クロマトパック操作Q&A 波形処理
Q: | 垂直分割している二つのピークを完全分離(ベースライン分離)したい。(お問い合わせ番号0102) | |||||
A: | ベースライン変動のしきい値であるDRIFT(μV/min)の設定により,隣接している二つのピークの処理を変更できます。 DRIFT=0にすると自動判断により,分離不十分なピ ーク
補足)
は垂直分割されます。
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SLOPE,WIDTH,DRIFTの値を変更してもうまく波形処理されない場合は,タイムプログラムを使って,ピーク除去やテーリング区間の設定などより細やかな波形処理が可能で す。 参考:C-R8A 取扱説明書(詳細編)第8章 8.1.6 タイムプログラム 参考:C-R8A 取扱説明書(詳細編)第8章 8.1.5 分離不十分ピークの処理について |
Q: | 「スライスデータがありません」のメッセージがでて解析ができません。どうしたらいいですか?(お問い合わせ番号0103) | ||||||||||
A: | 波形処理パラメータの設定が適切ではなく,ピーク検出が細かすぎる可能性があります。 ノイズのような不必要なピークまで検出しないよう,波形 処理パラメータを変更してください(例えば,WIDTH=1 → 5 SLOPE=10 → 200と大きくする)。![]() 参考:C-R8A 取扱説明書(基本編)第9章 9.1 波形処理・定量計算パラメータとIDテーブルの設定 C-R7A 取扱説明書 第6章 6.1 分析ファイルのパラメータを設定する また,オプションパラメータの[ピーク数の最大]値も初期値100から増やして(例えば500)ください。 ![]() ■C-R8Aの場合
■C-R7Aの場合 分析ファイルのオプションパラメータの編集で設定できます。
![]() 参考:C-R8A 取扱説明書(詳細編)第1章 1.8 オプションパラメータ C-R7A 取扱説明書 第6章 6.1 オプションパラメータを設定する また,[ピーク数の最大]値を大きくしてもメッセージがでるようであれば,ピークを検出しない時間帯にロックをかける(分析ファイルのタイムプログラムで INTEG=OFF/ON)をすることでエラーメッセージを回避することもできます。 参考:C-R8A 取扱説明書(詳細編)第1章 1.6 タイムプログラム |