GCMS-TQシリーズ,GCMS-QP2020シリーズ,GCMS-QP2010 Ultra/SE では,分析待機時の不要なガスと電力を節減する エコロジーモード を標準で搭載しました。装置のランニングコストと環境に対する負荷を低減します。 エコロジーモード により,装置からの発熱を抑えるので,空調にかかる消費電力も削減できます。

エコロジーモードの搭載で,待機電力を低減

エコロジーモード の搭載で,分析待機時の消費電力を従来機比で36% 削減(TQシリーズ,2020シリーズ,2010 Ultra)しました。
連続分析の後でも自動的に エコロジーモード に設定できますので,夜間分析の後においても自動的に電力を節約することができます。

室内空調への負荷も低減

 

エコロジーモード を起動することにより,分析待機時の消費電力を277 W 下げることができます。これにより,装置の廃熱も277 W 削減。通常,室内空調で277 W を冷却するためには約55 W*1の電力が必要ですが,この空調の電力も減らすことができます。
つまり, エコロジーモード を起動することにより,1 台当たり332 W の電力を低減することができます。
*1 空調のCOP値を5とした場合。

電力ピークを避けて夜間に分析を行うと・・・

電力負荷の平準化に貢献できます

 

使用電力がピークになる時間帯は エコロジーモード で対応し,使用量が下がる夜間に分析を行うと,電力負荷の平準化に貢献できます。

GC-MS分析時は,約1500 W*2の消費電力が必要ですが, エコロジーモード を用いた待機状態になると483 Wとなり,約1000 W削減できます。また,装置の消費電力が下がることにより,装置からの排熱量も減り,空調にかかる負荷も低減されます。
装置と空調を合わせると,1200 W*3もの電力を節約でき,大きな節電効果が得られます。
*2 消費電力は目安値です。分析条件により消費電力は異なります。
*3 空調のCOP値を5とした場合。

ECOシミュレーションで低減量を試算

ECOシミュレーションでは,お客様のラボ稼動状況に応じた エコロジーモード の効果を具体的に確認していただけます。

 
 

GCの節電対策

GCの場合は、スケジュール設定を使った装置の自動停止・自動起動、リモート操作による効率的な運用などで電力消費を抑えた運用をご紹介しています。

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