Prominence有機酸分析システム

独自のpH緩衝化ポストカラム電気伝導度検出法による選択性と感度に優れた有機酸分析システムです。香気・風味成分と悪臭成分の同時分析が可能です。

Prominence有機酸分析システム(概算定価見積へ

マトリクスの影響を受けず有機酸を感度よく分析

HPLCによる有機酸分析は,従来から200~210nmにおけるカルボキシル基の吸収を利用した吸光光度法による検出が行われてきましたが,このような短波長域では夾雑成分の影響を受けやすく,試料によっては分析が困難な場合があります。有機酸分析システムでは,電気伝導検出を用い夾雑成分に邪魔されず有機酸を検出できます。

微生物培養液Aのクロマトグラム(UV検出)
微生物培養液Aのクロマトグラム(有機酸分析システム)

UV法では化合物間のピーク強度の差が大きいものがありましたが,有機酸分析システムでは同一濃度においてピーク強度差が小さいので、一段階の希釈率で様々な有機酸を一度に分析できます。

有機酸8成分標準溶液(各濃度1meq/L)分析時における有機酸分析システムとUV検出の比較

↑トップへ

香気・風味成分から悪臭成分まで同時分析

香気や風味に関わるくえん酸やりんご酸など短鎖脂肪酸から,悪臭の原因となる吉草酸やカプロン酸まで,同時に分析が可能です。

有機酸14成分混合標準溶液のクロマトグラム

↑トップへ

手間を省き、分析安定性を高める移動相試薬セット

有機酸分析移動相試薬セット (P/N:228-61465-91)
 

有機酸分析移動相試薬セットは,開封後すぐに使用いただける調製済みの移動相とpH緩衝化試薬のセットです。溶液調製にかかる時間やコストを削減(※)するだけでなく,調製ミスのリスクを低減し常に安定した分析ができます。
※年間約7万円のコスト削減(当社試算値)

有機酸の選択的検出を可能にする測定原理・システム

原理

イオン排除クロマトグラフィーで有機酸を分離した後,カラム溶出液にpH緩衝化試薬を連続的に添加し,pHを中性付近に保つことにより有機酸を解離状態にして電気伝導度検出します。

有機酸分析で用いられるイオン排除モードでは、充てん剤としてH+型陽イオン交換樹脂が用いられます。目的成分である有機酸は、固定相表面のH+型イオン交換基と移動相間におけるDonnan排除の大小によって分離されます。このモードでは、固定相の負電荷により、強酸は大きな静電的排除を受けて充て
ん剤ポア内部に浸透できませんが、有機酸のような弱酸はその電荷の大きさにより、どれだけポア内部へ浸透できるかが決まり、溶出時間の差(分離)が生じることになります。
大きな負電荷を持つ(pKaの小さい)くえん酸や乳酸は,酢酸などと比べ,より大きな静電的排除を受
けるために,よりはやく溶出します。有機酸は原理的にはpKaの小さい順に溶出し,中性物質の溶出位置(完全にポアに浸透した位置)までにすべて溶出することになります。

カラム溶出液にpH緩衝液を混合し,pHを中性付近に保つことにより,ほとんどの有機酸を解離状態として電気伝導度検出します。
→より詳しい原理解説は”こちら"

Top of This Page