Transdirect insect cell

先生からいただいたコメント
小林敏之 先生
順天堂大学 大学院医学研究科 分子病理病態学
(医学部・病理・腫瘍学講座)
これまでの課題
毒性のためか発現量が低く,大腸菌でタンパクを発現させ,うまく精製することができなかったことです。
Transdirectが解決した課題
FLAGタグなどを付加する系を用い,精製することができました。論文にはその一部を使用しております。
満足度
まず第一に,ベクター調整からタンパク合成の反応系の過程でとりわけ難しいステップがないので,簡単で良いと思います。 投稿して評価され論文になるデータを取ることができたので,この論文の実験(in vitroキナーゼアッセイの基質として用いる)に関してはもちろん満足です。論文には出していませんが,精製標品を用いてin vitro結合のアッセイもやりましたが,そちらも結果が出ていることを考えると,タンパクの構造の保持もまずまずなのだと予想しています。 ただし,何らかの酵素活性が保持されているといった,活性のアッセイはやったことありません。自分たちの実験系では少し収量が予想よりも少なく感じましたが,まだスケールアップして大量精製を試みたことはないので,大量精製や精製したタンパクの酵素活性等についてはまだ満足度を計ることはできません。でも全体的に見ると,良いシステムだと思います。
さらに望まれる事
タグが組み込まれたベクターがあれば便利だと思います。マルチクローニングサイトと組み合わせれば,既存のものからcDNAを移し易いと思います。特許の関係等で難しいかも知れませんが。

※小林先生からのコメントをそのまま掲載させていただきました。



開発担当者のコメント
大腸菌系難発現蛋白質の発現にTransdirectをご活用いただき,誠にありがとうございました。 タグ配列を含むベクターに関しましては,多くのお客様からもご指摘いただいております。特許の問題もありますが,今後の課題とさせていただきます。
2010/2/16 島津製作所 分析計測事業部 バイオ臨床ビジネスユニット 江連

 

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