iMLayer
マトリックス蒸着装置

微細かつ再現性の高いマトリックス塗布を実現
マトリックス蒸着装置iMLayerは、イメージング質量顕微鏡iMScopeやMALDI-7090などの質量分析装置でMSイメージングを行う際、使用するマトリックスを蒸着法(*)で塗布する装置です。自動化された制御により、膜厚を任意に設定することができ、作業者によるバラツキを抑え、より微細なマトリックス結晶生成を可能にします。
蒸着法(*)
真空中でマトリックスを加熱し昇華させ、スライドグラス上のサンプルに塗布する方法。
蒸着法で生成する結晶は微細なため、高空間分解能を実現することができる。
特長
- 蒸着法によりマトリックス粒子結晶の微細化を実現
- 自動膜厚制御によりマトリックス塗布の再現性を向上
- タッチパネル操作による簡便な操作性(ワンタッチ制御)
仕様
対応マトリックス注1 | DHB、9-AA、CHCA |
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到達真空度 | 1×10‒2Pa |
設定可能温度 | 30~250℃ |
サンプル | スライドグラス1枚 |
注1:マトリックスの塗布は、真空蒸着により行います。溶液状態のマトリックスや揮発性の高いマトリックスは使用できません。
推奨以外のマトリックスについては、弊社までご相談ください。