使用GC:GC−2010

試料注入口:OCI/PTV-2010

PTV分析の場合、シリカウールの最適位置は分析対象によって大きく異なります。下記を参考にして最適位置を検討してください。標準的な注入量(1〜2μl)の場合、1〜2mgを詰めてください。

[針先直下のシリカウール位置]
 25mm AOC-20i
 27mm マニュアル注入AOC用シリンジ使用(針長さ43mm)
 35mm 針長さ51mmシリンジ(ハミルトン製等)

熱的に不安定な化合物をコールドインジェクションで分析したい場合には、シリンジの針先近くにシリカウールをセットします。

コールドインジェクションの場合は、ホットインジェクションに比べウールの量や位置が分析に大きな影響を与える場合は少ないといえます。

沸点範囲の広い試料や高沸点化合物の分析では、シリカウールを上端より35mm〜50mmの位置に詰めた方が回収率が良くなる傾向があります。

試料注入口内での吸着、分解を防ぐためにシリカウールは不活性化処理済の物の使用をお勧めします。

不活性化シリカウール:10mg(P/N 221-48600)

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