※選択されている項目があります。
221-79203H
ガスクロマトグラフ
NexisTM GC-2030
取扱説明書
この文書をよく読んで正しくご使用ください。
いつでも使用できるように大切に保管してください。
Jul. 2021
はじめに
本製品をご使用の前に、取扱説明書を必ずお読みください。
このたびは本製品をお買い上げいただきありがとうございます。
本製品には、下記の2つの取扱説明書と、メンテナンスヘルプが付属しています。
文書名
文書番号
提供形態
説明
GC-2030
取扱説明書(本書)
221-79203
DVD-ROM *1
本製品の概要や機能など、メンテナンス作業以外の情報を記載しています。本製品のご使用前に必ず目を通してください。
GC-2030
操作ガイド
221-79200
冊子
本製品の日常操作を、取扱説明書とメンテナンスヘルプから抜粋して記載しています。本製品の近くで保管し、日常操作時にご使用ください。
GC-2030
メンテナンスヘルプ
-
DVD-ROM *1
GC-2030のメンテナンス作業を解説するヘルプです。装置のメンテナンス時にご使用ください。
*1 DVD-ROMの使用方法は「DVD-ROMの使い方」を参照してください。
取扱説明書は本製品とともに大切に保管し、いつでも参照できるようにしてください。
本製品は、ガスクロマトグラフの使用について研修を受けた方の使用を対象にしています。
取扱説明書には、本製品の使用方法、本製品に関連した付属品やオプションなどについて記載しています。取扱説明書をよく読んで、内容に従って正しく使用してください。
お願い
おことわり
取扱説明書の表記
この取扱説明書では、危険や損害の大きさに応じて、注意事項を次のように記載しています。
表記
意味
その事象を避けなければ、死亡または重傷に至る可能性のある場合に用いています。
その事象を避けなければ、軽傷または中程度の傷害を負う可能性のある場合、および物的損害の可能性のある場合に用いています。
注記
装置を正しくご使用していただくための情報を記載しています。
また、この取扱説明書で使われている、絵表示の意味は次のとおりです。
表記
意味
してはいけない禁止内容を示します。
必ず実行していただく強制内容を示します。
装置をより便利にご使用していただくための情報です。
参照先を記載しています。
[ ]で囲まれた文字
画面上の項目や画面名称を角カッコで囲んで記載しています。
例:[OK]をクリックする。
「 」で囲まれた文字
入力する数値、文字、キーボードの名称をカギカッコで囲んで記載しています。
例:「Ctrl」キーを押しながら「N」キーを押します。
DVD-ROMの使い方
本製品の「取扱説明書」と「メンテナンスヘルプ」をDVD-ROMで提供しています。
DVD-ROMの使用方法は以下のとおりです。
注記
管理者権限を持つユーザーアカウントでPCにログインしてから実行してください。
取扱説明書とメンテナンスヘルプは、次の環境で閲覧できます。
Internet Explorer® 10、Internet Explorer® 11、Microsoft Edge®
Chrome™ 45、Safari® 8
1
PCにDVD-ROMを挿入する。
2
[GC2030Manual.msiの実行]をクリックする。
3
[次へ]をクリックする。
4
[インストール]をクリックする。
[ユーザーアカウント制御]画面が表示されたときは、[はい]をクリックします。
5
[完了]をクリックする。
デスクトップにアイコンが作成され、インストールは完了です。
6
デスクトップの をダブルクリックする。
次の画面が表示されます。
7
閲覧する項目をクリックする。
HTMLマニュアルが開きます。
安全にお使いいただくために
本製品を使用する前に、この「安全にお使いいただくために」をよく読み、正しく使用してください。ここに記載されている注意事項は、安全に関する重大な内容ですので、必ず守ってください。
本取扱説明書以外に、「高圧ガス保安法」、「一般高圧ガス保安規則」、「道路法」、「港則法」、「航空法」、「船舶安全法」、「消防法」などの法令、本製品で使用する基準ガスの製造メーカーが発行するSDS(安全データシート)、および本製品と一緒に使用する機器類の取扱説明書もあわせてお読みください。
用途に関する注意事項
日本国外で使用しない。
本製品は、日本国内において使用することを目的に製造されています。
諸外国では電源仕様などが異なるため使用できません。また、安全法規制(電波規制や材料規制など)は国によってそれぞれ異なります。本製品および関連消耗品をこれらの規制に違反して諸外国へ持ち込むと、罰則が科されることがあります。
用途以外には使用しない。
本製品は、定性・定量分析を行うための分析装置です。用途以外の使用は事故の原因になります。
設置場所に関する注意事項
引火性、爆発性があるガスの近くに設置しない。
火災や爆発の原因になります。
可燃物がある場所に設置しない。
装置の開口部から熱風を排気します。可燃物に直接熱風があたると燃焼し、やけどや火災のおそれがあります。
十分に換気ができる場所に設置する。
換気が不十分な場合、使用するガスによっては酸素欠乏状態になるおそれがあります。
腐食性ガスや有機溶剤/ハロゲン化物/シロキサン類を含むガス、オイルミスト、ごみ/ほこりの多い場所には設置しない。
性能が維持できなくなったり、装置の寿命が短くなったりすることがあります。
強い電磁波が存在する場所や強いノイズがある電源で使用しない。
誤動作の原因になります。また、仕様どおりのデータが得られないおそれがあります。
本製品を設置する机や台は、製品全体の質量に十分耐えられるもの、平らで安定し奥行きが1040 mm以上のものを使用する。
装置の本体質量は約43.5 kgです(SPL/FIDモデルのとき)。条件が満たされない場合、転倒や落下による事故の原因になります。
装置の背面を壁から500 mm以上離す。
カラムオーブン冷却時に装置背面の排気孔から高温の空気が噴き出します。据え付け時は、以下の設置条件を守ってください。
装置背面に可燃物を置かない。
背面から壁まで500 mm以上あける。
オプションの排気ダクト(P/N:S221-80955-41)を追加した場合は、壁までのスペースは250 mm以上あれば問題ありません。
背面の保守・点検のためのスペースを考慮する。
装置の左側面を壁から100 mm以上離す。
左側面のスリットは、カラムオーブンの外壁を冷却するために重要です。また側面排気孔は、カラムオーブンの冷却効率を向上するのに必要です。
本製品の性能維持のため、下記の設置条件を守り設置する。
室温が5~40 °C以内で、1日の温度変化が小さいこと
湿度が5~90 %を保てること(ただし結露なきこと)
暖房、冷房などからの風が直接あたらないこと
直射日光があたらないこと
振動が少ないこと
結露しない場所
設置環境(IEC)を満たす場所
(設置カテゴリ II、汚染度2、高度2000 m以下、室内)
保守・点検のためのスペースが必要なため、背面は壁から500 mm以上離すこと
左側面と右側面はそれぞれ100 mm以上のすき間があること
電源操作がしやすい場所に設置する。
緊急時に主電源スイッチをOFFにする必要があります。
据付作業に関する注意事項
本製品を安全にお使いいただくために、据付、調整は、当社または当社指定のサービス担当店に依頼してください。また、据付後に移設する場合も、ご使用者で移動は行わずに、当社または当社指定のサービス担当店に依頼してください。
ブレーカーやコンセントをデータ処理装置などと共用しない。
定格以上の電流が流れると、発熱による火災のおそれがあります。
電源コードの上に、重い物を載せたり、熱器具に近づけたりしない。
電源コードを加工したり、無理に曲げたり、引っ張ったりしない。
電源コードを釘やステープルで固定しない。
上記のことを守らないと、発火、感電、故障の原因になります。
電源コードが傷んだ場合、当社または当社指定のサービス担当店に連絡してください。
以下の条件を満たすGC-2030専用のコンセントを単独で使用する。
定格電流
電源電圧
標準モデル(FID付)
オプション付モデル最大値
AC100 V
18 A
26 A
AC115 V
15.7 A
22.6 A
AC230 V
11.3 A
14.8 A
独立した漏電ブレーカー
2極接地付
注記
漏電ブレーカーは、配線や機器からの漏電を検出すると自動的に電気を切って感電や火災のリスクを低減します。
電源コードは、容易に手が届く位置に遮断器を設置した電源に接続する。また、本製品用の遮断器であることを明示する。
緊急時に遮断器で電源を遮断する必要があります。
コンセントの定格電流を守る。
上記のことを守らないと、発火、感電、故障の原因になります。
装置背面のラベルに表示している電源電圧に適合する電源に接続する。
適合していないと、発火、感電の原因になります。電源電圧が不安定な場合や電源容量が不足していると、満足すべき性能が得られません。システム全体の電源容量についても、確認の上、適合する電源を準備してください。
電源電圧*1
(本体銘板の表示)
消費電力
周波数
定格遮断容量*2
AC100 V(100 V~)
1800 VA
50 Hz/60 Hz
80 A
AC115 V(115 V~)
1800 VA
50 Hz/60 Hz
80 A
AC230 V(230 V~)
2600 VA
50 Hz/60 Hz
50 A
*1 電源の電圧変動は、電源の公称電圧の10 %を超えないようにしてください。
*2 本装置の電源は、この電流容量以下の電流で遮断するサーキットブレーカーを備えたコンセントに接続してください。
本製品の金属製のガス配管が、コンセント、電源コード、電源プラグの近くを通らないように固定するか束ねる。
金属製の配管が電源に接触した場合、発熱による爆発や、やけどのおそれがあります。
地震などに備え、転倒防止の対策をする。
振動により装置が転倒または落下し、けがをするおそれがあります。
接地する。
接地しないと、故障や漏電のときに、感電のおそれがあります。また、装置動作の安定を確保するためにも重要です。
電源コードは容易に手が届く位置のコンセントに挿入する。
緊急時に電源コードをコンセントから抜く必要があります。
本製品の上に他の機器や物を載せたり、他の機器の上に本製品を載せない。
転倒や落下による事故の原因になります。
据付直後は十分に換気する。
オーブン温度を高くすると匂いが発生することがあります。この匂いはオーブン断熱材内の糊(材質:とうもろこしでんぷんなど)によるもので、数時間程度でおさまります。
PC、周辺機器、オプション製品と等電位接地する。
等電位接地をしないと、装置間通信の途絶や装置が故障するおそれがあります。
作業/操作に関する注意事項
開口部付近や背面に可燃物を置かない。
開口部や背面から熱風を排気します。熱風が直接可燃物にあたると、発火や火災のおそれがあります。
主電源スイッチがONのときに電源プラグを抜かない。
放電による火花が発生し、有機溶剤に引火するなど火災のおそれがあります。
引火性がある溶媒や試料(二硫化炭素など)を使用するときは、バイアル(溶媒、廃液用ビンを含む)にセプタムをキャップでしっかり締め付けて固定する。
溶媒や試料が蒸発して充満すると、蒸気や液体に引火して火災を引き起こすおそれがあります。
注記
AOC-20で二硫化炭素のような特に引火性が強い溶媒を使用するときは、試料冷却ファン(P/N:S221-44995-91)を必ず使用してください。それ以外の引火性溶媒または試料を使用する場合も、試料冷却ファンの使用を推奨します。
廃液バイアルから液体があふれないように、廃液バイアルの容量限界内で使用する。
蒸気が充満したり液体があふれたりすると、注入口からの高温の熱により、蒸気や液体に引火して火災を引き起こすおそれがあります。
開口部や背面からの熱風に注意する。
開口部や背面から熱風を排気します。熱風によるやけどや火災のおそれがあります。
検出器(特にTCD、PTCD、FTD)付近では携帯電話を使用しない。
誤動作の原因になります。また、仕様どおりのデータが得られないおそれがあります。
指定されたガスを接続する。
指定以外のガスを接続すると、製品の故障や事故の原因になるおそれがあります。
本製品の上に、水や有機溶剤など液体をこぼした場合は、ただちにふき取る。
故障の原因になります。
本製品とともにPCなどのOA機器を使用する場合は、液体がかからないように注意する。
上記のことを守らないと、火災や感電の原因になります。
電源プラグや電源コードの操作は、下記の内容を注意する。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
電源コードは、必ず電源プラグ部をもってまっすぐに抜き差しする。
電源プラグをコンセントの根元まで確実に差し込む。
電源プラグの抜き差しが極端に緩いときや、差し込んだ際にぐらつきがあるときは使用しない。
電源コードを束ねて使用しない。
延長コードやテーブルタップを使用しない。
電源コードを継ぎ足さない。
電源プラグのほこりを乾いた布でふき取る。
半年に1回は行います。トラッキング現象による火災の防止になります。
長い間電源プラグをコンセントに差したままにすると、コンセントと電源プラグの間にほこりがたまります。たまったほこりに湿気が加わると、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱して劣化させ、電源プラグの刃と刃の間で電流が流れるようになり、やがて発火します。
修理/分解/改造の危険性
無断で改造/分解をしない。
感電やショートによる事故の原因になります。また、けがや故障の原因になります。
修理は、当社または当社指定のサービス担当店に依頼する。
発火、感電、けがの原因になります。
保守点検/整備に関する注意事項
本製品の外面を清掃するときは、本製品を水で濡れたままにしたり、アルコールやシンナー系の溶剤でふいたりしない。
本製品の性能が維持できなくなったり、本製品の寿命が短くなったりするおそれがあります。
外面を清掃するときは、少量の水または中性洗剤を含ませた柔らかい布でふいたあと、乾いた布で水分をふき取ってください。
カラムオーブンの温度が40 °C未満になっていることを[温度モニタ]画面で確認する。
試料気化室と検出器の温度が50 °C以下になっていることを[温度モニタ]画面で確認する。
GC停止直後は、各部の温度が高い場合があります。各部の温度がメンテナンス可能な温度に下がってから操作してください。
高温のまま作業をすると、やけどをするおそれがあります。また、高温時にナットまたはClickTekコネクタ(オプション)を回すと、摺動部が焼き付くおそれがあります。
部品を交換するときは、「標準付属品」、「GCシリーズ付属品ハンドブック」、「メンテナンスヘルプ」に記載されている部品を使用する。
それ以外の部品を使用すると、部品が破損し正常に使用できないことがあります。また、けがや故障の原因になります。
定期的に漏電ブレーカーの動作を確認する。
漏電ブレーカーが正常に動作しないと、感電や火災のリスクが高くなります。
点検手順
1.
装置の主電源スイッチがOFFになっていることを確認する。
2.
装置の電源プラグをコンセントから抜く。
3.
漏電ブレーカーのテストボタンを押す。
4.
ブレーカーが落ちて電源が遮断されることを確認する。
5.
ブレーカーを復帰する。
6.
装置の電源プラグをコンセントに差す。
注記
装置が正常に動作し、正確な温度制御をするためには、適切な電源が必要です。電源の電圧と電流値のどちらか一方でも不適切な場合、カラムオーブンの昇温速度が装置の仕様を満足しないなど、基本動作に障害が出るおそれがあります。
本製品は、カラムオーブン、試料気化室、検出器などを適切な温度に制御しながら分析するため、装置にいくつかの大容量ヒータを搭載しています。
保守・点検をするときは、保護メガネを着用する。
試料が飛び出し、目に入って負傷するおそれがあります。
装置の使用前に、定期的にカラムオーブンドアの内側にある断熱材が変形していないことを確認する。
断熱材が変形していると、すき間からカラムオーブンの熱が漏れ、仕様どおりのデータが得られないおそれがあります。断熱材が変形しているときは、ただちに装置の使用を停止し、当社または当社指定のサービス担当店に連絡してください。
緊急時の処置
異音、異臭など装置に異常を発見したときは、装置を緊急停止してください。
緊急停止したときは、起動前に装置を点検し、必要に応じて当社営業所または代理店に連絡してください。
緊急時の停止操作
1
装置の主電源スイッチをOFFにする。
2
付属装置の電源をすべて切る。
3
キャリアガス、水素、空気、メイクアップガス、酸素を供給する配管の元栓を閉める。
4
電源プラグをコンセントから抜いて、電源の供給を遮断する。
5
装置を設置している部屋の窓やドアを開き、換気する。
停電時の処置
停電が発生したときは、以下の処置を行ってください。
1
すみやかに水素ガス、酸素の供給を停止する。
2
装置の主電源スイッチをOFFにする。
3
付属装置の電源をすべて切る。
4
装置を設置している部屋の窓やドアを開き、換気する。
5
停電復帰後は、「据付作業に関する注意事項」および「作業/操作に関する注意事項」を確認し、通常どおり装置を起動する。
注記
停電時、ガス供給は自動で停止します。
停電時のキャリアガスの停止によるカラムの劣化を防ぐため、当社では停電対策キット(P/N:S221-81005-41)を用意しています。
必要に応じて使用してください。
長期使用製品の安全点検
安全点検期間内に、必ず安全点検を受けてください。
本製品の設計標準使用期間は10年です。設計標準使用期間を超えて使用すると、経年劣化による発火、けがなどのおそれがあります。
安全点検は有償です。当社営業所/代理店または当社指定のサービス担当店に依頼してください。
設計標準使用期間とは、取扱説明書に記載された使用条件(標準使用条件)の下で使用した場合に安全上支障なく使用できる標準的な期間で、製品の保証期間とは異なります。
標準使用条件と異なる条件で使用された場合は、設計標準使用期間よりも早く安全上の支障をきたすおそれがあります。使用中に異常な症状を感じたら、すぐに当社営業所/代理店または当社指定のサービス担当店に連絡してください。
日常の保守点検および交換部品については、本書「保守・点検」および「メンテナンスヘルプ」を参照してください。
本製品は、国の定める「長期使用製品安全点検・表示制度」の対象品目ではありません。
警告ラベルと残留リスク
本製品を安全にお使いいただくために、注意が必要な箇所に警告ラベルを貼っています。
警告ラベルを紛失または損傷されたときは、当社営業所または代理店に連絡して新しいラベルを取り寄せ、正しい位置に貼ってください。
また、残留リスクとは、設計/製造段階で除去または低減できなかったリスクのことです。必ず「説明」の内容をよく読み、理解したうえで使用してください。
上面
No.
説明
1
高温注意
分析中に試料気化室、検出器、INJ/DETカバーに触れないでください。やけどをするおそれがあります。
2
火災注意
INJ/DETカバーの上に物を載せないでください。火災のおそれがあります。
3
水素ガス取り扱い注意
使用しない水素用圧力制御バルブは全閉にし、カラム接続口を密閉してください。オーブン内に水素ガスが充満すると爆発するおそれがあります。
装置内部
No.
説明
1
高温注意
分析中に試料気化室、検出器、INJ/DETカバーに触れないでください。やけどをするおそれがあります。
背面
No.
説明
1
水素ガス使用上の注意
水素ガスが大量に漏れた場合、爆発する可能性があります。
  • 配管を間違わないようにして接続してください。
  • 使用しない時はガスの元栓を閉じてください。
  • 使用の都度、ガス漏れがないことを点検してください。
  • 換気を十分に行い、不必要に火気を使用しないでください。
  • 異常を感じた場合、装置の電源を落として、ガスの元栓を閉めてください。
2
誤配管注意
配管を間違わないでください。配管を間違えると、ガスが大量に室内に放出されるおそれがあります。なお、本装置では誤配管を防ぐため、空気入口ジョイントは右ネジ、水素入口ジョイントは左ネジの設計になっています。
3
熱風注意
開口部や背面から熱風を排気します。熱風によるやけどや火災のおそれがあります。また、熱風が直接可燃物にあたると、発火や火災のおそれがあります。
オートインジェクタ
シリンジのニードルで指などを突く可能性があります。
ガス取り扱い上の注意事項
本製品で使用するガスボンベには、「高圧ガス保安法」が適用されます。使用に際しては、「高圧ガス保安法」と「一般高圧ガス保安規則」を厳守してください。その他、「道路法」、「港則法」、「航空法」、「船舶安全法」、「消防法」などの法令や、ガスメーカーなどが発行するSDS(安全データシート)もあわせて参照してください。特に、ボンベの貯蔵量が300 m3以上のときは、法により許可が必要です。
本製品に使用するガスの種類と純度、ガスの供給圧力に関しては、「ガスの種類と純度」を参照してください。
高圧ガスボンベの取り扱い上の注意
高圧ガスの使用には「高圧ガス保安法」を遵守する。
本製品で使用するガスボンベは「高圧ガス保安法」の適用を受けます。
これらの高圧ガスの取り扱いについては、ボンベの貯蔵量が300 m3以上のときは法により許可が必要です。高圧ガス保安法、一般高圧ガス保安規則、消防法を参照してください。
水素ガス取り扱い上の注意
水素ガスの取り扱いについては、別冊の「ガスクロマトグラフ水素ガスの安全使用について」をよく読んで、内容に従って正しく使用してください。
注記
当社では、水素ガス取り扱い上の注意銘板(P/N:S221-44025-02)を無償で提供しています。
使用しない水素用圧力制御バルブは全閉にし、カラム接続口を密閉する。
オーブン内に水素ガスが充満すると爆発するおそれがあります。
フローコントローラへの供給圧力を300 kPa以下に設定する。
フローコントローラが故障したとき、水素ガス圧力を300 kPa以上に設定していると、大量の水素ガスが流れ、FIDの炎が検出器の外に出るため火災の原因になります。
水素流量の初期値(32.0 mL/min)のとき、APCへの供給圧は300 kPaで十分です。
万が一水素ガスが漏れた場合に備え、滞留しないで排気されるよう、換気方法に注意する。
水素は空気より軽い気体です。万が一水素ガスが漏れたときは、室内の天井付近に滞留するおそれがあります。
水素ガスをキャリアガスに使用するときの注意
スプリットベントやパージベントからの排気を、屋外またはドラフトチャンバーなどの排気設備に導くよう配管する。
換気が不十分な室内で水素ガスが大量に排出されると、爆発のおそれがあります。
装置をドラフトチャンバー内や、排出が十分可能な場所に設置する。
換気が不十分な室内で水素ガスが大量に排出されると、爆発のおそれがあります。
水素ガス検知用のセンサなどを設置し、室内の水素ガス濃度が高くならないように監視する。
換気が不十分な室内で水素ガスが大量に排出されると、爆発のおそれがあります。
カラムが正しく接続されていることを確認する。
カラムを正しく接続していないと、特にキャリアガス流量を高く設定したときに、オーブン内に水素ガスが充満し、爆発するおそれがあります。
配管時の注意
ガス入口圧は、取扱説明書に記載の最高圧力以下に設定する。
使用範囲以上の圧力がかかると圧力制御バルブなどが破損して、ガスが漏れるおそれがあります。
本製品とほかの機器で同じガスを使用する場合、それぞれの圧力仕様を確認する。
圧力仕様を超える圧力がかかると、機器が破損するおそれがあります。それぞれの圧力仕様を同時に満足するように供給圧力を設定してください。
CRG使用上の注意事項
CRGは、冷媒として液体炭酸ガスまたは加圧した液体窒素を使用します。液体炭酸ガスを使用時は、必ずサイフォン式ボンベを準備してください。液体窒素を使用時は、50~200 kPaに調圧された低温液体ガス容器入りのものを準備してください。
この冷媒には「高圧ガス保安法」が適用されます。使用に際しては、「高圧ガス保安法」と「一般高圧ガス保安規則」を厳守してください。
また、以下に示す注意事項を必ず守ってください。
作業/操作に関する注意事項
部屋を十分換気する。
装置から多量の炭酸ガスまたは窒素ガスが放出されます。密閉された部屋では酸素欠乏状態を起こすおそれがあります。
冷媒を取り扱うときは、皮革製の手袋をはめ、保護メガネを着用する。
冷媒が皮膚についたり目に入ったりすると、凍傷や失明の原因になります。冷媒のボンベを取り扱うときは、特に注意が必要です。
吹き出したガスを直接吸わない。
やけどのおそれがあります。カラムの交換時や冷媒のボンベを取り扱うときは特に注意が必要です。
カラムオーブンドアを開けるときは、[CRG]画面で[バルブ]を[Off]にし、カラム温度が室温付近になってから開ける。
バルブをOffにしないと、ガスが放出され、酸素欠乏状態を起こすおそれがあります。
ボンベから冷媒を取り出す前に、近くに電気機器の配線などがないことを確認する。
ボンベ上部および配管に霜がつくと、溶けた露が落ちるおそれがあります。
分析終了後は、GCを停止し、ボンベのバルブを閉める。
万一ガスが漏れ出すと、酸素欠乏状態を起こすおそれがあります。
液体窒素容器や液体二酸化炭素ボンベは、机や壁などに固定した上で使用する。
注記
湿度の高い日に低温分析をすると、装置表面またはカラムオーブン内部が結露することがあります。このとき、カラムオーブン温度を200 °C程度にして、装置を乾燥させてください。
雰囲気の湿度が高すぎるときは、室内を空調などで調整してください。
液体窒素容器や液体二酸化炭素ボンベを移動するときは、容器やボンベに足を挟まないように注意してください。
警告ラベル
CRGを安全にお使いいただくために、注意が必要な箇所に警告ラベルを貼っています。
警告ラベルを紛失または損傷されたときは、当社営業所または代理店に連絡して新しいラベルを取り寄せ、正しい位置に貼ってください。
No.
説明
1
酸欠注意・凍傷注意
  • 部屋の換気を十分に行ってください。
換気を行わないと酸欠状態になり、酸素欠乏症(酸欠)を引き起こすおそれがあります。
  • 冷媒を扱うときは、手袋と保護メガネを着用してください。
冷媒に直接触れると、凍傷を引き起こすおそれがあります。
  • オーブン温度を-50 °C以下に設定する場合は、室温を10 °C以上に保った状態で使用してください。
エレクトロンキャプチャ検出器(ECD)の使用上の注意事項
重要:法律による規制について
エレクトロンキャプチャ検出器(ECD)は、63Ni370MBqの密封放射性同位元素装備機器です。ご使用にあたっては原子力規制委員会へ所定の期日までに必要な届出を行い、受理されたことを確認してください。もしも上記の手続きを怠って使用された場合は、法律に従って罰せられます。また、ECDを装備したガスクロマトグラフあるいは検出器を老朽化等の理由で廃棄される際は、線源部分(ECDセル)を専門廃棄業者、もしくは当社にお引渡しいただくとともに、廃止あるいは変更に法令に定められた手続きをしていただく必要があります。
昭和32年 6月10日  法律第167号
平成25年11月27日改正 法律第84号
「放射性同位元素等による放射線障害防止に関する法律」等の法令に基づく管理
ECDには「表示付認証ECD」と「一般ECD」があります。
当社では両者の区別のため「表示付認証ECD」には認証番号・点検期限・年間使用時間などを記載した注意ラベルを、「一般ECD」には「表示付認証ECDではありません」という旨を記載した注意ラベルを添付しております。
一般ECD検出器を使用される場合には第3種以上の放射線取扱主任者免状が必要です。ただし、実際に操作する全員に、必ず免状が必要ではなく、会社であれば各工場または事業所、大学であれば各学部に一人の取扱主任者を選任すれば良いことになっています。
そして、使用される前に必ず届出を行い、届出が受理されたことが確認されてからご使用ください。
なお、使用する放射性同位元素が法令で規定の数量を超えるなど使用条件によっては使用許可申請が必要になりますのでご注意ください。
表示付認証ECDのみを使用する場合に限り、放射線取扱主任者の選任は不要です。届出は表示付認証ECDのみの場合も必要ですが、ご購入後30日以内であれば使用開始後でも良いことになっています。
(使用届出の期限等起算日となるのは装置使用を開始した日と定められておりますが、文部科学省の見解では使用の意図もって所有した時点から使用を開始したとみなされますので、ご購入日を使用開始日とされることをお勧めします。)
もしこれらの手続きをとらずに使用した場合は、法律に従って処罰を受けることになります。
腐食性ガスおよび塵埃
本装置の測定回路等重要部分はシールドケース内に収められていますが、装置の寿命短縮・分析精度の低下などのおそれがありますので、腐食性ガスや塵埃の多い場所への設置はできるだけ避けてください。
キャリアガスの排気
ご使用の際は、必ず背面の排気口(VENT)にビニールチューブまたはフッ素樹脂製チューブを接続し、その放出端から1 m以内に人の立ち入るおそれのない場所(たとえば建物の屋上など)に排出してください。
取り外しの際の注意
ECDの取り外しや分解をしないでください。取り外しが必要な場合は、当社指定のサービス担当店にご依頼ください。
表示銘板の貼付
表示付認証ECDと一般ECDとでは注意ラベルの内容が異なります。
注記
表示銘板の他に上記2枚が本体(前面)注意ラベル貼付位置に貼り付けられていることをご確認ください。
下図に示す位置に、付属の表示銘板を貼っています。
表示付認証ECDについて
認証条件について
使用、保管及び運搬に関する条件は、以下のとおりです。
(使用に関する条件)
年間使用時間2000時間を超えて、同一の者が使用、保管、運搬などの作業により放射性同位元素装備機器の表面から50 cm以内に近づかないこと。 
放射性同位元素装備機器の使用をする者は、分解又は組立てを行わないこと。 
ディテクタをガスクロマトグラフからみだりに取り外さないこと。
ディテクタ及びキャリアガスの温度は350 °Cを超えないこと。 
腐食性のガスを使用しないこと。
試料以外の物を入れないこと。
(保管に関する条件)
「放射性」または「RADIOACTIVE」の表示を有する専用の容器に保管すること。
ガスクロマトグラフを設置する部屋に施錠するなど、みだりに持ち運ぶことができないような措置を講ずること。
(運搬に関する条件) 
規則第14条の3第2項第5号に定める基準(以下のイからリ)に従って運搬すること
第十八条の三第一項第一号のL型輸送物に相当すること。
容易に、かつ、安全に取り扱うことができること。
運搬中に予想される温度及び内圧の変化、振動等により、き裂、破損等の生じるおそれがないこと。
表面に不要な突起物がなく、かつ、表面の汚染の除去が容易であること。
材料相互の間及び材料と収納され、又は包装される放射性同位元素等との間で危険な物理的作用又は化学反応の生じるおそれがないこと。
弁が誤つて操作されないような措置が講じられていること。
見やすい位置に「放射性」又は「RADIOACTIVE」の表示及び「L型輸送物相当」の表示を付すること。ただし、原子力規制委員会の定める場合は、この限りでない。
表面における一センチメートル線量当量率が五マイクロシーベルト毎時を超えないこと。
表面の放射性同位元素の密度が第十八条の四第八号の輸送物表面密度を超えないこと。 
平成20年11月10日20科原安第52号「放射性同位元素の輸送物の表示に係る措置について(通知)」及び平成20年12月17日国自環第172号の3「放射性同位元素陸上輸送安全対策検討会」の報告に基づく対策の実施
年間使用時間について
当社の表示付認証ECDの年間使用時間(同一作業者について)は2000時間です。
年間使用時間は法律の定めるところに基づき、各作業者のECDによる外部被ばく線量が1 mSv/年以下となるように設定されています。同一作業者が2000時間を超えてECD検出器の表面から
50 ㎝以内に近づくことがないようにしてください。
保証期間について
当社の表示付認証ECDの点検期限(線源容器の耐久性)は製造後5年です。
保証期間(自然故障等による無償対応)は据付後1年です。
線源の汚染による感度低下などにより上記期間内でも使用できなくなることがあります。
洗浄と点検期限
洗浄の際は新しい線源に交換します。線源番号が変更され点検期限も変更されます。
点検期限を記載した注意ラベルを貼り直してください。
点検期限が近づいたら
表示付認証ECDは点検期限満了までに線源交換(有償)を当社営業所までご依頼ください。「一般の密封線源」として扱っておられる場合、点検期限はありませんが使用者の責任において安全管理をお願いします。
運搬時の包装及び輸送について
ECDセルが収納されていた箱を利用して、購入時と同じ状態に包装してください。
セルを密封しているプラグ類は保管や輸送のときに必要ですので、紛失や汚損のないように管理してください。
ECDセルは郵便法第12条(公布時は第14条)第1号の「爆発性、発火性その他の危険性のあるもの」を定めた告示(昭和22年逓信省告示第384号)における「九.放射性物質等」に該当します。
ECDセルの輸送は専門の業者に依頼すること。
業者には、必ず放射性同位元素であることを告げること。
JR、私鉄、バスなど公共の交通機関での持ち運びはしないこと。
本取扱説明書の発行後に法令等が改正されている場合がありますので、設計認証に関する最新の事項については、「原子力規制委員会 政策課題 RI規制 ホームページ」も併せてご参照ください。(http://www.nsr.go.jp/activity/ri_kisei/)
なおアドレスや担当省庁が変更されていることがありますので、そのときは原子力規制委員会のホームページでご確認ください。(http://www.nsr.go.jp/)
ECDセルの洗浄(線源交換)手続き
ガスクロマトグラフ用ECDセルが長期のご使用により試料、カラム、液相蒸気などにより汚染され、感度低下、ピーク形状異常、マイナスピーク検出などが生じた場合は、下記の手続きによりECDセルの洗浄(線源交換・修理)を当社にご依頼ください。
なお、ECDユニットの取り付け、取り外しは当社サービス担当店にご依頼ください。
ご購入時の梱包容器は、交換の時の郵送用にお使いいただけますので、大切に保管してください。紛失された場合は、ECDセルの洗浄または引き取り時に最寄りの当社(営業部)までご請求ください。
なお、以下の密栓等を紛失された場合は、別途ご購入ください。
部品名称
部品番号
ソケットMM0
S201-30019
カラムガスケット、アルミ 100枚入り×5袋
S201-35183-84
袋ナット、M5×0.5 割付
S221-32705
グラファイトフェルール、G-0.5 10個セット
S221-32126-05
1
あらかじめ当社(営業部)に「ECD線源洗浄(交換)依頼書」をご請求ください。
2
依頼書に希望条件など必要事項をご記入のうえ、当社(営業部)にECDセルの洗浄(線源交換)をご依頼ください。
3
ECDユニットをガスクロマトグラフ本体より取外し、パージガスとベントのパイプを接続し、さらにメイクアップガスのパイプと検出器の入口部に密封栓をしてください。
4
取外されたECDユニットは法の定めるところにより、お手数でもご使用者が直接当社宛に郵送してください。分解してECDセルを郵送するのでなく、検出器ユニット(ヒータブロック付)ごと郵送してください。
(郵送方法、送付先などについては当社営業部よりご説明いたします。)
5
お送りいただいたECDユニットは、依頼書記載の内容に従って、当社で洗浄(線源交換・修理)を行います。
6
洗浄(線源交換・修理)が完了したECDユニットは当社より郵送いたします。
7
ECDユニットを本体に取り付けます。
注記
ECDセルの洗浄をご使用者が行う場合は、非密封線源を扱うことになり、あらかじめ原子力規制委員会よりECDセルの開封、線源のつめかえ、洗浄作業についての使用許可を受けていることが必要です。
すでに非密封線源の使用許可を受けていても、許可内容にこれらの事項が含まれていない場合には、ECDセルの洗浄を行うことができませんので十分ご注意ください。
ECDユニットを取り外した場合は、取り付け時に切り取った断熱材で取り付け用の穴をふさいでください。
郵送時の梱包例
ECDセルの洗浄(線源交換)手続
破損の疑いがある場合の処置
災害等によりECDセルが強い衝撃を受けたり、試料やカラム由来ではないと思われる固形物がECDベントやカラム接続部に認められるなどECDの破損が疑われる場合は、サーベイメータで放射線源の漏洩測定を行う必要があります。この測定結果に異常(バックグラウンドレベルよりも明らかに高い放射能)がある場合は、ECD廃棄等の適切な処置が必要です。
廃棄時の注意
老朽化等によりECDを廃棄される際は、一般廃棄物または産業廃棄物としての廃棄ができません。線源(ECDセル)を専門廃棄業者もしくは当社にお引渡しいただくと同時に、法律上の行政手続が必要です。また、ECDを装着したガスクロマトグラフを廃棄される場合は、必ずECDを取り外し、前述の処置を行うようにしてください。
ECDの取り外しを行う場合は、当社指定サービス会社にご依頼ください。
ご購入時の梱包容器は、ECDの輸送にお使いいただけますので、大切に保管してください。
注記
ECDの使用を全面的に廃止されるGC-2030からは、表示銘板2枚と2種類の注意ラベルをはがして、当社まで返却ください。
ECDユニットを取り外したGC-2030をご使用になる場合は、取り付け時に切り取った断熱材で、取り付け用の穴をふさいでください。
化学発光硫黄検出器(SCD)の使用上の注意事項
SCDを使用するときは、以下に示す注意事項を必ず守ってください。
設置場所に関する注意事項
本製品を設置する机や台は、製品全体の質量に十分耐えられるもの、平らで安定し奥行きが1040 mm以上のものを使用する。
GC-2030とSCD-2030の合計質量は約70.5 kgです。条件が満たされない場合、転倒や落下による事故の原因になります。
装置の背面を壁から500 mm以上離す。
装置の左側面を壁から400 mm以上離す。
カラムオーブン冷却時に装置背面の排気孔から高温の空気が噴き出します。据え付け時は、以下の設置条件を守ってください。
装置背面に可燃物を置かない。
背面から壁まで500 mm以上あける。
オプションの排気ダクト(P/N:S221-80955-41)を追加した場合は、壁までのスペースは250 mm以上あれば問題ありません。
背面の保守・点検のためのスペースを考慮する。
真空ポンプから排出される気体を、火気がなく人の立ち入るおそれのない屋外に排出する。
真空ポンプの排気には可燃性の水素と有害な窒素化合物が含まれています。正しく屋外に排出しないと、火災のおそれや人体に悪影響をおよぼすおそれがあります。
据付作業に関する注意事項
以下の条件を満たすGC-2030専用のコンセントを単独で使用する。
SCD-2030を使用するときは、必ずGC-2030と等電位接地し、できる限りGC-2030と同一電源を使用する。
GC-2030の定格電流
電源電圧
標準モデル(FID付)
オプション付モデル最大値
AC100 V
18 A
26 A
AC115 V
15.7 A
22.6 A
AC230 V
11.3 A
14.8 A
  • SCD-2030の定格電流
電源電圧
定格電流
AC100 V~120 V
5 A
AC220 V~240 V
2.3 A
  • 独立した漏電ブレーカー(SCD-2030は、GC-2030と共用でも可)
2極接地付
注記
漏電ブレーカーは、配線や機器からの漏電を検出すると自動的に電気を切って感電や火災のリスクを低減します。
装置背面のラベルに表示している電源電圧に適合する電源に接続する。
適合していないと、発火、感電の原因になります。電源電圧が不安定な場合や電源容量が不足していると、満足すべき性能が得られません。システム全体の電源容量についても、確認の上、適合する電源を準備してください。
種類
電源電圧*1
(本体銘板の表示)
消費電力
周波数
定格遮断
容量*2
GC-2030本体
AC100 V(100 V~)
1800 VA
50 Hz/60 Hz
80 A
AC115 V(115 V~)
1800 VA
50 Hz/60 Hz
80 A
AC230 V(230 V~)
2600 VA
50 Hz/60 Hz
50 A
SCD-2030
AC100 V~120 V
500 VA
50 Hz/60 Hz
50 A
AC220 V~240 V
500 VA
50 Hz/60 Hz
50 A
*1 電源の電圧変動は、電源の公称電圧の10 %を超えないようにしてください。
*2 本装置の電源は、この電流容量以下の電流で遮断するサーキットブレーカーを備えたコンセントに接続してください。
保守点検/整備に関する注意事項
サイドカバー以外のカバーを取り外さない。
感電、やけど、けがなどのおそれがあります。
サイドカバー内のインナーパイロチューブとアウターパイロチューブ以外の保守点検や交換は、当社または当社指定のサービス担当店に依頼してください。
オゾン発生器およびオゾンの有害性
オゾンは人体に有害なため、オゾンスクラバーで分解し、排出しています。
オゾンスクラバーの充てん剤が劣化すると、真空ポンプの排気にオゾンが含まれることがあります。安全のため、定期的にオゾンスクラバーを交換してください。
オゾンスクラバーの交換目安は1年です。
警告ラベルと残留リスク
SCDを安全にお使いいただくために、注意が必要な箇所に警告ラベルを貼っています。
警告ラベルを紛失または損傷されたときは、当社営業所または代理店に連絡して新しいラベルを取り寄せ、正しい位置に貼ってください。
また、残留リスクとは、設計/製造段階で除去または低減できなかったリスクのことです。必ず「説明」の内容をよく読み、理解したうえで使用してください。
左側面/上面
No.
説明
1
高温注意
分析中にサイドカバーを開けないでください。やけどをするおそれがあります。
SCD運転時、パイロチューブを取り付けている酸化還元炉は高温(約1000 °C)になっています。GCとSCDを停止し、酸化還元炉の温度が下がってからサイドカバーを開けてください。
2
水素ガス取り扱い注意
使用しない水素用圧力制御バルブは全閉にし、カラム接続口を密閉してください。オーブン内に水素ガスが充満すると爆発するおそれがあります。
3
火災注意
トップカバーの上に物を載せないでください。火災のおそれがあります。
右側面
No.
説明
1
高温注意
分析中にインターフェースに触れないでください。やけどをするおそれがあります。
装置内部
No.
説明
1
高温注意
分析中に装置内部に触れないでください。やけどをするおそれがあります。
SCD運転時、酸化還元炉は高温(約1000 °C)になっています。通常、トップカバーを開けて装置内部の操作をすることはありません。
背面
No.
説明
1
水素ガス使用上の注意
水素ガスが大量に漏れた場合、爆発する可能性があります。
  • 配管を間違わないようにして接続してください。
  • 使用しない時はガスの元栓を閉じてください。
  • 使用の都度、ガス漏れがないことを点検してください。
  • 換気を十分に行い、不必要に火気を使用しないでください。
  • 異常を感じた場合、装置の電源を落として、ガスの元栓を閉めてください。
2
誤配管注意
配管を間違わないでください。配管を間違えると、ガスが大量に室内に放出されるおそれがあります。なお、本装置では誤配管を防ぐため、空気入口ジョイントは右ネジ、水素入口ジョイントは左ネジの設計になっています。
製品保証
当社は本製品に対し、下記のとおり保証します。(ただし、日本国内に限ります。)
1
保証期間
(1)
製品については、据付完了から起算して1年間です。
(2)
補修部品(新品)については、修理などに伴ない使用開始したときから起算して6ヵ月とします。ただし、修理再生した補修部品については、修理完了から起算して3ヵ月とします。
(3)
上記 (1) あるいは (2) の保証に基づいて無償で修理あるいは交換された補修部品には上記 (2) の保証期間は適用されません。当該製品あるいは当該部品の残余保証期間とします。
2
保証内容
保証期間内に当社の責により故障が生じた場合は、当社の判断により、その修理または部品の代替を無償で行います。ただし、パーソナルコンピューターおよびその周辺機器、部品など、市場において改廃期間の短い製品については、同一の型式のものを提供できない場合があります。
3
責任の制限
(1)
どのような場合にも、お客様の逸失利益、間接的損害、二次派生的な損害、記憶データの破損・消失について、当社は一切責任を負いません。第三者からお客様に対してなされた損害賠償に基づく損害についても、当社は一切責任を負いません。
(2)
当社の損害賠償責任は、どのような場合にも、本製品の代金相当額をもってその上限とします。
4
保証除外事項
保証期間内であっても、次に該当する故障の場合は保証の対象から除外します。
(1)
誤ってお取り扱いになった場合
(2)
当社または当社指定のサービス担当店以外で修理や改造などが行われたことに起因する場合
(3)
当社指定以外のハードウェアまたはソフトウェアとの組み合わせ使用による場合
(4)
当社または当社指定のサービス担当店の作業に起因しないコンピューターウィルスによって生じた本製品の故障、基本ソフトウェアを含むソフトウェアおよびデータの破損
(5)
停電や電源の瞬時電圧低下を含む電源障害によって生じた本製品の故障、基本ソフトウェアを含むソフトウェアおよびデータの破損
(6)
正常な終了手順によらずに、本製品の電源スイッチを切断することなどによって生じた本製品の故障、基本ソフトウェアを含むソフトウェアおよびデータの破損
(7)
故障の原因が機器以外の理由による場合
(8)
高温多湿、腐食性ガス、振動など、過酷な環境条件の中でお使いになった場合
(9)
火災、地震その他の天災地変、放射性物質や有害物質による汚染、および戦争や暴動、犯罪などその他の不可抗力的事故の場合
(10)
いったん据え付けたあと、当社または当社指定のサービス担当店以外により移動あるいは輸送された場合
(11)
消耗品およびこれに準ずる部品
CD-ROMなどの記録媒体も消耗品です。
(12)
所定の点検、整備が行われていないことに起因する場合
5
製品保証やアフターサービスに関する注意事項
(1)
当社または当社指定のサービス担当店以外の者により製品あるいは部品の規格、機能の変更または改造などが行われた場合、および当社指定外の市販部品・模造品などの使用が認められた場合には、製品保証期間内であっても修理費用を請求させていただく場合や以後の修理・点検を受けられない場合があります。
(2)
製品保証の内容は、日本国内での使用を前提としています。製品を日本国外で使用する場合、地域によりアフターサービスが提供できない場合がありますので、必ず事前に当社または当社指定のサービス担当店にお問い合わせください。
(3)
製品に保証書、仕様書などの文書が添付されている場合、および保証条項を含む契約書が別途交わされている場合は、それらの文書に記載された保証内容規定に従います。
アフターサービスと部品の供給期間
アフターサービス
本製品が正常に動かない場合は、「トラブルシューティング」に従って点検や処置をしてください。それでも、改善されない場合や、それ以外の故障と考えられる現象が発生した場合は、当社営業所/代理店または当社指定のサービス担当店に連絡してください。
部品の供給期間
本製品の補修部品の供給期間は、製造終了後7年としています。この供給期間以降は、補修部品の供給にお応えできない場合があります。あらかじめご了承ください。
また補修部品の供給期間終了後は、サービス料金・部品価格に特別費用を加算いただく、納期が長くなる、あるいは修理をお断りする場合がありますので、あわせてご了承ください。
部品メーカーから購入しているユニット、電子部品などはこれらのメーカーから製造中止の通知を受けたあと、ただちに上記期間分の所要量を算定して対応するようにしています。しかし、中止時の部品メーカーの対応または所要量の変動などにより製品打ち切り後7年以内であっても保守部品を供給できない場合があります。
製造終了後、製造終了時期および補修部品の供給期間を公開します。
保守点検/整備
装置の性能を長期にわたって維持し、正しい測定データを得るために、日常点検および定期点検が必要です。
使用環境、使用頻度などによって、交換周期が短くなる場合があります。
製品の廃棄
本製品は、お住まいの地域の地方条例に従い、産業廃棄物処理業者に委託して廃棄してください。また、断熱材のくずもプラスチック製の袋に入れて密封し、「ガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くず」を処理する許可を持った産業廃棄物処理業者に委託して廃棄してください。
また、本製品には電池が含まれています(場所:プリント基板)。廃棄のときは、各自治体の条例に従い、産業廃棄物処理業者に委託して廃棄してください。
エレクトロンキャプチャ検出器(ECD)の廃棄
ECDが装備されている装置は通常の廃棄はできません。
ECD(検出器)の取り外し・分解をしないでください。
取り外しが必要な場合は、当社指定サービス担当店にご依頼ください。
ECDには、放射性同位元素の63Niが使用されています。放射性同位元素の取扱については、法令によって厳重に規制されています。この規制を受けないために、取り外しおよび廃棄は当社で定めた方法で行う必要があります。ECD(検出器)洗浄のための取り外しや廃棄については当社営業所までお問い合わせください。なお、ECDの使用を全面的に廃止されるガスクロマトグラフからは、「表示銘板の貼付」に記載の表示銘板2枚と2種類の注意ラベルをはがして、当社までご返却ください。
概要
概要
GC-2030は、世界最高レベルの感度、再現性を誇る、島津のハイエンドガスクロマトグラフです。
高速・微量分析を可能にする「ハイスループット」と、直観的に操作できる「ユーザビリティ」を追求しました。
特長
基本性能
検出器の感度アップ
世界最高レベルを誇る感度と再現性を実現しました。(2017年5月現在 当社調べ)
新しいフローコントローラ
CPUを搭載した新しいフローコントローラ(AFC/APC)によって、キャリアガスの定線速度制御、定流量制御、定圧制御と各種制御方式に対応し、高速・精密制御で卓越した再現性を実現しました。
Advanced Flow Technology(AFT)の進化
バックフラッシュシステムや検出器分岐システムなどの性能が向上しました。さまざまなキャリアガス制御方法(定線速度制御、定流量制御、定圧制御)に対応しており、従来の分析条件からの移行もスムーズにできます。
操作の向上
タッチ操作
インターフェイスにタッチパネルを採用しました。装置の確認や設定が直観的にできます。
ハードウェアの進化
工具を使わずに、注入口の開閉、ガラスインサートの交換、スプリットラインのフィルタの交換ができます。スプリットラインのフィルタは、汚染状況を目視で確認できます。工具を使わずにカラムの取り付けができるオプションも用意しました。
エコロジー対応
カラムオーブンの降温速度の選択
カラムオーブンの降温速度を、3段階(高速・中速・低速)またはカスタムで設定できるため、冷却時間の短縮や降温時のカラムの液相ダメージを抑制することができます。
カラムオーブンは室温+2 °Cから制御可能
従来は室温+4 °Cから制御可能でしたが、GC-2030は室温+2 °Cから制御可能になりました。分析室の温度設定を±2 °Cにしても従来機種と同等の分析が可能となり、分析室の消費電力を削減します。
自動起動・自動停止機能
自動停止機能および自動起動機能によってランニングコストを削減します。
スリープ機能
主電源投入時に最小電力消費量で待機する、スリープ機能を搭載しています。
キャリアガスセーブ機能
スプリット/スプリットレス注入法で、試料導入後スプリット比を変更してスプリット流量を減少することによって、キャリアガス消費量を低減できます。
モニタリング機能
電力消費量をリアルタイムで確認できます。
拡張性
最大3つの注入ユニットと4つの検出器を同時制御可能
5種類の注入ユニット、8種類の検出器から選択できます(最大同時搭載数:注入ユニット3個、検出器4個)。
LabSolutionsを使用すると、4つの検出器を同時に制御してデータを採取できます。
構成
標準付属品
本製品の標準付属品は以下のとおりです。内容および数量を確認してください。
種類
名称
部品番号
数量
キャピラリモデル
パックドモデル
説明書
操作ガイド
S221-79200
1
1
取扱説明書(DVD-ROM版)
S221-79206-41
1
1
部品
分岐パイプ
S221-72658-91
1
1
ナット(スリットなし)
S221-16325-01
1
-
ナット(スリットあり)
S221-32705
1
-
グラファイト位置決め治具(SPL/PTV用)
S221-41532-91
1
-
カラムハンガー *1
S221-47159
1
-
放熱フィンカバー *2
S221-43597-02
1
1
配線バンド(赤) *3
S072-60606-01
2
-
タッチペン
S228-58619-41
1
1
消耗品*4
GC-2030標準付属品キット
S227-35003-01
1
-

プレミアムグリーンセプタム*5
-
2
-
スプリット用不活性処理済みガラスインサート ウール付
-
1
-
スプリットレス用不活性処理済みガラスインサート ウール付
-
1
-
O-リング ガラスインサート用
-
2
-
グラファイトフェルール0.5(焼成済み)
-
4
-
GC-2030パックド標準付属品
-
-
-

パックドカラム用ガラスインサート
S221-80902
-
1
SUSカラムアダプタINJ
S221-14087-92
-
1
SUSカラムアダプタDET
S221-43143-92
-
1
ガラスカラムジョイント
S221-15561-91
-
2
その他
適合宣言書
S221-30991-71
1
1
適合宣言書 説明文
S228-30164
1
1
*1 カラムオーブン内に取り付けられています。
*2 マニュアル注入時INJ/DETカバーに取り付けてください。
「構成」「全体」を参照してください。)
*3 水素ガスの配管に取り付け、他のガスの配管との識別を容易にします。FID搭載モデルのみ付属しています。
*4 消耗品は再注文用のセットも用意しています。
名称
部品番号
プレミアムグリーンセプタム(50個入り)
S227-35004-01
スプリット用不活性処理済みガラスインサート ウール付(5本入り)
S227-35007-01
スプリットレス用不活性処理済みガラスインサート ウール付(5本入り)
S227-35008-01
O-リング ガラスインサート用(10個入り)
S227-35005-01
グラファイトフェルール 0.5(10個入り)
S227-35006-01
グラファイトフェルール 0.8(10個入り)
S227-35009-01
パックドカラム用ガラスインサート(5本入り)
S221-80902-84
*5 プレミアムグリーンセプタムの最高使用温度は350°Cです。
検出器の付属品
検出器ごとの付属品は以下のとおりです。
種類
名称
部品番号
数量
FID
グラファイト位置決め治具(FID用)
S221-41532-04
1
ナット(スリットあり)
S221-32705
1
TCD
グラファイト位置決め治具(TCD用)
S221-48610-01
1
注意札TCD-2030
S221-42741
1
カードケース、A6
S038-03069-11
1
ナット(スリットあり)
S221-32705
1
FTD
グラファイト位置決め治具(FTD用)
S221-41532-92
1
ナット(スリットあり)
S221-32705
1
FPD
グラファイト位置決め治具(FPD用)
S221-48610-02
1
ナット(スリットあり)
S221-32705
1
ECD
グラファイト位置決め治具(ECD用)
S221-48610-07
1
ナット(スリットあり)
S221-32705
1
BID
グラファイト位置決め治具(BID用)
S221-41532-02
1
ナット(スリットあり)
S221-32705
1
SCD
取扱説明書(DVD-ROM版)
S221-79206-41
1
グラファイトベスペル®位置決め治具(SCD用)
S221-83764-01*1
1
グラファイトベスペル®フェルール、GVF16-004
S670-15003-03
1(10個入)
スパナ, SCD
S221-83722
1
ナット(SCD用)
S670-11009
1(5個入)
カラムナット用スパナ、3/16 × 1/4
S225-20801-01
1
スパナ, SCD, メンテナンス
S221-84181
1
流量点検用コネクタ,SCD
S221-84174-41
1
インナーパイロチューブ
S221-84502-41
1(3本入)
PTFEフェルール
S228-16007
3
アウターパイロチューブ
S221-84502-42
1
*1 右置きタイプの場合は「S221-83764」になります。
各部の名称と機能
全体
カラムオーブンドアを開く前に、カラムオーブンの温度が40 °C未満になっていることを[温度モニタ]画面で確認する。
高温のまま作業をすると、やけどをするおそれがあります。また、高温時にナットを回すと、摺動部が焼き付くおそれがあります。
No.
名称
説明
1
放熱フィンカバー
マニュアル注入時に使用します。試料注入口の放熱フィンは高温になるため、やけど防止用の保護カバーです。
2
カラムオーブンドア
カラムオーブンドアの内部にカラムをセットします。
3
カラムオーブンドア開閉口
カラムオーブンドア開閉口に手を入れて手前に引くと、カラムオーブンドアが開きます。
4
コントロールパネル
分析条件を設定したり、分析を開始したりします。
5
電源ボタン
装置の電源を入/切します。
消灯
装置の主電源が入っていません。
オレンジ色
装置の主電源が入っています。
白色
装置の電源が入っています。
6
主電源スイッチ
装置の主電源を入/切します。通常、主電源スイッチは操作しません。
装置の主電源が入っていません。
装置の主電源が入っています。
上面
No.
名称
説明
1
AFC/APCカバー
AFCとAPCのメンテナンスをするときに開きます。
2
INJ/DETカバー
装置内部全体を確認するときに開きます。
カバーの開き方は、メンテナンスヘルプを参照してください。
装置内部
装置内部の作業をする前に、試料気化室、検出器の温度が50 °C以下になっていることを[温度モニタ]画面で確認する。
高温のまま作業をすると、やけどをするおそれがあります。また、高温時にナットを回すと、摺動部が焼き付くおそれがあります。
No.
名称
説明
1
AFC
キャリアガスを制御します。
2
APC
検出器ガスを制御します。
3
試料気化室
ここから試料を注入します。
4
検出器
カラムを通過した気化成分を検出し、電気信号に変換して外部装置に出力します。
カラムオーブン内
カラムオーブン内部の作業をする前に、カラムオーブンの温度が40 °C未満になっていることを[温度モニタ]画面で確認する。
高温のまま作業をすると、やけどをするおそれがあります。また、高温時にナットまたはClickTekコネクタ(オプション)を回すと、摺動部が焼き付くおそれがあります。
No.
名称
説明
1
カラム取り付けジョイント(試料気化室側)
試料気化室側のカラムを取り付けます。(拡大図1
2
カラムハンガー
キャピラリカラムを掛けます。(拡大図2
3
カラム取り付けジョイント(検出器側)
検出器側のカラムを取り付けます。(拡大図3
カラムオーブン内拡大図 
グラファイトフェルールを使用するとき
ClickTekフェルールを使用するとき
背面
装置の電源が入っているときに、コネクタや端子盤に触れない。
感電したり、装置が故障したりするおそれがあります。
感電を防ぐため、以下の点を守る。
背面カバーを取り外さない。
電源コードを配電盤の端子に直接接続するときは、接続前に必ず配電盤など関連部品の電源を切る。
電源コードの上に重量物を載せない。
ガス流路に漏れがないことを確認する。
特に水素ガスは、大量に漏れると爆発のおそれがあります。
開口部や背面からの熱風に注意する。
開口部や背面から熱風が排気されます。熱風に触れると、やけどや火災のおそれがあります。
No.
名称
説明
1
電源コード
装置の全電源を供給します。
2
吸気ファン
カラムオーブン冷却時に空気を取り込みます。
3
仕切板
カラムオーブンから排出された空気がカラムオーブン内に入ることを防止します。
4
排気口
カラムオーブン冷却時に空気が排出されます。
5
INJ/DETファン
試料気化室と検出器の冷却に使用します。
6
キャリアガス供給ジョイント
ここからキャリアガスを供給します。
7
検出器ガス供給ジョイント
ここから検出器ガスを供給します。
8
PRGコネクタ *1
オプションのPRG-2030またはバルブを接続するときに使用します。
9
接点出力コネクタ
(1接点)
外部装置と接続し、[リレー制御]画面で設定した信号を出力します。
0
接点出力コネクタ
(2接点)
外部装置と接続し、[リレー制御]画面で設定した信号を出力します。
a
接点入力コネクタ
外部装置と接続し、[リレー制御]画面で設定した信号を入力します。
b
INJECTOR1コネクタ
オートインジェクタを接続します。デュアル構成で使用するときは、メインのオートインジェクタを接続します。
c
USBコネクタ
USBケーブルを接続します。PCとの通信専用です。
d
Ethernetコネクタ
LANケーブルを接続します。PCとの通信専用です。
e
CH1用検出器信号出力端子(アナログ)
検出器信号をクロマトパックなどのアナログ入力に出力します。
f
A/Dボード用外部入力コネクタ *1
外部のアナログ信号を入力します。
g
SAMPLERコネクタ *1
オートサンプラを接続します。
h
INJECTOR2コネクタ *1
オートインジェクタをデュアル構成で使用するときに、サブのオートインジェクタを接続します。
i
RS-232Cコネクタ *1
RS-232Cケーブルを接続します。クロマトパックとの通信専用です。
j
CH2用検出器信号出力端子(アナログ) *1
検出器信号をクロマトパックなどのアナログ入力に出力します。
*1 オプション製品を接続するためのコネクタです。通常は板でふさがれています。
コントロールパネル
No.
名称
説明
1
ステータスランプ
装置の状態をランプの色で表します。
消灯
装置が以下の状態です。
  • 電源が入っていない。
  • スリープ状態で待機中。
  • 装置の電源が入っているが、GCを起動していない。
黄色
GC起動後、装置の準備中。
縁色
GC起動後、装置の準備完了。
青色
分析中または診断中。
赤色
装置にエラーが発生。
2
操作ボタン
分析や各プログラムを開始/停止したり、HOME画面を表示したりするときに使用します。
 
START
分析を開始します。試料を手動で注入するときに使用します。前処理プログラム設定時は、前処理プログラムが開始されます。
PREP RUN
PREP RUN動作中(タッチパネルの装置ステータスが点滅中)に使用します。装置が分析開始可能な状態に変更されます。
STOP
分析や各プログラムを停止します。
HOME
HOME画面を表示します。
3
タッチパネル
分析条件を設定したり、装置の状態を確認したりします。
SCD-2030の各部の名称と機能
全体
No.
名称
説明
1
トップカバー
当社フィールドエンジニアがメンテナンス時に使用します。
2
サイドカバー
ユーザーメンテナンス用インターフェースが収納されています。
インナーパイロチューブとアウターパイロチューブを交換するときに開きます。
装置内部
No.
名称
説明
1
オキシダイザーインレット
アウターパイロチューブを固定します。
2
リダクタントインレット
インナーパイロチューブを固定します。
3
トランスファーライン
酸化・還元された試料を検出部へ導入するチューブです。
4
トランスファーアダプタ
インナーパイロチューブとトランスファーラインを接続します。
5
インナーパイロチューブ
本チューブ内で還元反応を促進させます。
6
アウターパイロチューブ
本チューブ内で酸化反応を促進させます。
7
検出部
酸化・還元された試料とオゾンとの反応によって発する光を検出します。
8
インターフェース
GCとSCDの接続部です。
9
酸化還元炉
硫黄酸化物を酸化・還元するための加熱炉です。
背面
No.
名称
説明
1
排気チューブ
反応後の試料を排出するためのチューブです。
2
オゾンスクラバー
排出ガス中のオゾンを酸素に変換します。
3
排気ファン
検出器内部を冷却するためのファンです。
4
検出器ガス供給ジョイント
ここから検出器ガス(水素・酸素・窒素)を供給します。
5
真空ポンプ用コネクタ
真空ポンプに電源を供給するための専用コネクタです。
6
電源コネクタ(SCD用)
検出器本体と真空ポンプの電源を供給します。
7
GC接続コネクタ
GCとSCDを接続するためのコネクタです。
真空ポンプ
No.
名称
説明
1
吸気口
オゾンスクラバ―からの配管を接続します。
2
電源スイッチ
真空ポンプ本体の主電源スイッチです。
3
電源コード
SCD背面の真空ポンプ用コネクタに接続します。
4
排気口
反応後のキャリアガス・検出器ガスが排出されます。
分析する
本装置は、使用する検出器や分析の目的によって操作手順が異なります。
ここでは、分析の一般的な操作について説明します。
タッチパネルの操作
ここでは、HOME画面とタッチパネルの表示項目について説明します。
各画面の詳細については、「タッチパネルの画面と機能」を参照してください。
注記
各種設定値を変更した後は、10秒間は主電源スイッチをOFFにしないでください。10秒以内に主電源スイッチをOFFにすると、変更した設定が装置に反映されないことがあります。
HOME画面
本装置の電源投入時、HOME画面が表示されます。
HOME画面は、装置の電源が入っている時にコントロールパネルの (HOME)を押しても表示できます。
No.
項目
説明
参照
1
GC起動・停止手順
GC起動とGC停止に関するパラメータの設定
2
モニタ
試料気化室、カラム、検出器の状態確認とベースラインの確認
3
AOC
AOCの設定
4
検出器
検出器温度、検出器ガス条件、信号出力の設定
5
試料導入部
注入部温度や各種キャリアガス条件の設定
6
カラム
カラム温度、カラム情報(内径や長さなど)、温度プログラムの設定
7
オプション
オプション装置(CRGやAUX-APC等)の設定
8
セット
ライン設定と変更頻度が高い条件(各種温度、キャリアガス、検出器など)の一括設定
9
ファンクション
環境設定やタイムプログラムなどの設定
0
エコモード
キャリアガスセーブや装置の自動停止/起動の設定
タッチパネルの表示項目
No.
項目
説明
1
装置ステータス
本装置の状態を表示します。
 
通常
GCの状態によって表示が変わります。
  • NOT READY
GC準備中
  • READY
GC準備完了
  • RUN
分析中
  • PRERUN
前処理プログラム実行中
  • DIAGNOSIS
自己診断テスト中
  • CLEANUP
クリーンアップ実行中
  • PREP RUN
分析待機状態(PREP RUN動作中)
  • PREPARING
分析準備中
ハイライト
本装置が動作しているときは、装置ステータスの背景がハイライト表示になります。
点滅
PREP RUN機能によって装置が分析待機状態になっているときは、タッチパネルの装置ステータスが点滅します。
PREP RUN機能が動作するのは、本装置が以下の状態のときです。
  • [キャリアガスセーブ]が[On]のとき
  • [バックフラッシュモード]が[On]のとき
  • [注入モード]が[Splitless]のとき
  • [高圧注入モード]が[自動]のとき
  • オプションのCRGを使用し、バルブが[On]で、オーブンの温度プログラムの初期値が「室温+2 °C」以下のとき
  • カラムオーブン温度制御設定の[最終温度維持]が[On]のとき
 
PREP RUN機能が動作している場合、本装置は分析待機状態のため分析できません。コントロールパネルの (PREP RUN)を押すと、本装置を分析待機状態から分析ができる状態(READY)にします。
2
ステータスアイコン
装置の状況に合わせたアイコンを表示します。
 
(エラー)
装置にエラーが発生しているときに表示します。アイコンを押すと、現在発生しているエラーを確認できます。
(エコ)
[エコ設定]画面で[キャリアガスセーブ]を[On]にしたときに表示します。複数の試料気化室がラインに登録されているときは、すべての試料気化室の[キャリアガスセーブ]を[On]にしたときに表示します。
(スクリーンロック)
スクリーンロックを設定したときに表示します。
(パラメータロック)
パラメータロックを設定したときに表示します。
(水素使用)
キャリアガスを水素に設定したときに表示します。
(水素漏れチェック) 
オプションの水素漏れチェック機能を使用しているときに表示します。
3
ライン
分析ライン番号を表示します。複数のラインを登録したときは、ライン番号を切り替えて、ラインごとに設定値を変更します。
4
メッセージ表示部
装置の状況に合わせてメッセージを表示します。
5
使用ファイル
現在読み込んでいるファイル名を表示します。
6
制御状態表示
現在の制御状態を表示します。[Off]または[On]を押して、制御状態を切り替えます。
7
実測値
現在の実測値を青色で表示します。
8
設定ボタン
ボタンを押すと、設定値を変更できます。
9
ページ切り替え
設定項目が複数ページあるときに表示します。ページを切り替えて設定します。
0
サブメニュー
各画面のサブメニューを表示します。
a
モニタ
モニタ画面を表示します。
b
戻る
ひとつ前の画面を表示します。
グラフウィンドウ
温度プログラムなどを設定したときに (グラフ)を押すと、グラフウィンドウが表示されます。
設定したプログラムをグラフ表示で確認することができます。
グラフウィンドウ以外の場所を押すと、グラフウィンドウを閉じます。
分析の操作手順
ここでは、分析の一般的な操作手順を説明します。
各部の取り付けについては、メンテナンスヘルプを参照してください。
各画面の詳細については、「タッチパネルの画面と機能」を参照してください。
カラムオーブンの温度が40 °C未満になっていることを[温度モニタ]画面で確認する。
試料気化室と検出器の温度が50 °C以下になっていることを[温度モニタ]画面で確認する。
GC停止直後は、各部の温度が高い場合があります。各部の温度がメンテナンス可能な温度に下がってから操作してください。
高温のまま作業をすると、やけどをするおそれがあります。また、高温時にナットまたはClickTekコネクタ(オプション)を回すと、摺動部が焼き付くおそれがあります。
1
試料気化室と検出器を準備する。
1
試料注入モードに合ったガラスインサートを取り付ける。
2
O-リングが劣化していないかを確認し、必要に応じて交換する。
ガラスインサートとO-リングを交換したときは、本装置の電源を入れたあと、[INJ保守]画面で使用回数をリセットします。
3
検出器がFPDのときは、正しい光学フィルタが取り付けられていることを確認する。
メンテナンスヘルプ
2
カラムを取り付ける。
メンテナンスヘルプ
3
データ処理装置のケーブルを接続する。
LabSolutionsを使用するとき
1
USBまたはEthernetケーブルを、本装置背面のコネクタに接続する。
2
本装置を設定する。
クロマトパックを使用するとき
1
クロマトパックのケーブルを、本装置背面の「CH1用検出器信号出力端子(アナログ)」に接続する。
2
本装置を設定する。
4
装置前面の電源ボタンを押し、電源を入れる。
HOME画面が表示されます。
注記
LabSolutionsを使用するときは、手順5以降はLabSolutionsで行ってください。
LabSolutionsの操作については、LabSolutionsの取扱説明書を参照してください。
5
分析情報を設定する。
1
(HOME)-[セット]-[サブメニュー]-[LINE設定]を押す。
[LINE設定]画面が表示されます。
2
使用するユニットをラインに登録する。
3
(HOME)-[カラム]-[カラム情報]を押す。
[カラム情報設定]画面が表示されます。
4
カラムオーブン温度を設定する。
6
分析条件を設定し、GCを起動する。
検出器がFID、TCD、PTCD、FPD、ECD、BIDのとき
1
(HOME)-[セット]を押す。
[SET(分析条件設定)]画面が表示されます。
2
各部の温度や流量などの基本項目を設定する。
[SET(分析条件設定)]画面に表示されない項目は、HOME画面またはモニタ画面から、試料気化室、検出器、カラムの各画面を表示し、設定します。
3
検出器がTCD、PTCD、ECDのときは、 (HOME)-[検出器]を押し、電流値を設定する。
注記
検出器がTCDのときは、GC起動時は、[電流]を必ず「0」に設定し、[GC起動設定]画面の[スタートタイム]を10分程度に設定してから[GC起動]を押して、検出器ベントにガスが確実に流れていることを確認してください。
セル内部の空気が、キャリアガスやメイクアップガスによって置換されていない状態で電流が流れると、フィラメントが断線するおそれがあります。
4
温度プログラムなど、分析に使用する各プログラムを設定する。
5
(HOME)-[ファンクション]-[診断]-[キャリアガス漏れチェック]を押す。
[キャリアガス漏れチェック]画面が表示されます。
注記
以下のときは、「キャリアガス漏れチェック」機能を使用できません。
子手順7に進んでください。
  • パックドカラムを使用するとき
  • MSがLINE設定されているとき
  • AFTがLINE設定されているとき
6
[チェック開始]を押す。
キャリアガスの漏れチェックが開始します。
カラムの付け外しを行ったときは、キャリアガス漏れチェックを行い、漏れのない接続ができているか確認してください。
カラムの付け外しを行っていないときは、キャリアガス漏れチェックを省略できます。
7
(HOME)-[GC起動・停止手順]を押す。
[GC起動手順]画面が表示されます。
8
[温度・検出器制御開始]を[有効]にする。
9
[スタートタイム]に、ガス制御を開始してから温度や検出器の制御を開始するまでの時間を設定する。
注記
検出器がECDのときは、[スタートタイム]を10分以上に設定してください。セル内が窒素で置換されていない状態で温度を上げると、セルの劣化が早まります。
検出器がBIDのときは、ヘリウム精製器の劣化を防ぐため、[スタートタイム]の設定に注意が必要です。
通常時は10分に設定してください。配管接続後またはボンベ交換後は、60分程度に設定してください。
10
その他GC起動に関するパラメータを設定する。
11
[GC起動]を押し、GCを起動する。
[GC起動手順]画面で設定した内容に従ってGCを起動します。
GCの起動が完了すると、ステータスランプが緑色に点灯し、モニタ画面が表示されます。
検出器がFTDのとき
1
(HOME)-[セット]を押す。
[SET(分析条件設定)]画面が表示されます。
2
[カラム温度]を40.0 °Cに設定し、各部の温度や流量などの基本項目を設定する。
[SET(分析条件設定)]画面に表示されない項目は、HOME画面またはモニタ画面から、試料気化室、検出器、カラムの各画面を表示し、設定します。
3
(HOME)-[検出器]を押す。
[検出器]画面が表示されます。
4
[検出器制御]が[On]に、[パワーコントローラ]が[Off]になっていることを確認する。
5
(HOME)-[ファンクション]-[診断]-[キャリアガス漏れチェック]を押す。
[キャリアガス漏れチェック]画面が表示されます。
6
[チェック開始]を押す。
キャリアガスの漏れチェックが開始します。
カラムの付け外しを行ったときは、キャリアガス漏れチェックを行い、漏れのない接続ができているか確認してください。
カラムの付け外しを行っていないときは、キャリアガス漏れチェックを省略できます。
7
(HOME)-[GC起動・停止手順]を押す。
[GC起動手順]画面が表示されます。
8
GC起動に関するパラメータを設定する。
9
[GC起動]を押し、GCを起動する。
[GC起動手順]画面で設定した内容に従ってGCを起動します。
GCの起動が完了すると、ステータスランプが緑色に点灯し、モニタ画面が表示されます。
10
[検出器]画面の[電流]に、バックグランド電流を設定する。
注記
電流値を不必要に大きくすると、アルカリソースの寿命が短くなりますので注意してください。
11
検出器温度が設定温度になったら、[検出器]画面の[パワーコントローラ]を[On]にする。
12
(HOME)-[カラム]を押す。
[カラムオーブン]画面が表示されます。
13
分析時のカラムオーブン温度を設定する。
検出器がSCDのとき
1
(HOME)-[セット]を押す。
[SET(分析条件設定)]画面が表示されます。
2
各部の温度や流量などの基本項目を設定する。
[SET(分析条件設定)]画面に表示されない項目は、HOME画面またはモニタ画面から、試料気化室、検出器、カラムの各画面を表示し、設定します。
3
(HOME)-[検出器]を押す。
[検出器]画面が表示されます。
4
[GC起動時のSCD自動起動]が[有効]になっていることを確認する。
5
[SCDシステム制御]を押す。
[SCDシステム制御]画面が表示されます。
6
[電気炉還元部]が750 °C以上、[SCD O3]が16.0 mL/min以上になっていることを確認する。
7
(HOME)-[検出器]-[サブメニュー]-[SCD漏れチェック]を押す。
[SCD漏れチェック]画面が表示されます。
8
[圧力チェック]の[開始]を押す。
圧力漏れチェックを開始します。
結果が「Fail」のときは、漏れの原因を特定し、問題を解決した後に再度チェックを行ってください。再チェックの結果が「Pass」になると、SCDの制御を開始することができます。
9
(HOME)-[ファンクション]-[診断]-[キャリアガス漏れチェック]を押す。
[キャリアガス漏れチェック]画面が表示されます。
10
[チェック開始]を押す。
キャリアガスの漏れチェックが開始します。
カラムの付け外しを行ったときは、キャリアガス漏れチェックを行い、漏れのない接続ができているか確認してください。
カラムの付け外しを行っていないときは、キャリアガス漏れチェックを省略できます。
11
(HOME)-[GC起動・停止手順]を押す。
[GC起動手順]画面が表示されます。
12
[温度・検出器制御開始]を[有効]にする。
13
[スタートタイム]に、ガス制御を開始してから温度や検出器の制御を開始するまでの時間を設定する。
14
その他GC起動に関するパラメータを設定する。
15
[GC起動]を押し、GCを起動する。
[GC起動手順]画面で設定した内容に従ってGCを起動します。
GCの起動が完了すると、ステータスランプが緑色に点灯し、モニタ画面が表示されます。
7
モニタ画面で装置状況を確認する。
1
ベースラインが安定するまで待つ。
2
(Zero補正)を押す。
検出器の出力が0 µVに補正されます。
8
試料を注入し、分析を開始する。
AOCを使用するとき
AOCの設定方法は、AOCの取扱説明書を参照してください。
1
AOCのシリンジなどを確認し、試料をセットする。
2
AOCのパラメータを設定する。
3
AOC-20iのときは[AOC開始]を押す。
AOC-30iのときはオートインジェクタの[START]ボタンを押す。
AOCの動作が始まり、設定した分析条件に従って、分析を行います。
分析終了後、装置は待機状態になります。
手動注入のとき
試料注入時は保護メガネを着用する。
試料が飛び出し、目に入って負傷するおそれがあります。
1
シリンジに試料を採取する。
2
試料を注入する。
3
(START)を押す。
設定した分析条件に従って、分析を行います。
分析終了後、装置は待機状態になります。
9
GCを停止する。
1
[GC停止手順]画面を表示する。
2
[ストップタイム]に、[GC停止]を押してから温度や検出器の制御を終了するまでの時間を設定する。
3
[フローオフタイム]に、温度・検出器制御終了後、ガス制御を終了するまでの時間を設定する。
注記
検出器がBIDのときは、ヘリウム精製器が十分に冷却されてからガス制御を終了させる必要があるため、[フローオフタイム]を60分以上に設定してください。ヘリウム精製器が高温のときにガス制御を終了すると、ヘリウム精製器の劣化が早まります。
4
その他GC停止に関するパラメータを設定する。
5
[GC停止]を押し、GCを停止する。
[GC停止手順]画面で設定した内容に従ってGCを停止します。
10
装置前面の電源ボタンを押し、電源を切る。
注記
[自動スリープ]を[有効]に設定したときは、[フローオフタイム]で設定した時間の経過後に、自動で装置がスリープ状態になります。
[フローオフタイム]で設定した時間の経過前に電源ボタンを押すと、確認メッセージが表示されます。[Ok]を押すと、電源を切ることができます。
分析の準備
分析前に準備する各部について、補足事項を説明します。
ガラスインサート
メンテナンスヘルプのシリカウール充てん位置ガイド
カラム
キャピラリカラムの取り付け
パックドカラムの取り付け
ガラスカラムを接続するときは、シール部に使用するバックリングの向きに注意してください。シール材によって向きが異なります。
メンテナンスヘルプのガラスカラムの取り付け
試料注入モード
スプリット注入
キャピラリカラムは、内径が細く試料の負荷容量も小さいため、パックドカラムのように数µLの試料を全量カラムに導入できません。そのため注入された試料の一部だけをカラムに導入するスプリット導入法を使用します。
分析条件を初めて検討するときは、まずスプリット分析で検討します。内径の細い(0.25 mm I.D.)カラムを使用するときは、スプリット比は1:50程度から検討します。目的のピークが大きかったときはスプリット比を大きくし、小さかったり検出されなかったときはスプリット比を小さくし、適当なスプリット比を決定します。スプリット比の設定目安は、[カラム流量+スプリット流量]≧30 mL/minです。カラム内径や流量によって異なりますが、全流量を50 mL/min程度から検討します。
[カラム流量+スプリット流量] < 20 mL/minにしても目的の感度が得られないときは、スプリット注入以外の注入方法を検討します。
スプリットレス注入
スプリットレス分析は、注入した試料の大部分をカラムに導入する分析法です。スプリット分析では検出が難しい、希薄な試料の分析時に使用します。スプリットせずカラムに導入されて目的化合物のピーク幅が広がることを防ぐために、サンプリング中は、カラム初期温度を試料溶媒の沸点以下に設定してカラム内で再凝縮させ、再度気化させるために昇温プログラムを設定します。注入した試料の気化体積を小さくし、再現性良く分析をするために、高圧注入を推奨します。
ダイレクト注入
ワイドボアカラムを使用し、注入した試料のほぼ全量をカラムに導入する分析法です。内径0.45 m以上のカラムを使用するため、内径が細いカラムに比べると分離が多少悪くなります。またピーク形状がブロードになるため、必ずしも感度が向上するとは限りません。
温度設定
試料気化室、カラムオーブン、検出器の温度をそれぞれ設定します。通常、試料気化室と検出器の温度は、カラムオーブン温度より高く設定します。試料気化室は、注入した試料が一瞬で気化する温度を設定します(目的成分によって異なる)。検出器は、常にカラムオーブン温度より高く設定します。検出器が汚染するおそれがあるため、カラムオーブン温度は検出器温度より高く設定しないでください。カラムオーブンの昇温プログラムを設定するときも、オーブン温度の最終温度が検出器温度より高くならないように注意してください。
カラムオーブン温度プログラム
主に沸点範囲の広い試料を分析するときに設定します。未知の試料や、クロマトグラムのパターンが予想できない試料の分析条件を検討するときは、まず低温(40~50 °C)のカラムオーブン初期温度から10 °C/min程度の昇温プログラムで分析します。分析結果から、どの温度域でピークが出てくるかを調べ、詳細な分析条件を検討すると方向性が決まりやすくなります。
分析回数カウンタ
(HOME)-[ファンクション]-[診断]-[分析回数カウンタ]を押すと、[分析回数カウンタ]画面が表示されます。セプタム、ガラスインサート、シリンジカウンタのしきい値の設定やカウント回数のリセットができます。セプタム、ガラスインサート、シリンジは、定期的に点検や交換が必要です。[分析回数カウンタ]画面でしきい値を設定し、交換周期の目安にすると便利です。しきい値を超えた場合(実際には本装置にスタート信号が入った回数をカウント)は、画面にメッセージを表示したり、AOCの注入を停止したりできます。[しきい値超過時のバッチ動作]の設定を[停止]にしていると、バッチ処理中にしきい値を超えた場合、AOCの注入を停止します。
セプタム、ガラスインサート、シリンジの交換周期は、分析条件や試料によって異なります。不揮発性成分などを多く含んだ試料の分析など、ガラスインサートが汚染されやすい分析のときは、[インサートカウンタ]の[しきい値]を小さくし、短いサイクルで点検してください。標準試料のような不揮発性成分を含まない試料を分析する場合には、しきい値を大きくします。
GC起動
(HOME)-[GC起動・停止手順]を押すと、[GC起動手順]画面が表示されます。スタートタイムやクリーンアップなど、GC起動に関するパラメータを設定できます。[GC起動]を押すと、設定した内容に従って、各部の制御を開始します。クリーンアップを使用すると、サンプルを注入しないでGCのプログラムをスタートするため、分析前に前回の分析の汚れなどを取り除くことができます。
[GC起動設定]を[自動起動]に設定すると、本装置の電源を入れると自動でGCを起動することができ、停電後などに自動復帰することもできます。
GC起動時は、検出器の汚染やカラムの破損を防ぐため、まずキャリアガスを流してカラム内の空気を置換し、その後検出器と試料気化室の温度を上げ、最後にカラムオーブンの温度を上げる必要があります。
[スタートタイム]を設定すると、キャリアガスを設定時間流した後、自動で温度制御を開始することができます。本装置は、各部の温度制御を同時に開始しても、カラム温度が検出器の温度より高くならないように制御されます。
GC停止
GCが起動している状態で (HOME)-[GC起動・停止手順]を押すと、[GC停止手順]画面が表示されます。[GC停止]を押すと、[ストップタイム]で設定した時間の経過後に温度制御を止め、[フローオフタイム]で設定した時間だけキャリアガスを流してからGCを停止します。
GCを停止するときは、カラムを保護するため、各部の温度を下げた後にキャリアガスを止める必要があります。[ストップタイム]や[フローオフタイム]を設定することで、GCを安全に停止させることができます。
正しい手順でGCを停止せずに本装置の電源を切ると、装置が故障する原因になりますので注意してください。
再現性良く分析するために
試料の注入
ここでは、試料を手動で注入して分析をする方法について説明します。
AOCを使用して試料を自動で注入するときは、AOCの取扱説明書を参照してください。
使用部品
マイクロシリンジ取り扱い上の注意
1
シリンジを有機溶剤で洗浄する。
1
洗浄用有機溶剤にシリンジのニードルを入れ、プランジャを引き上げて有機溶剤を
8~10 µL吸引する。(10 µLシリンジ使用時)
2
吸引した有機溶剤を廃液用容器に排出する。
3
上記の手順を3~5回程度繰り返す。
2
シリンジを試料で洗浄する。
1
試料にシリンジのニードルを入れ、プランジャを引き上げて試料を8~10 µL吸引する。
2
吸引した試料を廃液用容器に排出する。
3
上記の手順を3~5回程度繰り返す。
3
シリンジに試料を採取する。
1
試料にシリンジのニードルを入れた状態で、プランジャを上下に動かし、シリンジ中の気泡を除去する(ポンピング)。
吸引はゆっくり、排出はすばやく操作すると効果的です。
2
気泡を除去した後、必要量だけ試料(例えば1 µL)を採取する。
3
ニードルに付着している試料を、きれいな吸取紙などでふき取る。
4
プランジャを上げ、ニードル内に試料が残らない様に空気を吸引する。
4
試料を注入する。
試料注入時は保護メガネを着用する。
試料が飛び出し、目に入って負傷するおそれがあります。
1
シリンジ本体がニードルガイドにあたるまで(ニードル根本まで)差し込む。
シリンジを差し込んだときに、注入口の圧力によってプランジャが飛び出すことがあります。ノブに指を添えて注入することで、プランジャの飛び出しを防ぐことができます。
2
プランジャのノブを押し、すばやく試料を注入すると同時に、本装置の (START)を押す。
3
できるだけすばやくシリンジを引き抜く。
分析の開始と終了
分析の開始
ステータスランプが緑色に点灯し、装置ステータスが[READY]のときは分析を開始できます。本装置の (START)を押すと、温度プログラム、タイムプログラム、圧力プログラム、流量プログラム、線速度プログラムが始まり、同時にデータ処理装置にスタート信号が送られて、データ採取が始まります。前処理プログラムを設定したときは、前処理プログラムが実行された後、それぞれのプログラムがスタートし、データ処理装置にスタート信号が送られます。
分析の終了
一連の分析が終了すると、装置は自動で待機状態になります。分析やプログラムを途中で強制的に停止するときは、(STOP)を押します。(STOP)を押すと、初期状態に戻ったあと、装置ステータスは「NOT READY」から「READY」になります。
データ処理装置の動作
LabSolutionsを使用するとき
分析を開始するときは、LabSolutionsの[シングル分析の開始]または[バッチ分析の開始]から実行してください。
分析を停止するときは、LabSolutionsの[中止]を押してください。
LabSolutionsの操作については、LabSolutionsの取扱説明書を参照してください。
クロマトパックを使用するとき
クロマトパックの[START]と[STOP]キーでは、クロマトパックの制御を行いますが、本装置の制御はできません。
分析の開始と停止は、本装置の (START)と (STOP)から実行してください。
 (START)を押すと、クロマトパックは自動でデータ採取を開始します。
ただし、(STOP)を押しても、クロマトパックのデータ採取は終了しません。クロマトパックを停止するときは、クロマトパックの[STOP]キーを押してください。
(START)を押したときに、クロマトパックに信号を送るアナログ端子のチャンネルは、「[アナログ出力スタート信号]画面」で設定できます。
保守・点検
装置の性能を長期にわたって維持し、正しい分析データを得るためには、定期的に部品の点検や交換が必要です。
ここでは定期的に点検が必要な項目について説明します。
点検で異常があったときは、当社営業所/代理店または当社指定のサービス担当店に連絡してください。
また、当社と保守点検契約を結ぶことにより、当社フィールドエンジニアが定期点検を行います。保守点検契約については、当社営業所または代理店に連絡してください。
保守・点検時の注意
カラムオーブンの温度が40 °C未満になっていることを[温度モニタ]画面で確認する。
試料気化室と検出器の温度が50 °C以下になっていることを[温度モニタ]画面で確認する。
GC停止直後は、各部の温度が高い場合があります。各部の温度がメンテナンス可能な温度に下がってから操作してください。
高温のまま作業をすると、やけどをするおそれがあります。また、高温時にナットまたはClickTekコネクタを回すと、摺動部が焼き付くおそれがあります。
部品を交換するときは、「標準付属品」、「GCシリーズ付属品ハンドブック」、「メンテナンスヘルプ」に記載されている部品を使用する。
それ以外の部品を使用すると、部品が破損し正常に使用できないことがあります。また、けがや故障の原因になります。
手袋を着用し、適切な工具を使用する。
部品を直接手で触ると、汚れが付着し、分析データに影響するおそれがあります。
使用する工具は、アセトンを含ませたガーゼなどで、あらかじめ汚れをふき取ってください。
取り外した部品は清浄なトレイやシートに置く。
紛失したり、汚染したりしないように注意してください。
注入部の圧力が高いときに保守点検をしない。
セプタムやO-リングが飛び出すおそれがあります。また、注入部の圧力が急激に変化すると、シリカウールの位置が変わり、正しく分析できないことがあります。
点検の目安
各項目の点検/交換周期を目安に点検してください。
注記
表示されている分析回数や点検周期はあくまで目安です。保証期間ではありません。
新しい試料を分析するときや、分析方法を変更するときは、すべての項目を点検してください。
装置の使用状況や分析する試料によって点検周期は異なります。使用状況にあわせて点検してください。
TCD、PTCD、ECD、BIDの各検出器の点検については、当社営業所、代理店、またはサービス会社へ連絡してください。
点検項目
点検/交換周期
処置
1

3

6

1
2


セプタム
AOC用シリンジ使用時は、分析回数100回を目安に交換。針先の太いガスタイトシリンジ使用時は、分析回数50回を目安に交換。
ガラスインサート
分析回数100回を目安に点検または交換。
シリカウール位置とインサート/ウールの汚れに問題なければ再利用可。
インサートO-リング
ガラスインサート交換時に交換。再利用不可。
シリンジ
分析回数500回を目安に洗浄。
洗浄後、以下の2点に問題がないか確認。
  • プランジャがスムーズに動く。
  • 針先から試料がまっすぐに吐出される。
スプリットフィルタ
1か月に一度点検を行い6か月を目安に交換。
キャピラリカラム
カラム取り付け時にコンディショニングを行う。
SUSカラム
カラム取り付け時にコンディショニングを行う。
ガラスカラム
カラム取り付け時にコンディショニングを行う。
グラファイト
フェルール
カラム取り付け時に確認。バックリングとサイドリングのすき間がなければ交換。
ClickTekフェルール
カラム取り付け時にごみの付着や破損を確認。着脱回数5回を目安に交換。着脱回数最大10回まで使用可。
ClickTekアダプタ
3年を目安に交換。
ClickTekコネクタ
3年を目安に交換。
FID イグナイタ
1年を目安に交換。
FID コレクタ
1年を目安に交換。ノイズが大きいときは交換。
FID ノズル
1年を目安に交換。ノイズが大きいときは交換。
FTD コレクタ
所定の感度が得られない場合や、分析待機状態でマイナス側にスパイクノイズが見られるときに、アルカリソースの再生または交換。
FTD ノズル
1年を目安に交換。ノイズが大きいときは交換。
FPD 干渉フィルタ
6か月に1度点検。汚れがあれば洗浄または交換。
FPD ホトマル
2年を目安に交換。
FPD イグナイタ
1年を目安に交換。
FPD 石英管
6か月に1度点検を行い2年を目安に交換。
FPD レンズ
干渉フィルタ交換時または6か月に1度点検。汚れがあれば洗浄または交換。
FPD フィルタ内側O-リング
干渉フィルタ交換時または6か月に1度点検。劣化があれば洗浄または交換。
SCD インナーパイロチューブ
1000時間を目安に交換。所定の感度が得られないときは交換。
SCD アウターパイロチューブ
1000時間を目安に交換。
SCD オゾンスクラバ―
1年を目安に交換。
充填剤だけの交換も可能ですが、オゾンスクラバー自体の交換を推奨します。
SCD 真空ポンプ
1年を目安にメンテナンス。
当社営業所、代理店、またはサービス会社に依頼してください。
ガスフィルタ
1年を目安に交換。
PTV インサート
分析回数100回を目安に点検または交換。
シリカウール位置とインサート/ウールの汚れに問題なければ再利用可。
OCI インサート
分析回数100回を目安に点検または交換。
簡易OCI インサート
分析回数100回を目安に点検または交換。
OCI-2030 NX
インサート
分析回数100回を目安に点検または交換。
点検のポイント
試料気化室
セプタム
シリンジ注入を繰り返すと、セプタムの気密性が悪化してキャリアガスが漏れやすくなります。
キャリアガスが漏れると、保持時間が少しずつ遅くなり、分析再現性が悪化します。さらに、セプタムの小片がガラスインサート内に落ちて、ゴーストピークの原因になることがあります。
リテンションタイムやピーク面積の再現性不良のときや、ゴーストピークが検出されるときは、セプタムを交換してください。ガラスインサート内にセプタムの小片がないにもかかわらず、セプタムを交換しても解消されないときは、セプタムをコンディショニングするか、使用するセプタムの変更(例えば、目的化合物のピークを妨害する位置にブリーディングが現れないセプタムなど)を検討してください。
ガラスインサート
リテンションタイムやピーク面積の再現性不良のときや、ゴーストピークが検出されるときは、シリカウール充てん位置のずれや、ガラスインサート内部が汚れている可能性があります。
ガラスインサートを取り出して点検してください。シリカウールの位置やガラスインサートに汚れがなく、洗浄しても解決されないときはガラスインサートを交換してください。
O-リング
注入口温度を350 °C以上に設定し長時間使用するときは、耐久性が低下するため、1週間を目安にキャリアガスの漏れを確認してください。
O-リングは漏れがなければ複数回使用できますが、ガラスインサート交換時に交換することを推奨します。
カラムオーブン
カラム
カラム内に成分が残留していると、ベースラインが不安定になったり、ゴーストピークが検出されたりします。カラムをコンディショニングまたは交換してください。キャピラリカラムの場合、カラムの先端をカットすると、汚れを除去できることがあります。
グラファイトフェルール
グラファイトは、柔らかく形状が変わりやすいため取り扱いは容易です。ただし、グラファイトが減るとキャリアガスが漏れることがあります。バックリングとサイドリングのすき間がなく固定できないときは、新しいグラファイトフェルールに交換してください。
ClickTekフェルール
繰り返し分析をしても緩まず、高い密閉性をもちます。ただし、一度カラムに取り付けたClickTekフェルールを、取り外して他のカラムに取り付けることはできません。
検出器
各部の詰まりや汚れは、細長い針金や、アセトンなどの有機溶媒を染み込ませた綿棒などで取り除いてください。
FID
FIDの点検箇所は、以下の3か所です。
汚れを取り除いても点火できないときや分析中頻繁に消火するときは交換してください。
FTD
FTDの点検箇所は、以下の3か所です。
汚れを取り除いてもノイズレベルが上昇したり、感度が低下したりするときは交換してください。
FPD
FPDの点検箇所は、以下の3か所です。
汚れを取り除いてもノイズレベルが上昇したり、感度が低下したりするときは交換してください。
SCD
SCDの点検箇所は、以下の2か所です。
上記に該当する場合は、部品を交換してください。
AFC
スプリットフィルタ
6か月ごとの交換が目安ですが、高沸点成分を多く含む試料や常温で固体の試料を数多く分析するときは、6か月よりも早く交換する必要があります。分析状況に応じて点検周期を変更してください。
スプリットフィルタに詰まりがないか、以下の手順で確認してください。
1
(HOME)-[試料導入部]を押す。
[INJ/FLOW]画面が表示されます。
2
[パージ流量]を「0」にする。
3
カラムの内径が0.32 mmより大きいときは、試料気化室側のカラムを取り外し、芯線のついたグラファイトフェルールとカラムナットで密栓する。
カラムの内径が0.32 mm以下のときは、カラムはそのままにしてください。
4
[注入モード]を[Split]にする。
5
[入口圧]と[全流量]を以下の値にする。
6
[入口圧]の実測値を確認する。
入口圧が50 kPa以上のときは、スプリットフィルタを交換してください。
ガス漏れ
ガス漏れが存在すると、再現性の良い分析はできません。また、キャリアガスの浪費にもなります。定期的にガス漏れチェックを実行し、AFCにガス漏れがないかどうか確認してください。
各部の交換方法
各部品の交換手順は、メンテナンスヘルプを参照してください。
消耗品
消耗品については、装置の標準付属品一覧を参照してください。
当社では、標準付属品以外にも、さまざまな部品を用意しています。
分析に必要な部品を「GCシリーズ付属品ハンドブック」または「メンテナンスヘルプ」にまとめて記載し、提供しています。
「GCシリーズ付属品ハンドブック」の最新版は下記からダウンロードできます。
消耗品や保守部品の購入については、島津ジーエルシー(https://solutions.shimadzu.co.jp/glc/)、当社営業所または代理店までお問い合わせください。
定期交換部品
ガスクロマトグラフの性能を維持するために、以下の部品の定期的な交換を推奨します。
注記
交換周期はあくまで目安です。
装置の設置環境や装置の使用状況によって、交換が必要になる時期は異なります。
定期交換部品の交換については、当社営業所、代理店、またはサービス会社へ連絡してください。
部品名
交換推奨周期
吸気ファン
6年
INJ/DETファン
3年
水素センサ・センサ部
3年
水素センサ・ポンプ部
3年
オーブンライト
6年
タッチパネル
6年
BID用ヘリウム精製器*1
6年
ヘリウム精製器HP2*1
6年
*1 ヘリウム精製器はヒータを内蔵しており、高温の状態でガスの供給を停止すると劣化が早まります。起動時は、配管内のガスを60分以上置換してからヘリウム精製器の電源を入れてください。ガスの供給を停止する場合は、ヘリウム精製器の電源を切って60分以上の冷却時間をおいてからガスを停止してください。
以下の部品は、一定の使用時間が経過すると、タッチパネル上に交換を知らせる警告メッセージが表示されます。
部品名
使用時間
備考
オーブンファンモータ
61320時間
  • 1日8時間使用:約21年
  • 24時間連続運転:約7年
カラムオーブンセンサ*1
26280時間
  • 1日8時間使用:約9年
  • 24時間連続運転:約3年;300 °C基準
INJ/DETセンサ*1
26280時間
  • 1日8時間使用:約9年
  • 24時間連続運転:約3年;300 °C基準
電気炉センサ*2
17520時間
  • 1日8時間使用:約6年
  • 24時間連続運転:約2年;800 °C基準
*1 センサを交換するときは、ヒータも同時に交換することを推奨します。
*2 SCD-2030に搭載されています。
清掃
タッチパネルの清掃
タッチパネルは繊細な電子部品です。
画面が汚れたときは、柔らかい布や中性洗剤または微量のエタノールを染み込ませた布で軽くふいて、汚れを落としてください。
注記
中性洗剤またはエタノール以外の洗浄剤は使用しないでください。
強い力でふかないでください。損傷の原因になるおそれがあります。
鋭利な刃物やとがったものなどで押し付けたり、擦ったりしないでください。損傷の原因になるおそれがあります。
破損した場合、液晶が漏れるおそれがあります。誤って目や口などに入らないようにしてください。また、身体に付着した場合は、直ちに石鹸などで洗い流してください。
外面の清掃
本装置の外面部分が汚れたときは、乾いた柔らかい布、またはティッシュペーパーでふき取ってください。
汚れが著しい場合は、次のように汚れを落としてください。
1
薄めた中性洗剤につけた布を、固く絞ってふく。
2
水につけた布をよく絞って、洗剤が残らないようにふいたあと、乾いた布で水分をふき取る。
注記
装置を水に濡れたままにしておいたり、アルコールやシンナー系溶剤でふかないでください。
さびや変色の原因になります。
トラブルシューティング
良好なデータを得られなかったときは、まず下記の項目を確認してください。
メンテナンスヘルプ
ここでは、分析中のトラブルに対して、現象から考えられる原因と対策について説明します。
対策をしても症状が改善されないときや、ここに記載されていない現象が発生したときは、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
ガスおよび圧力設定
圧力・流量が設定できない/設定どおりに制御できない
原因
対策
参照
ガスが供給されていない。
  • ガスボンベの元栓を開けて、ガスを供給する。
  • 試料導入部または検出器の制御を[On]にする。
  • 検出器ガスの制御を[On]にする。
供給圧が低い。
ガスの供給圧力を変更する。
  • キャリアガス:300~980 kPa
  • 検出器ガス:300~980 kPa
  • 水素:150~300 kPa
  • 空気:300~500 kPa
ガスが漏れている。
  • ガス漏れを確認し、漏れている箇所を締め直す。
  • ガスケットやセプタムを交換する。
  • グラファイトフェルールの増し締めをする。増し締めしても漏れがあれば交換する。
設定値が正しくない。
圧力を適切な値に設定する。
圧力が制御範囲から外れている。
キャリアガスの種類やカラム情報の設定が適切でない。
キャリアガスの種類、カラム情報を正しく設定する。
全流量の設定が小さく圧力が上昇しない。
全流量の設定を大きくする。
スプリット比の設定が小さく全流量が少ない。
スプリット比の設定を大きくして全流量を大きくする。
スプリットラインのフィルタが詰まっている。
スプリットラインのフィルタを交換する。
メンテナンスヘルプ
全流量の設定を大きくしても、スプリットベント流量の実測値が小さく、圧力が高くなる。
ガス漏れが止まらない
原因
対策
参照
部品の取り付け方法が間違っている。
部品を正しく取り付ける。
グラファイトフェルールやO-リングなどのパッキン部品が損傷している。
  • O-リングを交換する。
  • グラファイトフェルールの増し締めをする。増し締めしても漏れがあれば交換する。
メンテナンスヘルプ
パイプやジョイントなどの配管が破損している。
配管部品の交換が必要です。装置の主電源を切り、ガスの供給を停止し、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
キャリアガスのガス漏れチェック(キャピラリ)
ガス漏れが存在すると、再現性の良い分析はできません。また、キャリアガスの浪費にもなります。定期的にガス漏れチェックを実行し、キャリアガスのガス漏れがないかどうか確認してください。
1
装置を準備する。
1
(HOME)-[GC起動・停止手順]を押し、[GC停止手順]画面を表示する。
2
[ガス制御]を[On]にする。
3
[GC停止]を押す。
1
(HOME)-[GC起動・停止手順]を押し、[GC起動手順]画面を表示する。
2
[温度・検出器制御開始]を[無効]にする。
3
[GC起動]を押す。
2
(モニタ)を押す。
モニタ画面が表示されます。
3
試料気化室と検出器の温度が50 °C以下になるのを待つ。
4
カラムオーブン温度が、40 °C未満であることを確認する。
5
試料気化室のアイコンを押す。
[INJ/FLOW]画面が表示されます。
6
フローコントローラの制御を[Off]にする。
7
[パージ流量]を「0」mL/minにする。
8
カラムオーブンドアを開け、注入口側のカラムを取り外す。
9
試料気化室のカラム接続口を密閉する。
10
パージベントにブラインド(G型プラグ(P/N:S221-35566-92)、カラムガスケット(P/N:S201-35184))を取り付ける。SPLまたはPTVのときは、スプリットベントにもブラインドを取り付ける。
11
[キャリアガス一次圧]の実測値が「300 kPa」以上であることを確認する。
12
各項目を以下のように設定する。
注入モード
Split
制御モード
圧力
入口圧
300 kPa
全流量
100 mL/min
13
フローコントローラの制御を[On]にする。
14
[入口圧]がキャリアガス一次圧付近まで上昇するのを待ち、フローコントローラの制御を[Off]にする。
15
[入口圧]の実測値を記録する。
16
10分程度待ち、手順15で記録した入口圧の実測値と10分あたりの降下値からガス漏れを確認する。
以下のときは、どこかに漏れが存在します。
手順15の[入口圧]の実測値
漏れの判定基準
~300 kPa
降下値が2.5 kPaより多いとき
300 kPa~450 kPa
降下値が5.0 kPaより多いとき
450 kPa~600 kPa
降下値が7.5 kPaより多いとき
600 kPa~750 kPa
降下値が10.0 kPaより多いとき
750 kPa~
降下値が12.5 kPaより多いとき
17
ガス漏れがあったときは、処置をする。
18
接続と設定条件を元に戻す。
設定条件を元に戻した後、温度制御を開始するときは、[GC起動手順]画面の[温度・検出器制御開始]を[有効]にします。
キャリアガスのガス漏れチェック(パックド)
ガス漏れが存在すると、再現性の良い分析はできません。また、キャリアガスの浪費にもなります。定期的にガス漏れチェックを実行し、キャリアガスのガス漏れがないかどうか確認してください。
1
装置を準備する。
1
(HOME)-[GC起動・停止手順]を押し、[GC停止手順]画面を表示する。
2
[ガス制御]を[On]にする。
3
[GC停止]を押す。
1
(HOME)-[GC起動・停止手順]を押し、[GC起動手順]画面を表示する。
2
[温度・検出器制御開始]を[無効]にする。
3
[GC起動]を押す。
2
(モニタ)を押す。
モニタ画面が表示されます。
3
試料気化室と検出器の温度が50 °C以下になるのを待つ。
4
カラムオーブン温度が、40 °C未満であることを確認する。
5
試料気化室のアイコンを押す。
[INJ/FLOW]画面が表示されます。
6
フローコントローラの制御を[Off]にする。
7
カラムオーブンドアを開け、注入口側のカラムを取り外す。
注記
カラムを取り外すときは、ガラスインサートの先端を割らないように、アダプタをまっすぐ下に引いてください。
8
試料気化室のカラム接続口を密閉する。
9
[カラム流量]を「100」mL/minにする。
10
フローコントローラの制御を[On]にする。
11
[入口圧]がキャリアガス一次圧付近まで上昇するのを待ち、フローコントローラの制御を[Off]にする。
12
[入口圧]の実測値を記録する。
13
10分程度待ち、手順12で記録した入口圧の実測値と10分あたりの降下値からガス漏れを確認する。
以下のときは、どこかに漏れが存在します。
手順12の[入口圧]の実測値
漏れの判定基準
~300 kPa
降下値が2.5 kPaより多いとき
300 kPa~450 kPa
降下値が5.0 kPaより多いとき
450 kPa~600 kPa
降下値が7.5 kPaより多いとき
600 kPa~750 kPa
降下値が10.0 kPaより多いとき
750 kPa~
降下値が12.5 kPaより多いとき
14
ガス漏れがあったときは、処置をする。
15
接続と設定条件を元に戻す。
設定条件を元に戻した後、温度制御を開始するときは、[GC起動手順]画面の[温度・検出器制御開始]を[有効]にします。
ガス漏れがあったときの処置方法
リークディテクタまたはスヌープを使用して、以下の場所にガス漏れがないかどうかを確認します。
スヌープなどの液体を使用するときは、電気の配線や検出器にかからないように注意する。
感電するおそれがあります。
キャリアガスおよび検出器ガス制御部(AFC/APC)の上にある接続部分には、ガス漏れ検知液や石鹸水を使用しない。
液垂れによって、制御部が破損するおそれがあります。
漏れの箇所が特定されたら、次の処置をしてください。
部品の交換方法はメンテナンスヘルプを参照してください。
項目
処置
セプタム
セプタムを交換する。
試料気化室周辺
ガラスインサートのO-リングを交換する。
スプリットベント
ブラインドのパッキンを交換する。
パージベント
ブラインドを交換する。
カラム接続部
フェルール、ナットまたはClickTekコネクタ(オプション)を交換する。
注記
高感度分析の場合、スヌープや石鹸水が悪影響を及ぼす可能性があります。高感度分析時は、リークディテクタを使用してください。
スプリットベントやパージベントからは0.2 mL/minの漏れを許容しています。
温度制御
温度が上昇しない/設定値どおりに制御できない
原因
対策
参照
  • GCを起動していない。
  • (HOME)-[GC起動・停止手順]を押すと、[GC起動手順]画面が表示される。
[GC起動手順]画面の[GC起動]を押し、GCを起動する。
スタートタイムの設定時間が長く、ヒータ制御が開始されていない。
GC起動手順のスタートタイムを短く設定する。
設定値は変更すると、ただちに有効になります。
熱損失が大きい。
  • オーブンドアを閉める。
  • 断熱材の穴をふさぐ。
最高温度の設定値が低すぎるため、オーバーヒートエラーとなっている。
  • カラムや各ユニットの最高温度の設定値を高くする。
  • [カラム情報設定]画面の[使用温度上限]を正しく設定する。
検出器温度がカラムの設定温度より低い。
検出器温度をカラム温度よりも高く設定する。
検出器(共通)
ピークが検出されない/ピークが非常に小さい(検出器共通)
原因
対策
参照
検出器の信号ケーブルが正しく接続されていない。
信号ケーブルを正しく接続する。
メンテナンスヘルプ
検出器制御が[Off]になっている。
検出器の制御を[On]にする。
データ処理装置の信号ケーブルが正しく接続されていない。
信号ケーブルを正しく接続する。
検出器カラム接続部が漏れている。
ガス漏れを確認し、漏れている箇所を締め直す。
検出器側カラム差し込み長さが正しくない。
カラムを正しく取り付ける。
メンテナンスヘルプ
検出器アッテネーション、レンジ、電流値が不適切な値である。
検出器アッテネーション、レンジ、電流値を適切な値に変更する。
ZERO LEVELがマイナス側に下がりすぎている。
モニタ画面で信号レベルを確認後、Zero補正をする。
試料注入量が少ないか試料濃度が低い。
  • 試料注入量を多くする。(通常、液体試料2 µL以下、気体試料1 mL以下)
注記
注入量が多いと試料気化室を汚染することがあります。
  • 試料濃度を高くする。
スプリット比が大きい。(スプリット分析の場合)
スプリット比を小さくする。
試料を正しく注入できていない。
  • シリンジの詰まりや漏れを確認し、メンテナンスする。
  • シリンジを交換する。
メンテナンスヘルプ
ガラスインサートに成分が吸着している。
  • ガラスインサートを不活性処理済に変更する。
  • 成分に応じて酸処理やアルカリ処理のガラスインサートに変更する。
メンテナンスヘルプ
各種検出器ガス流量が正しくない。
最適値(推奨値)に設定する。
メンテナンスヘルプ
検出器フィルタ時定数が正しくない。
最適値(推奨値)に設定する。
各部の温度やカラム流量など分析条件が適切でない。
分析条件を再検討する。
検出器ガス制御部(APC)が故障している。
装置の主電源を切り、ガスの供給を停止し、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
ベースラインのノイズが大きい(検出器共通)
原因
対策
参照
カラムが汚れている。
  • カラムをコンディショニングする。
  • カラム接続口を密閉し、ベースラインを確認する。
    ノイズが小さければ、カラムが汚れているか劣化しています。新しいカラムに交換してください。
メンテナンスヘルプ
ガラスインサートやシリカウールが汚れている。
ガラスインサートやシリカウールを交換する。
メンテナンスヘルプ
キャリアガス、各種検出器ガスの純度が低い。
  • 純度の高いガスに交換する。
  • キャリアガスライン、各種検出器ガスラインにフィルタを入れる。
  • 上記の対策をしても症状が改善されないときは、配管部品の交換が必要です。装置の主電源を切り、ガスの供給を停止し、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
メンテナンスヘルプ
ガスフィルタが汚れている。
ガスフィルタを交換する。
検出器の信号ケーブルが正しく接続されていない。
信号ケーブルを正しく接続する。
メンテナンスヘルプ
各種検出器ガス流量が正しくない。
最適値(推奨値)に設定する。
メンテナンスヘルプ
検出器フィルタ時定数が正しくない。
最適値(推奨値)に設定する。
検出器ガス制御部(APC)が故障している。
装置の主電源を切り、ガスの供給を停止し、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
― 
ベースラインがドリフトする、または長周期で変動する(検出器共通)
原因
対策
参照
カラムが汚れている。
カラムをコンディショニングする。
メンテナンスヘルプ
ガラスインサートやシリカウールが汚れている。
ガラスインサートやシリカウールを交換する。
メンテナンスヘルプ
キャリアガス、各種検出器ガスの純度が低い。
  • 純度の高いガスに交換する。
  • キャリアガスライン、各種検出器ガスラインにフィルタを入れる。
  • 上記の対策をしても症状が改善されないときは、配管部品の交換が必要です。装置の主電源を切り、ガスの供給を停止し、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
メンテナンスヘルプ
ガスフィルタが汚れている。
ガスフィルタを交換する。
検出器カラム接続部が漏れている。
ガス漏れを確認し、漏れている箇所を締め直す。
検出器側カラム差し込み長さが正しくない。
カラムを正しく取り付ける。
メンテナンスヘルプ
室温が推奨温度範囲外か装置設置場所の室温が大きく変動している。
室温を推奨温度範囲内に保ち、室温の変動を少なくする。
各部温度が安定していない。
[温度モニタ]画面で各部の温度を確認します。長時間経過しても安定しない場合は、装置の主電源を切り、ガスの供給を停止し、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
流量が安定していない。
[流量モニタ]画面で、AFCとAPCの圧力と流量を確認します。長時間経過しても安定しない場合は、装置の主電源を切り、ガスの供給を停止し、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
エアコンの風が装置に当たっている。
装置の設置環境を検討する。
検出器の信号ケーブルが正しく接続されていない。
信号ケーブルを正しく接続する。
メンテナンスヘルプ
APCが故障している。
装置の主電源を切り、ガスの供給を停止し、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
注記
各部の温度や流量が安定していないためにベースラインが変動する場合があります。モニタ画面の表示を確認し、ベースラインが変動しているときは、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
ゼロ点調整ができない(検出器共通)
原因
対策
参照
データ処理装置が接続されていない。
正しく接続する。
FIDまたはFPDの水素炎が点火していないか、検出器設定が適切でない。
  • 点火動作を行う。
  • 検出器の設定を適切に行う。
検出器(FID)
水素ガスの供給を停止してから装置を点検する。
水素ガスが大量に漏れると、爆発するおそれがあります。
ピークが検出されない/ピークが非常に小さい(FID)
原因
対策
参照
水素炎が点火していない。
水素と空気、検出器ガス流量を点検後、再び点火する。
高圧ブラシが正しく設置されていない。
高圧ブラシを正しく設置する。
メンテナンスヘルプ
検出器感度が低い。
[信号レンジ]を[×1]にする。
ノズルやケーブルが破損している。
ノズルやケーブルを交換する。
メンテナンスヘルプ
点火できない/炎が消える(FID)
原因
対策
参照
カラムを接続していない。
カラムを接続する。
メンテナンスヘルプ
カラムの差し込み長さが適切でない。
検出器へのカラム差し込み長さが72 mmであることを確認する。長さが異なる場合は、位置決め治具を使用して再調整する。
メンテナンスヘルプ
ノズルが詰まっている。
ノズルのメンテナンスをするか交換する。
メンテナンスヘルプ
イグナイタのフィラメントが切れている。
イグナイタを交換する。
メンテナンスヘルプ
水素、空気、検出器ガスが供給されていないか適切な流量でない。
各種ガスを供給し、適切な流量に設定する。
検出器部温度が低い。
検出器部温度を高く設定する。
水素ラインが十分置換されていない。
点火動作を何度か行い、完全に置換する。
(パックドカラムをご使用の場合)
キャリアガスとメイクアップガスの合計流量が少ない/多い
  • キャリアガスとメイクアップガスの合計流量を20~50 mL/minにする。
  • 流量を多くする必要がある場合は、水素流量を数mL~10 mL程度増やす。
  • 水素流量を増やせない場合は、キャリアガスとメイクアップガスの合計流量を20~50 mL/minにして点火させてから目的の流量に設定する。
メンテナンスヘルプ
ベースラインのノイズが大きい(FID)
原因
対策
参照
石英ノズル下部にほこりが溜まっている。
上から空気を吹き付けてほこりを除去する。
メンテナンスヘルプ
ノズルが破損している。
ノズルを交換する。
メンテナンスヘルプ
コレクタが汚れている。
コレクタの洗浄または交換を行う。
メンテナンスヘルプ
各種ガスに有機物が多量に含まれている。
  • 各種ガス純度、減圧器を確認する。
  • 各種ガス配管に不純物除去フィルタ(Super-Cleanガスフィルタ)を接続する。
  • 不純物除去フィルタのメンテナンスをする。
  • 調圧器や配管を変更する。調圧器や配管を変更するときは、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
ベースラインがドリフトする、または長周期で変動する(FID)
原因
対策
参照
エアコンプレッサから供給される空気中に不純物が多い。(コンプレッサの圧力を増減させて、圧力変動に同期してベースラインが変動するかを確認する。)
  • 流路に、シリカゲル、調圧器、シリカゲルの順に配管する。
  • 空気をボンベに変更する。
  • AGE-1000を使用する。
水素ラインが十分置換されていない。
点火動作を何度か行い、完全に置換する。
検出器(TCD、PTCD)
ピークが検出されない/ピークが非常に小さい(TCD、PTCD)
原因
対策
参照
電流の設定値が小さい。
  • 電流値を大きくする。
  • TCD温度を低くして、電流値の最大設定値を大きくする。
検出器感度が低い。
[信号レンジ]を[×1]にする。
検出器ガス流量が多い。
適正な値(キャピラリTCDのときは約8.0 mL/min)に設定する。
ベースラインのノイズが大きい(TCD、PTCD)
原因
対策
参照
電流の設定値が大きすぎる。*1
電流値を小さくする。
検出器ガスの流量が少ない。
流量を多くする。
各種ガスに不純物が多量に含まれている。
  • 各種ガス配管に不純物除去フィルタを設置する。
  • 純度の高いガスに交換する。
*1 過大な電流を流すと、フィラメントが破損し、ノイズが大きくなることがあります。フィラメントが破損したときはセルの交換が必要です。装置の主電源を切り、ガスの供給を停止し、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
ベースラインがドリフトする、または長周期で変動する(TCD、PTCD)
原因
対策
参照
電流の設定値が大きすぎる。
電流値を小さくする。
セルが汚れている。
  • 有機溶剤(アセトン、ヘキサンなど)を数回注入して洗浄する。
  • TCDセルをコンディショニングする。TCDセルの点検については、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
ゼロ点調整ができない(TCD、PTCD)
原因
対策
参照
ベースラインが安定していない。
数分間待った後に、再度ゼロ点調整を行ってください。
フィラメント電流が流れていない。
適切な電流値を設定する。
電流の設定値が大きすぎる。
電流値を小さくする。
フィラメントが断線している。*1
セルの交換が必要です。当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
*1 TCDセル内に空気(酸素)が残っている状態で電流を流すと、フィラメントが酸化または断線し、ゼロ点調節ができなくなることがあります。
TCDセルエラーが表示される(TCD、PTCD)
セルエラーを解除するためには、一度主電源を切る必要があります。
原因
対策
参照
電流の設定値が適切でない。
適切な電流値を設定する。
TCDセル内部のガス置換が十分でない。
  • キャリアガス、検出器ガスを10分以上供給した後、TCDの制御を[On]にするかTCDの電流を設定する。
  • スタートタイムを10分以上に設定し、[GC起動]を押す。
キャリアガス、検出器ガスが漏れている。
  • ガス漏れを確認し、漏れている箇所を締め直す。
  • パイプやセプタムを交換する。
メンテナンスヘルプ
ガス種類とTCD電流値の設定が適切でない。
供給ガス、ガス種類の設定を確認し、適切なTCD電流値を設定する。
検出器(FTD)
水素ガスの供給を停止してから装置を点検する。
水素ガスが大量に漏れると、爆発するおそれがあります。
ピークが検出されない/ピークが非常に小さい(FTD)
原因
対策
参照
コレクタ固定ネジがしっかり締まっていない。
コレクタ固定ネジをしっかり締め付ける。
メンテナンスヘルプ
空気をコンプレッサを使用して供給している。
高純度ボンベエアーや高純度ガス用調圧器を使用する。
検出器ガス流量が最適でない。
目的成分(窒素化合物、リン系化合物)の推奨値に設定してバックグラウンド電流調整を行う。
メンテナンスヘルプ
カラムからの液相蒸気(ブリーディング)が多い状態でバックグラウンド電流調整を行った。
  • カラムを十分エージングしてからバックグラウンド電流調整をする。
  • カラムオーブン温度を低く設定してからバックグラウンド電流調整をする。
メンテナンスヘルプ
バックグラウンド電流調整を終了した後に検出器温度や、検出器ガス流量を変化させた。
再度バックグラウンド電流調整をする。
バックグラウンド電流の設定値が小さい。
バックグラウンド電流の設定値を大きくする。
検出器感度が低い。
[信号レンジ]を[×1]にする。
アルカリソースに不純物が付着している。
アルカリソースをコンディショニングする。
メンテナンスヘルプ
アルカリソースが消耗して所定の感度が得られない。
所定の感度が出ないときは、「FTDコレクタ再生キット」を使用してコレクタを再生するかコレクタを交換する。
メンテナンスヘルプ
コレクタのフィラメントが断線している。
コレクタを交換する。
メンテナンスヘルプ
ノズルが汚れている。
ノズルのメンテナンスをするか交換する。
メンテナンスヘルプ
ベースラインのノイズが大きい(FTD)
原因
対策
参照
コレクタ固定ネジがしっかり締まっていない。
コレクタ固定ネジをしっかり締め付ける。
メンテナンスヘルプ
コレクターカバー上の金属板が開いている。
金属板を回転させて、小孔を覆う。
メンテナンスヘルプ
アルカリソースに不純物が付いている。
アルカリソースをコンディショニングする。
メンテヘルプ
ノズルとアルカリソースの間隔が近すぎる。
ノズルとアルカリソースの間隔を修正する。
メンテヘルプ
空気をコンプレッサを使用して供給している。
高純度ボンベエアーや高純度ガス用調圧器を使用する。
各種ガスに有機物が多量に含まれている。
  • 各種ガス純度、減圧器を確認する。
  • 各種ガス配管に不純物除去フィルタ(Super-Cleanガスフィルタ)を接続する。
  • 不純物除去フィルタのメンテナンスをする。
  • 調圧器や配管を変更する。調圧器や配管を変更するときは、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
カラムが適切でない。
特にシアノプロピル系統の液相(XE-60、OV-25、OV-1701、OV-1301など)のカラムは避ける。
ベースラインがドリフトする、または長周期で変動する(FTD)
原因
対策
参照
アルカリソースに不純物が付いている。
アルカリソースをコンディショニングする。
メンテナンスヘルプ
ノズルが汚れている。
ノズルのメンテナンスをするか交換する。
メンテナンスヘルプ
ベースラインにマイナス側スパイクノイズが出現する(FTD)
原因
対策
参照
アルカリソースが消耗している。
所定の感度が出ないときは、「FTDコレクタ再生キット」を使用してコレクタを再生するかコレクタを交換する。
メンテナンスヘルプ 
試料を注入するとマイナス側に振り切れる(FTD)
原因
対策
参照
アルカリソースに不純物が付着している。
アルカリソースをコンディショニングする。
メンテナンスヘルプ
FTDに感度の無い成分を多量に注入した。
目的成分と分離できない場合は、FIDやTCDを用いて分離条件を検討する。
ハロゲン化物が多量に含まれた試料を注入した。
  • 前処理などで除去するよう検討する。
  • 溶媒として使用しているときは、溶媒を変更するか分離条件を検討する。
検出器(FPD)
水素ガスの供給を停止してから装置を点検する。
水素ガスが大量に漏れると、爆発するおそれがあります。
ピークが検出されない/ピークが非常に小さい(FPD)
原因
対策
参照
水素炎が点火していない。
水素と空気流量を点検後、再び点火する。
フィルタが異なる。
フィルタを確認し、変更する。
メンテナンスヘルプ
検出器ガス流量が最適でない。
目的成分(リン系化合物、硫黄系化合物、スズ系化合物)の推奨値に設定して再び点火する。
メンテナンスヘルプ
検出器感度が低い。
[信号レンジ]を[×1]にする。
光が漏れ込んでいる。
暗幕などをかけて、光が漏れ込んでいる場所を特定し、修正する。
検出部(石英筒、フィルタ、ホトマル)が汚れている。
洗浄または交換する。
メンテナンスヘルプ
水素炎が適切な位置で点火されていない。
水素炎を消火して検出器ガス流量を確認し、再び点火する。
ホトマルが劣化している。
ホトマルを交換する。
メンテナンスヘルプ
クエンチングが発生し、目的成分と分離できていない。
目的成分と分離できていない場合は、FIDやTCDを用いて分離条件を検討する。
点火できない/炎が消える(FPD)
原因
対策
参照
カラムを接続していない。
カラムを接続する。
メンテナンスヘルプ
カラムの差し込み長さが適切でない。
検出器へのカラム差し込み長さが82 mmであることを確認する。長さが異なる場合は、位置決め治具を使用して再調整する。
メンテナンスヘルプ
ノズルが詰まっている。
ノズルのメンテナンスをするか交換する。
メンテナンスヘルプ
イグナイタのフィラメントが切れている。
イグナイタを交換する。
メンテナンスヘルプ
水素、空気が供給されていないか適切な流量でない。
各種ガスを供給し、適切な流量に設定する。
メンテナンスヘルプ
検出器部温度が低い。
検出器部温度を高く設定する。
水素ラインが十分置換されていない。
点火動作を何度か行い、完全に置換する。
ベースラインのノイズが大きい(FPD)
原因
対策
参照
光が漏れ込んでいる。
暗幕などをかけて、光が漏れ込んでいる場所を特定し、修正する。
検出部(石英筒、フィルタ、ホトマル)が汚れている。
洗浄または交換する。
メンテナンスヘルプ
排気ベントに水滴が付着している。
排気ベントを十分にパージし、付着している水滴を除去する。
各種ガスに有機物が多量に含まれている。
  • 各種ガス純度、減圧器を確認する。
  • 各種ガス配管に不純物除去フィルタ(Super-Cleanガスフィルタ)を接続する。
  • 不純物除去フィルタのメンテナンスをする。
  • 調圧器や配管を変更する。調圧器や配管を変更するときは、当社営業所、代理店、当社指定のサービス担当店に連絡してください。
ベースラインがドリフトする、または長周期で変動する(FPD)
原因
対策
参照
エアコンプレッサから供給される空気中に不純物が多い。(コンプレッサの圧力を増減させて、圧力変動に同期してベースラインが変動するかを確認する。)
  • 流路に、シリカゲル、調圧器、シリカゲルの順に配管する。
  • 空気をボンベに変更する。
  • AGE-1000を使用する。
水素ラインが十分置換されていない。
点火動作を何度か行い、完全に置換する。
光が漏れ込んでいる。
暗幕などをかけて、光が漏れ込んでいる場所を特定し、修正する。
ゼロ点調整ができない(FPD)
原因
対策
参照
光が漏れ込んでいる。
暗幕などをかけて、光が漏れ込んでいる場所を特定し、修正する。
検出器(ECD)
ピークが検出されない/ピークが非常に小さい(ECD)