仕様

バイオ医薬品凝集性評価システム Aggregates Sizer

SOPで測定者の負荷を低減し,確実な測定をアシスト

SOP作成によりいつも確実に同一条件・同一手順で測定できます。-アシスト測定機能—

「いつでも,どこでも,誰でも同じ測定結果を得られる。」というコンセプト実現に重要な機能です。 作成・指定されたSOPにしたがってPC制御による自動測定を進めることができ,測定者の作業は前処理とサンプル投入だけになります。 また,前処理方法・条件を含めて測定条件・測定手順を作成・保存し共有することで,測定者が異なっても同一条件・同一手順で測定することができ,安心してデータ比較を行って頂けます。 さらに測定時に「アシスト機能」を使用することで測定者への作業指示が画面に表示されますので,オペレータの経験に依ることなく正しい測定を行って頂けます。
※SOPとは"Standard Operation Procedure" を略した用語です。

SOPで測定者の負荷を低減し,確実な測定をアシスト

粒子径分布と散乱光強度分布のデータを同時かつリアルタイムでモニター

-凝集体の生成プロセスを2つの側面から観察できますー

サンプルの時間的変化や分散状態の推移をリアルタイムでモニターすることができます。生データである光強度分布データと粒子径分布データの両方を同時にモニタリングすることが可能であるため,お互いの対比をしながらサンプルの状態変化を把握することが可能です。
検出信号のレベル(粒子濃度)が適正かどうかの検証だけでなく,分布幅の広さや凝集体やコンタミ成分の存在などを多角的に検討し,生データを用いた測定結果の妥当性を確認できます。

粒子径分布データ/光強度分布データの同時リアルタイム表示

粒子径分布データ/光強度分布データの同時リアルタイム表示

広角60度までの前方散乱光を連続的にキャッチ

※SLIT(Scattered Light Intensity Trace,散乱光強度追跡)

※SLIT(Scattered Light Intensity Trace,散乱光強度追跡)

測定対象となる粒子径範囲をひとつの測定原理,ひとつの光学系,ひとつの光源でカバーし,完全にシームレスなシングルワイドレンジを実現。複数光学系の組み合わせによるデータの不連続が発生せず,ひとつのスタンダードで,全測定範囲にわたり常に正確な粒子径分布を測定することができます。
しかも,高度な散乱光強度追跡技術に基づくSLIT光学系を採用することによって,従来の常識を打ち破り60度までの広角度の前方散乱光を一つの検出面で連続的に検出できるようになりました。これにより微粒子領域における高い分解能が得られるようになりました。

光学系の安定性を追求

全方位衝撃吸収機構OSAF(Omni directional Shock Absorption Frame)を採用し,実験台とフレーム間,フレームと光学系間の2段階で衝撃を吸収する機構を設けることによって,光学系の全ての要素を外部からの振動や衝撃から隔離・保護しています。また,測定部内部にもモータなどの振動源は一切ありません。

高感度WingセンサIIが高分解能を実現

WingセンサII

最高水準の半導体製造技術によって作られた78素子の前方散乱光センサ(WingセンサII)を採用。変動の激しい前方微小角散乱を高分解能に,光強度の微弱な広角散乱を高感度で検出することができます。さらに側方散乱光センサ1素子,後方散乱光センサ5素子を配置しており,この合計84素子の光センサで光強度分布パターンを正確にキャッチすることによって,広い粒子径範囲にわたって,高分解能で高精度な粒子径分布測定を実現しています。

自己診断機能の搭載でメンテナンスが容易

自己診断機能の搭載でメンテナンスが容易

自己診断機能を組み込みました。各種センサ/検出素子の出力信号や装置の動作状況がチェックでき,メンテナンスが容易になりました。また,オペレーションログ(Operation Log)機能により,すべての測定データには,装置の使用状況やセルの汚れの状態など,きめ細かな情報が同封されており,過去にさかのぼってデータの妥当性を検証することができます。また,セルの汚れ具合の確認も可能です。

ハードウェア仕様

全般

測定原理 レーザ回折・散乱法
測定範囲 粒子径分布測定範囲:7nm~800μm
濃度表示範囲:40nm~20μm
注1)測定範囲は,粒子の形状等の性質に依存します。

本体(測定部):SALD-7500nano
光源 半導体レーザー(波長405nm)
受光部 半導体レーザー用検出素子採用 合計84素子(前方78,側方1,後方5)
規格 クラス1レーザー製品
所要電源 AC100V±10%,1A,50/60Hz
大きさ・重さ 約W680×D280×H430mm,約31kg
使用環境 温度:10~30℃,湿度:20~80%(結露しないこと)
注2)USBケーブル(2m)を標準付属

回分セル:SALD-BC75
材質 石英ガラス
必要液量 約5mL
攪拌機構 攪拌プレートの上下運動による
大きさ・重さ 約W100×D120×H140mm,約0.8kg
使用環境 温度:10~30℃,湿度:20~80%(結露しないこと)

ディスポーザブルセル
材質 緑ガラス,PVC(スペーサ)
必要液量 約0.4 mL

 

ソフトウェア仕様

WingSALD bio

測定およびデータ処理
粒子径分布測定 マニュアルモード・アシストモードの2モード
リアルタイム表示 粒子径分布/光強度分布同時表示
粒子径分布再計算 最大200データ一括計算 および 単一データ個別計算
粒子径分布データ表示 最大200データ重ね描き および 単一データ
光強度分布データ表示 最大200データ重ね描き および 単一データ
診断・調整 自己診断機能,セルチェック機能
統計処理 最大200データ(最大200データの重ね描きも可能)
時系列処理 最大200データ
三次元表示 最大200データ
クリップボードによるデータ転送 イメージ出力,テキスト出力
データのソーティング ファイル名,サンプルID,サンプルNo. または 屈折率の順番で並べ替え
出力条件
粒子径(μm)分割数 固定101分割/51分割 または 任意(ユーザー設定可能)51分割
粒子量(%)分割数 固定51分割 または 任意(ユーザー設定可能)51分割
分布基準 体積
積算分布の表現 フルイ上,フルイ下
頻度分布の表現
スムージングレベル 10レベル
分布関数のあてはめ ロジンラムラー分布,対数正規分布
データシフト ±10レベル
レポート機能 単一データ(テンプレート6),重ね描きデータ(テンプレート5),統計データ,時系列データ,三次元データを選択して一括出力可能
データ解析機能
連続測定機能 最短1秒間隔で最大200データの連続測定が可能
注5)ソフトウェアはPCセットでの販売となります。

 

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