必ず各部の温度を50℃以下に下げた後、メンテナンス作業を行なってください。
取り外した部品等は清浄なトレイやシート上に置き、紛失、汚染の無いように注意してください。
適切な工具を使用し、作業を行なってください。使用する工具は、あらかじめ汚れをアセトンを含ませたガーゼ等で拭き取っておいてください。
INJ用スパナ(標準付属品),10x12スパナ(標準付属品),6x8スパナ(標準付属品)
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装置を停止します。 |
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ドア右下のレバーを手前に引き、カラムオーブンを開きます。 |
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キャリアガスラインが分岐され、Cラインとスプリットベントの両方に配管されてOCIモードの配管になっていることを確認します。
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INJ用スパナでインサート固定ナットを外し、インサートにはOCIアダプタが装着されていることを確認します。 OCIアダプタ 221-49298-91 Oリング,P3 036-11201-84
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INJ用スパナでインサート固定ナットを締め付けます。 |
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φ0.53のプレカラム(または分析用ワイドボアカラム)に袋ナットを通した後、グラファイトフェルールを103mmの位置に仮止めします。(SPL用のグラファイト固定具等を用いて抜け落ちない程度にしめてから位置を合わせてください) 不活性キャピラリチューブ(液相無)0.53mm×10m 221-43198 袋ナット 221-16325-81 グラファイトフェルールG0.8 221-32126-08 |
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7-1 |
OCI用シリンジを注入口にあたるところまで差込みます。 OCI用シリンジ SSOT-221-37282-02 |
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7-2 |
AOCを使用する場合には、電源を切った状態でドアを開け、OCI用シリンジの取り付けられたシリンジ駆動部を手でもってシリンジを一番下まで下ろします。 |
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8 |
カラムオーブン側よりプレカラム(または分析用ワイドボアカラム)を差し込みます。シリンジニードルに当たってうまく入らない場合にはシリンジを少し上下させるとセンターが合って入りやすくなります。 |
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上端に当たるところまで差しこみ、ナットを固定します。カラムをあまり強く押し付けすぎると、固定した際にカラム先端がつぶれてしまう場合があるので注意してください。 |
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シリンジを引き抜きます。 もう一度シリンジを差し込んで、カラムにひっかかることなくスムーズに入ることを確認します。 |
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分析カラムをカラムハンガーにかけます。 プレカラムと分析カラムをプレスタイトコネクタで接続します。 プレカラム先端および分析カラム先端はキャピラリカッター等を用いて垂直に切っておきます。接続の際にカラム先端に少量の有機溶媒をつけるとポリイミド部のシールがやり易いです。 プレスタイトコネクタ(5本入) 221-38102-91 |
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カラム検出器側に、使用する検出器用のグラファイト固定具を用いてグラファイトフェルールを固定します。 |
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分析カラムを検出器に取り付け、スパナで固定します。 |
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簡易OCI法の場合、OCIアダプタの代わりにガラスインサートを用います。 注入口側へのカラム差しこみ長さは75mm前後にあわせ、軽く当たるところまで差しこみ、固定してください。使用できるカラムの内径は0.53mm以上に限定されません。 ガラスインサートOCI-2010 221-49381-01 (-02 不活性処理済み) |
メンテナンストップ GC-2010全体 GC-2010検出器 GC-2010試料注入口 GC-2010カラムオーブン