GCMS-QP2020 NX

ガスクロマトグラフ質量分析計

Smart Performance - 定性解析に必要なあらゆる情報を簡単に取得 -

定性能力の高いGC/MSは,豊富なフラグメント情報が得られることから未知の化合物を同定するための手段として利用されています。化合物同定の手段としてマススペクトルライブラリが一般的に利用されますが,類似構造が多数存在する化合物やマススペクトルライブラリに登録されていない場合,化合物同定に経験を要します。
GCMS-QP2020 NXは,マススペクトルに加えて3種類の付加価値のある化合物情報を組み合わせて利用することができ,精度の高い定性解析を支援します。

付加価値の高い保持指標が登録されたデータベース

食品,化学,香料,法医学,代謝成分分析など,さまざまなアプリケーション分野に特化した保持指標付きデータベースをご用意しています。マススペクトルに加えて,化合物特異性の高い保持指標を組み合わせて検索することにより,異性体や類似した構造を持つ化合物を正確に同定します。

その他のマススペクトルライブラリ

  • NISTライブラリ
    一般化合物306,622件のスペクトルを登録
  • Wileyライブラリ
    一般化合物775,500件のスペクトルを登録
  • MPW DRUGライブラリ
    薬物,毒物,農薬,環境汚染物質用(10,430化合物)

最大10個のライブラリファイルを設定できます。NISTやWileyといったパブリックライブラリに加えて,多種のライブラリファイルも設定することができます。

EIとCI法を簡単に切り換えるSmart EI/CIイオン源

Smart EI/CIイオン源は,汎用的に利用されるEIの感度を損なわずに,イオン源を交換せずにCIのデータを採取できることを目的として新たに開発したイオン源です。
EI法ではマススペクトルライブラリを用いた同定が困難な場合でも,CI法のデータから分子量情報を取得することができ,未知の化合物の推定に役立ちます。

包装容器抽出物の分析例 (20%エタノールで抽出)

EIのマススペクトルとCIの分子量情報から酸化防止剤として使用されるトリス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)ホスファイトと推測されました。

計算精密質量を利用した組成推定

MassWorksソフトウェアは,四重極MSの質量プロファイルから計算精密質量を算出し,同位体比と計算精密質量から候補となる組成式を出力します。マススペクトルライブラリに登録されていない化合物の組成推定に役立つソフトウェアです。GC/MSデータで大部分の検出化合物をマススペクトルライブラリで同定し,同定できなかった化合物をMassWorksを利用した組成推定を行うことで,さらなる定性解析の質を向上します。

樹脂中添加剤の分析例

候補組成式とマススペクトルパターンからアジピン酸ジエチルヘキシル(C22H42O4)と推定

Top of This Page