Nexis GC-2030
ガスクロマトグラフ
拡張性を高めるオプション
最大3つの注入ユニットと4つの検出器を同時搭載可能
分析目的や対象にあわせて,4種類の注入ユニット,6種類の検出器を選択できます。LabSolutionsを使用すれば,4つの検出器を同時に制御することも可能です。※
※検出器の搭載数は種類によって変わります。注入口で同時制御できるのは2つまでです。
注入ユニットラインアップ
スプリット / スプリットレス注入ユニット SPL-2030 |
・ 工具を使わずワンタッチで注入口を開閉でき,インサート交換が容易。高温高圧条件でもシール性を確保。 ・ 標準でナローボアカラムによる高速分析に対応。 ・ キャリアガスセーブ機能でスプリットガス使用量を低減。 ・ 高圧注入が可能。 |
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オンカラム注入ユニット OCI-2030 |
・ コールドオンカラム(OCI)法の試料導入が可能。 ・ コールドオンカラム(OCI)法では,オプションの簡易OCI 用インサートにより,Φ0.53プレカラムを接続せずに内径の細いキャピラリカラムが使用可能。(プレスタイトコネクタ不要) ・ 高沸点化合物(直鎖炭化水素で炭素数100 以上)の分析にも対応。 ・ 2つのユニットを同時搭載が可能。 |
ダイレクト注入ユニット WBI-2030 |
・ 工具を使わずワンタッチで注入口を開閉でき,インサート交換が容易。高温高圧条件でもシール性を確保。 ・ 溶媒のテーリングを抑制するセプタムパージ流路を完備。 ・ ガラスインサートをスプリットレス分析用と共通化し,簡略化(特許取得済)。 ※パックドカラムを接続する場合は別途お問い合わせください。 |
プログラム昇温注入ユニット PTV-2030 |
・ プログラム昇温気化(PTV)法の試料導入が可能。 ・ 不活性,耐熱性の石英インサートを採用。 ・ 2つのユニットを同時搭載が可能。 |
パックドカラム注入ユニット SINJ-2030 |
・ ガラスパックドカラム, SUSパックドカラムの接続が可能 |
検出器ラインアップ
水素炎イオン化検出器 FID-2030 |
有機化合物全般 | ・ ノズルとコレクタの構造を最適化し,従来製品よりレスポンスを向上。 ・ 制御部とフローコントローラの安定性を向上。ノイズを低減,世界最高レベル※の感度を実現。 ・ 自動点火,自動再点火,自動消火機能を標準搭載。 ・ 予期せぬ水素炎消炎時に,ガス供給圧をゼロレベルに低下させるフィードバック機能を搭載。 ・ 水素ガス供給ジョイント部のみ左ネジを採用し,誤配管を防止。 |
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炎光光度検出器 FPD-2030 |
有機リン系化合物 硫黄系化合物 |
・ 光学系を一新し,デュアルフォーカスシステムにより世界最高レベル※の感度を達成。 ・ 試料成分の吸着,分解を防ぐノズル構造を採用し,ノズル形状の改良によりフレームの安定性を向上。 ・ 小型化と高温使用(450℃)を両立した設計を実現。 ・ 水素ガス供給ジョイント部のみ左ネジを採用し,誤配管を防止。 ・ LabSolutions 使用時には,フィルタ種類(リン用,硫黄用,スズ用)を選択するだけで,検出器流量の最適感度推奨値が自動設定。 |
熱電導度検出器 TCD-2030(キャピラリ用) |
無機ガス 高濃度有機化合物 |
・ マイクロボリュームセルの採用により,シャープなピークにも対応可能。 ・ カラムオーブン温度の影響をより受けにくく安定した分析が可能。 |
熱電導度検出器 PTCD-2030(パックド用) |
無機ガス 高濃度有機化合物 |
・ パックドカラムに対応したTCD。 ・ カラムオーブン温度の影響をより受けにくく安定した分析が可能。 |
熱イオン化検出器 FTD-2030 |
有機窒素系化合物 リン系化合物 |
・ コレクタを改良し,夾雑成分由来のマイナスピークを低減。 ・ 工具を用いずコレクタの交換が可能。 ・ アルカリソース再生キット(オプション)を用いることで,ランニングコストの低減が可能。 ・ 水素ガス供給ジョイント部のみ左ネジを採用し誤配管を防止。 |
エレクトロンキャプチャ検出器 ECD-2010 Exceed |
親電子性化合物 | ・ ECDセル構造とパージ流量の最適化,高耐久性材料の採用により,高感度,広いダイナミックレンジ,高耐久性を有する,世界最高レベル※の性能を実現。 |
バリア放電イオン化検出器 BID-2030 |
低濃度の無機ガス 有機化合物 |
・ He とNe 以外のあらゆる化合物を高感度に検出可能。 ・ TCD の100 倍以上,FID の1.5 倍以上の感度。 ・ プラズマが電極に触れないバリア放電を採用し,電極部が高温にならないため電極の劣化が半永久的に起こらず,長期的に安定した分析が可能。 |
硫黄化学発光検出器 SCD-2030 |
硫黄系化合物 |
・複雑なマトリックスに含まれた微量硫黄化合物を正確にとらえ,高精度な分析を可能にします。
・新設計の高効率レドックスセルとウルトラショートフローパスの採用により,高感度と安定性を実現しました。
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※2020年3月現在、当社調べ。


- ※1.エレクトロンキャプチャ検出器(ECD)のご使用には,「放射線障害防止法」により,原子力規制委員会への使用許可あるいは使用届出が必要です。
- ※2.表示付認証機器でないECDについては,「電離放射線障害防止規則」にもとづき労働基準監督署への届出が必要です。
(官公庁等では「人事院規則」により必要な手続きが別途定められている場合があります。) - ※3.消防署への届出・内容はそれぞれの地方自治体での条例に従ってください。
- ※4.エレクトロンキャプチャ検出器(ECD)を廃止の際には,線源を専門廃棄業者もしくは当社にお引渡しいただくと同時に,法律に定められた行政手続が必要です。
- ※5.ECDの使用温度は350℃以下となっています。
- ※6.表示付認証ECDセルの点検期限は5年1)です。期限までにセルの交換2)をお願いします。
1)当社工場での出荷前検査日より起算 2)有償 - ※7.新しい部品番号のECDセル(2007年9月以降)は,原子力規制委員会に提出する申請書類の記載内容が以前と一部変更になりました。
表示付認証機器のご購入前に使用等の条件や届出手続きに関する説明をいたしますので,説明内容について了解されたことを記録する書面に署名していただきますようお願いします。