MDGC/GCMS-2010シリーズ

MDGC/GCMS-2010シリーズ

マルチディメンジョナルGC/GCMSシステム

MDGC/GCMS-2010シリーズ

複雑なマトリックスから目的成分を高分離


石油製品や香料製品など,非常に多くの化合物を含んだ試料の場合,特定の化合物を完全に分離,定量することは困難です。 MDGCは,分離特性の異なるカラムを用いることにより,このような複雑なマトリックスから目的の成分を高精度に分離できます。

MDGC/GCMSシステムの解説

システム説明図

マルチディメンジョナルGC/GCMSシステムは,特性の異なる2本のカラムを用いて,通常のシングルカラムでは得られない高分離分析を行うことのできるシステムです。 最初に通過したカラム(1stカラム)で分離が不十分な成分のピークを,別の種類のカラム(2ndカラム)に導入(ハートカット)することにより,ピークを分離します。

市販レモン水中のリモネン光学的異性体の分析例

ピークの分離例

主な用途

  • 多くのマトリックスを含む試料中の特定成分の分析
    石油製品(ガソリン,軽油,灯油など)
    香気分析(食品,飲料など)
    光学的異性体
  • 主成分に隠れた微小ピークの分離分析
    ファインケミカル製品
    原料中の不純物の分析
  • 環境試料中の有害成分の分析

分析アプリケーションデータ

G253 マルチディメンジョナルGC システムのご紹介(PDF,97kB)
<内容紹介>
 石油精製品,香料,環境試料など,組成の複雑な試料中に含まれる微量成分を精度良く分析することは,簡単ではありません。 目的成分と夾雑成分との完全な分離が難しいためです。 従来は,試料前処理の検討,分離カラムの検討,選択的検出器の検討などを行い,時間をかけて解決策を探してきました。 しかし,最近では比較的簡便に高分離を実現できる,マルチディメンジョナルGC(Multidimensional GC:MDGC)システムを用いることで,前述のような試料に含まれる微量な成分でも,高精度に分析できるようになってきました。 MDGCシステムは2種類のカラムを組み合わせ,1段目のカラムで分離できなかったフラクションをハートカットし,性質の異なる2段目のカラムに導入してさらに詳しく分離を行うシステムです。 本アプリケーションニュースでは,MDGCシステムについてご紹介します。

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