必ず各部の温度を50℃以下に下げた後、メンテナンス作業を行なってください。
取り外した部品等は清浄なトレイやシート上に置き、紛失、汚染の無いように注意してください。
適切な工具を使用し、作業を行なってください。使用する工具は、あらかじめ汚れをアセトンを含ませたガーゼ等で拭き取っておいてください。
ピンセット,六角レンチ(再生用アダプタ付属品)
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FTD2010コレクタ再生キット(221-49079-91)とコレクタ再生用アダプタ(221-70846-91)を用意してください。 |
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[DET]キーを押してFTD画面を表示し、FTD温度を50℃以下に下げ、検出器ガスの供給を停止します。FTDパワーコントローラをOFFにします。 |
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コレクタ固定ローレットネジ2本を緩めます。
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コレクタカバーを外します。
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FTDコレクタを手で回転させて緩めます。 |
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FTDコレクタを取り外します。
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コレクタ再生用アダプタ付属の六角レンチでネジを緩め、コレクタつまみ部を取り外します。 |
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コレクタ再生用アダプタを取り付けます。 |
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六角レンチでとめネジを締め付け、コレクタ再生用アダプタを固定します。 |
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コレクタを上下逆にして取り付けます。 |
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コレクタ固定ローレットネジを上下交互に数回締め付けます。 |
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アルカリソース部のフィラメントの赤熱を確認しながら少しずつパワーを上げていき、薄橙色になったところで、ピンセット等で追加用の棒状アルカリソースをコイルに軽くふれさせ、少しずつ溶かしてコイル上にアルカリソースを追加していきます。 熱容量が増加しコイルが暗くなり、追加用アルカリソースがコイルにくっついてしまった場合には5〜10%程度電圧を上昇させると再度赤熱しますので不要部分を取り去って下さい。アルカリソースは追加し過ぎると分析時の感度低下の原因になりますのでコイルを薄く覆う程度(外径1.8〜2mm)を目安としてください。 |
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追加が終わったら、さらに電圧 |
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コレクタ固定ローレットネジ2本を緩め、コレクタを取り外します。 |
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取り付けたのと逆の手順でコレクタ再生用アダプタとコレクタつまみ部を付け替えます。 |
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FTDコレクタを当たるところまで回し、取り付けます。強く締め付け過ぎるとフィラメントが断線する場合があるため、取り付けはドライバー等を用いずに手でおこなってください。 |
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コレクタカバーを取り付けます。 |
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コレクタ固定ローレットネジを上下交互に数回締め付けます。 片方を締めたときにもう一方が緩む場合がありますので必ず複数回十分に固定できているか確認してください。このネジが緩むとアルカリソースの赤熱が弱くなり感度低下の原因になる場合があります。 |
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アルカリソースをなじませ、ノイズの原因となる侠雑成分を低減するために、電流値1.00pA程度に設定し、分析条件と同じ水素、Air、メイクアップガスの流量で、3〜5時間程度調整モードにしてコンディショニングしてください。 |
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