生薬の高速高分離分析/HPLC

生薬の高速高分離分析/HPLC

ベルベリン・パルマチンの高速分析

生薬とは動物や植物の薬用とする部分などで,紀元前数千年の昔より,常用薬として,永々と受け継がれてきた長い歴史があり,現在においても漢方薬などに広く利用されています。
近年,漢方薬の有効性が評価されるようになり,漢方薬の原料である生薬から得られた成分を元に医薬品が作られる事も多くなっています。

一般に,HPLCによる生薬の分析では,多くの夾雑成分と有効成分を分離する必要があるため,比較的長い時間をかけて分析を行っています。しかし,超高速LCシステムと高速高分離用カラムを使用することで,短時間での分析が可能です。

超高速LCシステム“Prominence UFLC”および高速高分離用カラム“Shim-pack XR-ODS”を用いた生薬の高速分析例をご紹介します。
オウバクなどに含まれるアルカロイドであるベルベリンを高速分析しました。

オウバク末中ベルベリン・パルマチンの分析

分 析 条 件

  • Instrument:Prominence UFLCXR system
  • Column:Shim-pack XR-ODS (75 mm×3.0 mm i.d.)
  • Mobile Phase:Water/Acetonitrile =1/1(v/v) containing SDS (1.7 g/L) and Potassium Dihydrogenphosphate (3.4 g/L)
  • Flow Rate:1.2 mL/min
  • Column Temperature:40 ℃
  • Detection:Absorbance at 345 nm with Semi-micro flow cell
  • Sample Volume:4μL

Prominence UFLC/APPLICATION DATA SHEET では生薬についての高速分析例を多数掲載しています。
※Prominence UFLC/APPLICATION DATA SHEETは,Prominence UFLC,Prominence UFLC+LCMS を用いた高速分析例です。興味のある技術資料はWebからPDFファイルをダウンロードして頂けます。 →ダウンロードサイトはこちら

  • No.4 スコポラミンおよびヒヨスチアミンの高速分析 (UFLC)
  • No.16 センノシドの高速分析 (UFLC)
  • No.25 クルクミンの高速分析 (LCMS)
  • No.27 ベルベリンの高速分析 (LCMS)
  • No.33 ギンセノシド類の高速分析 (UFLC)
  • No.35 ペオニフロリンの高速分析 (UFLC) 
  • No.39 ゲニポシドの高速分析 (UFLC)
  • No.40 スウェルチアマリンの高速分析 (UFLC)
  • No.44 ベルベリン・パルマチンの高速分析(UFLCXR) 
  • No.74 ジンゲロール・ショウガオールの高速分析(UFLC)

アプリケーションニュース でも生薬の高速分析について掲載しています。
こちらでは前処理方法,分析条件についても詳しくご紹介しています。

  • No.L361 高速高分離分析の応用(その11)生薬の分析
    (センナ中センノシド類,ウコン中クルクミン,オウゴン中バイカリンの分析例です)
  • No.L365 高速高分離分析の応用(その15)ニンジン中ギンセノシド類の分析
  • No.L367 高速高分離分析の応用(その17)シャクヤク中ペオニフロリンの分析
  • No.L377 高速高分離分析の応用(その22)感冒薬の分析 
  • No.L407 高速高分離分析の応用(その33)生姜中ジンゲロール・ショウガオールの分析

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超高速液体クロマトグラフ

HPLCは,分析機器の流路に液体を流しておき,試料を入れるとカラムと呼ばれる分離管の中で試料成分が分離され,検出器でその量を測定する装置です。 超高速HPLCシステム UFLCは高速高分離用カラムと組み合わせることで高分離,高い再現性を保ちつつ,汎用LCと比べて分析時間を1/10に短縮することができます。

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