液体マトリックスを用いた糖鎖分析

液体マトリックスを用いた糖鎖分析

これまでのMALDI法による糖鎖分析の主な課題下記3点に対し,新規液体マトリックス(LM)(Fig.1)による改良を試みました。

【従来の糖鎖分析の主な課題】

  • 課題-1:固体マトリックスの試料/マトリックス混合結晶の不均一さによる測定の低再現性
  • 課題-2:硫酸基及びシアロ糖の脱離
  • 課題-3:感度の低さ

1. 試料/マトリックス混合液滴表面の均一性
液体マトリックスを用いると,分析の再現性が向上します。

2.硫酸基及びシアロ糖の脱離抑制
液体マトリックスG3CAは,糖鎖分析における硫酸基およびシアロ糖の脱離を抑制します。

3.高感度分析
液体マトリックスG3CAは,高感度な糖鎖分析を可能にします。

試料/液体マトリックス混合液は適度の表面張力を持ち,鏡面ステンレスターゲット上で小さい液滴となるため,高感度分析ができました。

AXIMA Resonance

レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析計

AXIMA Resonance は,プロテオミクス・糖鎖解析などを強力にサポートするMALDI-QIT-TOFMS装置です。
四重極イオントラップ(QIT)を装備し,MALDIによって,生成されたイオンをfmolオーダーでMSn乗測定します。
これらの特長により,分子量だけでなく構造情報を入手することができ,プロテオミクス研究をはじめとする生化学・薬学・医学・合成化学・有機化合物構造解析に幅広く対応します。

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