有害物質 六価クロム(Cr6+) 六価クロム選択的分析

分光光度計 UV-1280に水質プログラム(オプションソフトウェア)を取り付け,これらとパック化された専用試薬を使用することで,ジフェニルカルバジド吸光光度法によるCr6+の定量が簡単に行えます。

→ 水質測定システム(六価クロム分析システム)

ジフェニルカルバジド吸光光度法によるCr6+分析

ジフェニルカルバジドはCr3+と反応せず,Cr6+のみと反応して錯体を形成し,540 nm付近にピークを持つ吸収曲線を示します。このピークを用いれば,紫外可視分光光度計でCr6+を選択的に定量することができます注1)
注1)V5+,Fe3+,MO6+もジフェニルカルバジドと反応するために,これらが共存すると正の誤差を生じます。

ジフェニルカルバジド吸光光度法によるCr6+の抽出法と測定手順の例

  1. 試料を純水の入った容器に入れ5分間沸騰させ,クロメート被膜中のCr6+を抽出する。
  2. 抽出溶液の一部をミクロセルに入れ,ブランクを測定する。
  3. 試料1.5 mLを専用容器に取り,(株)共立理化学研究所製WAK-Cr6+用試薬チューブに吸わせる。測定開始キーを押した後,チューブを5~6回振る。
  4. 約2分後,ブランク測定で使用したミクロセル内の溶液を捨て,チューブ内の発色した試料をミクロセルに入れてセットする。
  5. 指定時間後にCr6+濃度が自動的に表示される。

※ 本分析法は,一例です。IEC:62321には準拠しておりません

※ ネジなどに含まれるCr6+を定量する場合,沸騰水などの熱水による抽出が必要となりますが,クロメート被膜に含まれるCr6+全量が抽出されるわけではありません。 したがって,ジフェニルカルバジド吸光光度法で得られた濃度は試料に含まれるCr6+全量を示すとは限りません。

UV水質測定システム

  • パック化された専用試薬((株)共立理化学研究所製)と組み合わせて簡単にCr6+の定量分析が行えます。
  • (株)共立理化学研究所製試薬用のCr6+の検量線が水質プログラムに内蔵されています。 検体測定時に測定者が検量線を作成する必要はありません。
  • 画面の指示どおりに操作すればCr6+の濃度が自動的に表示され,ブザーが測定終了をお知らせします。
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