ライフサイエンス研究において,開発期間,開発コストの低減に貢献します。また,優れた操作性およびメンテナンス性は,スループットの向上に寄与します。 |
TEC | 「フォトダイオードアレイ検出器における 新規解析機能 “i-PDeAⅡ”」 フォトダイオードアレイ(PDA)検出器の新規機能 “i-PDeAⅡ”は,PDA検出器の基本性能の向上とHPLC/UHPLCシステムの優れた再現性,そして計量化学(ケモメトリクス)技術との融合により,カラムでは分離が困難なピークをソフトウェア上で分離する新しい解析機能です※1。i-PDeAⅡを用いることにより,標準試料が準備できない成分についても,定量を行うことができ,各成分のみの吸収スペクトルを得ることができます。 ここでは,i-PDeAⅡの概要と応用例についてご紹介します。 ※1:エーザイ株式会社との共同開発 |