Co-Senseシリーズ

自動試料前処理システム

NMR測定の時間短縮とランニングコストの低減

Co-Sense for LC-NMR

LC-NMRでは,移動相による妨害信号を除去するために高価な重水素化溶媒を大量に使用しなければなりません。また,オンラインではデータ積算によって感度不足を補うことができず,微量成分の測定には向きません。そのため,医薬品中の不純物のような微量成分を測定対象とする場合は,HPLCで分取した溶出液を複雑な処理を施してNMR測定する方法が採られます。
Co-Sense for LC-NMRは,試料からの目的物質の分離精製,濃縮・脱塩・重水素化溶媒への置換を自動的に行います。これにより,NMR測定における測定時間の短縮とランニングコストの低減を図ります。

Co-Sense for LC-NMRでは,4段階の作業工程をマニュアルまたは自動で行います。

1.分取

1.分取:目的成分を分取用カラムで分離し,その溶出液をサンプルループに溜めおく工程 

2.濃縮

2.濃縮:濃縮液を送液してサンプルループ内の溶出液をトラップカラムに導き,吸着させて脱塩・濃縮を行う工程

3.置換

3.置換:重水を送液してトラップカラム内の濃縮液を重水に置換する工程 

4.溶出

4.溶出:重水素化溶媒を送液して目的成分をトラップカラムから溶出させ,更に再精製した後,直接NMR管に採取する工程

特 長

試料処理の完全自動化

試料導入から,目的成分の精製,濃縮,脱塩,溶媒置換,NMR用サンプルチューブへの分画まで,試料前処理の全行程を完全に自動化しています。そのため,作業の効率が高まるだけでなく,手作業にありがちな誤操作が生じません。また,オンラインで連続的に処理しますので,不安定な試料であっても安定に測定することができます。

測定の高感度化

従来のLC-NMRに比べて目的成分を数倍~数十倍に濃縮することができるため,高いS/NのNMRスペクトルが短時間で得られ,測定のスループットが向上します。

HPLC条件の最適化

HPLCによる分離においては,NMR測定に依存せず,最適な分離条件に設定できます。そのため,NMRに合わせた条件を検討する必要がなく,条件設定にかかる労力が軽減されます。

操作の簡易化

グラフィカルユーザーインタフェースを採用したソフトウェアによりシステムを制御します。操作が簡単で,システムの稼動状況も一目でわかります。

溶媒消費量の低減

Co-Sense for LC-NMRでは溶媒を多量に消費する分取段階では通常の安価な溶媒を用います。高価な重水素化溶媒は極少量しか使用しませんので,ランニングコストを低減することができます。

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