GC/MS異臭分析システム

異臭の原因物質を確実に特定できる分析システム

GC/MS異臭分析システムの分析フロー

GC/MS異臭分析システムの分析フロー

1. 多様な成分を確実に同定するために3種類のカラムが選択可能

3種類の固定液相のカラムから候補と思われる対象成分の物性に応じて最適なカラムを選択できます。また,付属のハンドブックには,カラムごとの登録成分の検出下限が収録されているため,どのカラムを選択すれば良いかが容易に分かります。

例) 微極性カラムと高極性カラムを用いた場合のピーク形状の比較

イソ吉草酸のマスクロマトグラム

イソ吉草酸のマスクロマトグラム (左:Inert Cap 5Sil/MS, 右:Inert Cap Pure-WAX)



イソ吉草酸など酸性度の高い化合物は,微極性カラムを用いるとピークがテーリングしますが,高極性カラムを用いるとピーク形状が改善され,より高感度で測定できます。

対応カラム
InertCap® 5MS/Sil (30 m, 0.32 mm i.d., df=0.5 μm)
InertCap® 17MS (30 m, 0.25 mm i.d., df=0.25 μm)
InertCap® Pure-WAX (30 m, 0.25 mm i.d., df=0.25 μm)

*InertCapは,ジーエルサイエンス株式会社の商標です。

真空を止めずにカラムを交換

真空を止めずにカラムを交換
カラム交換による装置のダウンタイムを減らします。
MSとにおい嗅ぎ装置の検出器分岐システムの場合に利用可能です。

2. MRM, SIM分析により臭気閾値でも検出可能

異臭成分の中には臭気閾値が低い成分もあるため,微量濃度まで検出できる必要があります。GC-MS(/MS)の高感度なMRM,SIM分析は臭気閾値付近(数pg/g)の成分も確実に検出します。

異臭のあった食品中の
2,4,6-トリクロロアニソール(推測濃度18.166pg/g)
のマスクロマトグラム
(左:スキャン分析,右:MRM分析)

3. 保持時間予測表示機能により効率良くにおいを確認

におい嗅ぎ装置が備わっている場合,データベースで同定された異臭成分のにおいを確認できます。本システムには,保持時間予測表示機能が搭載されており,検出された成分の保持時間が表示され,時間に合わせてにおいを確認できます。

表示設定画面

表示設定画面

データ採取画面

データ採取画面

FDL-1によりマトリックス中のにおいを確認

検出された異臭成分のマトリックス中のにおいを確認する場合は,FDL-1(オプション)により標準試料の臭気をマトリックスの臭気に段階的に添加することで確認できます。

FDL-1(オプション)

*FDL-1はオプションです。

異臭成分の臭気流量(mL/min)

異臭成分の臭気流量(mL/min)

FDL-1は,マトリックスの臭気が流れているところに,異臭成分の臭気を異なる流量で混ぜることにより,混合比を段階的に変化させたにおいを確認できます。

注意事項
 1. データベースに含まれる情報の正確性や,その使用の結果得られる情報の有用性については何らの保証もされないことをあらかじめご了承ください。
 2. 本システムで得られる定性及び定量情報は,確認のために必ず標準試料を用いた試験を実施してください。
 3. 本データベースを用いて登録物質を確実に同定するためには,製品に含まれるメソッドファイルの装置条件にて測定してください。

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