マルチモーダルイメージングシステム

Shimadzu Multimodal Imaging System

MALDI-MSで得られる分子イメージングデータと,LA-ICP-MSで得られる元素イメージングデータを,ひとつのソフトウェアで解析。マルチモーダルイメージングがより身近に。

 

データ例

マウス心臓組織におけるガドリニウム造影剤のイメージング

心筋梗塞の場合に分泌されるコラーゲンに富む細胞外マトリックスに対し,ガドリニウム造影剤Gadofluorine Pは高い親和性を示します。Gadofluorine Pを心筋梗塞病態マウスに投与し,マウス心臓組織中でのGadofluorine Pの分布を確認しました。
LA-ICP-MSでは,造影剤に含まれるガドリニウムを対象に元素イメージングを行い(上),iMScopeではGadofluorine Pと同構造を持つ分子を対象に分子イメージングを行いました(下)。
2つのイメージング手法を組み合わせることで,心筋梗塞マウス心臓組織中でのガドリニウム造影剤の分布を可視化することができます。

腫瘍スフェロイドにおける光増感剤のイメージング

癌治療法の1種である光線力学療法で,5,10,15,20-テトラキス(3-ヒドロキシフェニル)-ポルフィリン(以下,mTHPP)は光増感剤として利用されます。mTHPPおよびmTHPPを金属パラジウムで標識したmTHPP-Pdに対し,ヒト結腸腺癌細胞HT-29由来の腫瘍スフェロイドをそれぞれ浸漬させ,腫瘍スフェロイドでのmTHPP,mTHPP-Pdの分布を確認しました。
LA-ICP-MSによるパラジウムの元素イメージング(上)とiMScopeによるmTHPPの分子イメージング(下)の結果から,mTHPP,mTHPP-Pdともに同じ分布であることが分かります。また,LA-ICP-MSによる元素イメージングでは,元素の分布情報に加えて,定量的な情報も得られています。

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