Prominence臭素酸分析システム

pptオーダーの高感度化を実現

水道水中のオゾン高度処理普及に伴い,その副生成物として生じる臭素酸などの酸化ハロゲン酸が注目されています。 特に臭素酸は,その発ガン性の問題から,水質基準値は10ppb,分析装置にはその1/10濃度である1ppbを精度良く分析できることが求められています。Prominence臭素酸分析システムは,検出器のベースラインノイズを大幅に低減し,pptオーダーの臭素酸を高感度に分析することができます。

本システムは,水質検査法(厚労省告示第261号)に基づくイオンクロマトグラフ-ポストカラム吸光度検出法(三臭素イオン法(268nm))を用いますが,o-ジアニシジン法(450nm)による食品中の残留臭素酸分析にも適用でき,微量臭素酸を高感度に精度良く定量できます。*
(* 反応法によりシステム構成が一部異なります)

特長

臭素酸分析システム
臭素酸分析システム
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  1. 改良した反応液送液ポンプ(イナート)によりベースラインノイズを低減し,pptオーダーまで検出
  2. 高精度オートサンプラSIL-20AC(イナートキット使用)を採用して注入精度向上
  3. 酸化ハロゲン酸を同時定量
    酸化ハロゲン酸として,よう素酸イオン,亜塩素酸イオンの同時定量
Prominenceシリーズがベースなので,農薬分析**などにも応用可能。
(**UV検出が可能な成分)
*SIL-10Aiでも対応可能

改良した反応液送液ポンプによりベースラインノイズを低減し,pptオーダーまで検出

イナート送液ポンプ LC-20Ai

定評ある島津独自の反応液ミキシングデバイス(特許 第4082309号)に加え,送液制御のメカニズムを改良したイナートLC用送液ポンプLC-20Aiを反応液用送液ポンプに採用することにより,従来品よりもベースラインノイズを低減しました。水質検査法(厚労省告示第261号)に準拠して,500ppt(200μL注入)をベースラインノイズの影響を回避し感度良く検出できます。

高精度オートサンプラSIL-20AC(イナートキット使用)を採用して注入精度向上

ポンプ計量と全量注入方式を有するオートサンプラSIL-20ACを臭素酸分析システムに採用することにより,従来のシリンジ計量方式のオートサンプラ(SIL-10Ai)よりも注入精度を大幅に向上しました。また,金属部との接触による臭素酸の吸着や分解を低減する目的で,SIL-20ACにはイナート配管キットを搭載しています。

パンの分析例 (o-ジアニシジン法)

パンの分析例

パン中の臭素酸カリウム残留分析を,逆相カラム(ODS)を用い,o-ジアニシジン法によるポストカラム誘導体化検出で行った例です。 右図下段はパン試料,また上段はこれに標準品を添加(パン10gに対して臭素酸 250μg添加)した試料の分析結果です。 (測定では臭素酸イオンを検出しており,臭素酸,臭素酸カリウム,臭素酸ナトリウムを水に溶解した場合は,同様に検出されます)

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