島津製作所は抗体医薬・バイオ医薬品の研究開発にトータルソリューションを提供します

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近年、世界の承認医薬品の中でバイオテクノロジー/遺伝子組換え技術を応用した生物薬品の占める割合が年々増加の傾向にあります。

特に、第二世代の生物薬品である抗体医薬品は各製薬企業が研究開発に注力している新しいタイプの医薬品です。抗体医薬品は、従来の医薬品である低分子、合成化合物と異なり、複雑かつ不均一な糖鎖構造を含む糖タンパク質、生体高分子であり、これまでとは視点の異なった評価や分析が必要となります。

これらの評価や分析は、医薬品としての承認のための審査項目にも含まれています。日米EU医薬品規制調和国際会議(ICH : Inter-
national Conference on Harmonization of Technical Requirements for Registration of Pharmaceuticals for Human Use)で合意され、通知された『生物薬品(バイオテクノロジー応用医薬品/生物起源由来医薬品)の規格及び試験方法の設定※(以下「ガイドライン」と略)』においても、生物薬品を新たに承認申請し、上市を目指すに当たって、規格および試験方法の設定並びにその根拠を可能な限り国際的に整合性のあるものとするための一般的な原則が、明らかにされています。

その適応対象は、タンパク質、ポリペプチド、それらの誘導体、およびそれらを構成成分とする医薬品(例えば、抱合体)とされ、適用対象となるタンパク質およびポリペプチドとしては、組換え体細胞または非組換え体細胞のタンパク質発現系から培養により産生され、高度に精製され、一連の適切な分析方法により特性解析できるものが想定されています。
※医薬審発第571号(平成13年5月1日)

ヒトIgG1分子モデル PDB(Brookhaven Protein Databank形式)ファイルをRasMolで表示

ガイドラインでは、「規格及び試験方法」とは、「試験項目」、「用いる分析方法」、および「その方法で試験したときの規格値/適否の判定基準(数値で表した限度値又は範囲、あるいはその他の基準)を示したもの」として定義され、原薬、製剤またはこれらの製造工程における中間体が、それぞれの使用目的にかなっていると判定するために必要な要素をセットにして定めたものとされています。

また、原薬および製剤の特性を徹底的に解析することを目的とするというより、むしろ品質を確認することを目的として、試験項目、試験方法および規格値/適否の判定基準を選択するように要求されています。

そのために、まず、最初に考慮すべきものとして、「規格及び試験方法の設定において考慮すべき基本的事項」、「規格及び試験方法の設定根拠」および「規格及び試験方法」の3項目が挙げられています。

「規格及び試験方法の設定において考慮すべき基本的事項」では、適切な規格および試験方法を設定するために必要となるものとして、特性解析の重要性が述べられています。特性解析には「物理的化学的性質」、「生物活性」、「免疫化学的性質」、「純度、不純物、混入汚染物質」および「物質量」の各項目が挙げられています。

「規格及び試験方法の設定根拠」では「規格及び試験方法の設定には製造工程」、「規格及び試験方法の設定には原薬及び製剤の安定性」、「規格及び試験方法の設定には非臨床試験及び臨床試験のデータ」および「規格及び試験方法の設定には分析法」の4項目を考慮することが述べられています。

ここでは、 「規格及び試験方法の設定において考慮すべき基本的事項」で重要性が指摘されている「物理的化学的特性解析」について、分析手法を代表的データと共に紹介いたします。
「物理的化学的特性解析」の詳細については、ガイドラインを必ず参照するようにお願いいたします。

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