検出器分岐システム

アドバンストフローテクノロジーシリーズ

香水のFIDとMS-TIC同時分析例

 香料など天然物由来の試料の分析では,定量応答範囲が広いFID(水素炎イオン化検出器)による分析と未知成分の定性情報を得ることのできるMS(質量分析検出器)の併用が有効です。ここでは,検出器分岐システムによる香水のFIDとMSの同時分析例(スプリット分析)をご紹介します。

Fig.1

Fig.1

 通常分析では,GC-FIDとGCMSを準備し,分析クロマトグラムを比較する必要がありますが,検出器分析システムを用いれば,Fig.1のように,一回の試料分析で同一パターンのトータルイオンクロマトグラム(TIC)とFIDのクロマトグラムを得ることができます。また,適切な内径,長さの抵抗管を用いる事により,ピークA,B,Cのように各ピークの保持時間の差を1秒以内に抑えることが可能です。
 本分析例では,FIDによりピークAの濃度は0.13%,TICのピークAのマススペクトルから,ピークAは,D-Limoneneと定性できました。(Fig.2)

Fig.2
Fig.2

Fig.2

 1回の分析にて,多くの情報が得られる検出器分岐システムでは,分析装置やカラムのコストや分析時間を節約する事ができます。
 

グレープフルーツオイルの分析例(FID+FTD+FPD)

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