自動プレカラム誘導体化によるアミノ酸の高速高感度分析 (UHPLC)

UHPLC/HPLC Applications

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アミノ酸分析は,食品分野や製薬分野など幅広い分野において必要とされており,HPLC を用いたアミノ酸分析では,感度,選択性の向上のために様々な誘導体化法が考案されてきました。ここでは,前処理機能付きオートサンプラ“SIL-30AC”を用いた自動プレカラム誘導体によるアミノ酸の高速高感度分析法をご紹介します。

分析条件

本法では,超高速LC(UHPLC)“Nexera”のオートサンプラ“SIL-30AC”の自動前処理機能を活用し, 1 級アミノ酸をo-フタルアルデヒド(以下,OPA)により,またプロリンなどの2 級アミノ酸をクロロぎ酸 9-フルオレニルメチル(以下,FMOC)により,オートサンプラ内で自動的に蛍光誘導体に変換します。蛍光誘導体化したアミノ酸は,UHPLC 用カラム“YMCTriart C18 1.9 μm”(株式会社ワイエムシー製)により高速分離後,蛍光検出器“RF-20Axs”により高感度検出します。表1 に,分析条件を示します。アミノ酸のOPA 誘導体とFMOC 誘導体では励起・蛍光波長が異なるため,プロリンの溶出前で自動波長切り換えを行っています。

アミノ酸の高速高感度分析条件

分析結果とその評価

本法を用いたアミノ酸22成分標準液のクロマトグラムを図1 に,また市販清涼飲料水(孔径0.2 μmのメ ンブランフィルターでろ過後注入)のクロマトグラムを図2に示します。

図1. アミノ酸22成分のクロマトグラム(標準液)
図1. アミノ酸22成分のクロマトグラム(標準液)
図2. 清涼飲料水のクロマトグラム
図2. 清涼飲料水のクロマトグラム
 

表2に,アミノ酸22成分標準液を用いて6回繰り返し自動誘導体化した時のピーク面積再現性を示します。オートサンプラ“SIL-30AC”を用いる本自動プレカラム誘導体化では,反応時間を一定に保つことができますので,用手法による誘導体化と比較して,優れた再現性を得ることができます。 

 

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