結晶多形の検討(熱分析)

結晶多形の検討(熱分析)

一般に同じ物質であっても結晶形が異なると溶解性が異なると言われています。結晶多形の違いで食品の口溶け感が異なったり、医薬関連では、体内での溶解性が変化するために薬効に違いを生じる場合があります。
多形はDSCで容易に測定できます。

スルファチアゾールのサンプルを熱分析装置で測定しました。
図1 では168.3℃ と202.2℃ に吸熱ピークが見られますが、図2の185℃ まで加熱したスルファチアゾールでは168.3℃のピークは消失しています。
168.3℃のピークは不安定な結晶形の存在を示唆しています。

スルファチアゾール(オリジナル)のDSC曲線

図1 スルファチアゾール(オリジナル)のDSC曲線

スルファチアゾール(185°C までの加熱処理)のDSC 曲線

図2 スルファチアゾール(185°C までの加熱処理)のDSC 曲線

示差熱・熱重量同時測定装置

新開発高感度ディテクタにより、従来比約2倍のピーク高さを達成しました。ノイズレベルは、1μW(RMS)以下で、冷却測定がオプションなしで可能です。ディテクタが自動クリーニングできます。
 

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