5D Ultra-e

自動LC分取包括的ガスクロマトグラフ質量分析システム

コールタールの網羅的分析および硫黄化合物の選択的検出

GCxGCはその分離能の高さから,試料の網羅的測定に利用されます。 しかし,極めて複雑な試料では不十分な場合もあります。 例えば,ジクロロメタンで希釈したコールタールを直接GCxGC-MS/MS(Q3 Scan)で測定すると,非常に複雑な2Dマップとなります(Fig.1)。 Fig.2 ~ 4は,同じ試料をLC-GCxGC-MS/MSで測定した結果です。 LCでタイプ毎に分離された3画分を連続してそれぞれGCxGC-MS/MS測定しました。 HPLCによる分離で簡素化された2Dマップからより詳細な網羅的分析が可能となります。

また,化石燃料中の硫黄化合物は,種類も豊富で低濃度で存在するため,マトリクスの影響を受けやすいことから,高選択・高感度検出が威力を発揮します。
Fig.5は,2画分目に含まれるS化合物(Dibenzothiophene)をMRM測定した結果です。MS/MSによりジベンゾチオフェンの各異性体を選択的に検出できました。

Fig.5 2画分目のDibenzothiopheneの2Dマップ(MRM)

 

* データは,Mondello先生(Messina大学,Chromareleont S.r.l.)からご提供いただきました。

* 本システムは,用途に応じた条件の最適化が必要となります。ご検討の際には必ず事前に弊社担当営業もしくは代理店に詳細をご確認願います。

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