結晶多形の検討3(ラマン)

結晶多形の検討3(ラマン)

一般に同じ物質であっても結晶形が異なると溶解性が異なると言われています。結晶多形の違いで食品の口溶け感が異なったり,医薬関連では,体内での溶解性が変化するために薬効に違いを生じる場合があります。

医薬品原薬は,結晶形の違いによって物理的な性質が異なり,安定性,溶解性,体内での摂取効率などに影響を及ぼします。
結晶形の評価装置としては,DSC,X線回折なども用いられますが,これらは原薬単体での結晶形の評価が主で,またバッチ処理での評価となります。一方,ラマン分光法では溶液から原薬を晶析する際のin situ測定や固形製剤の非破壊検査が可能です。

ラマン分光光度計

カイザーオプティカルシステムズ社ラマン分光光度計は,フォログラフィックグレーティング,ノッチフィルタなどを使用して装置の小型化をはかり,明るい光学系,CCDカメラの採用で高感度化を実現した,画期的なラマン分光光度計です。 結晶多形の測定にも応用可能です。

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