イメージングメタボロミクス

イメージングメタボロミクス

定量メタボロミクスでは,試料から代謝物を抽出したり,試料をすりつぶして測定するため,代謝物の分布情報が失われてしまいます。イメージングメタボロミクスでは,薄切サンプルを用いて試料上の位置情報を残したまま質量分析計で測定するため,代謝物の分布情報を測定することができます。

従来は臓器単位で検出していたバイオマーカーについて,臓器内や微小器官レベルでの局在情報を可視化できます。

クロルプロマジン投与肝臓切片のイメージング
測定ポイントにおけるピーク強度を画像に変換するため,投与した薬剤の未変化体や代謝物の分布を直接可視化することが可能です。(蛍光等のラベル化は不要です。)

解析を支える統計ツール

イメージング質量分析計iMScope TRIOは,顕微鏡画像とイメージング質量分析画像の重ね合わせ機能に加え,HCA解析,ROI解析の手法で統計解析できる機能も備えています。

HCA (Hierarchical cluster analysis)解析

たとえば投与薬剤の分布と同じ分布をしている物質群を選び出すなど,異なる性質のものが混ざりあっている対象の中から画像解析により似たものを集めてクラスター(グループ)を作り、目的物質を分類し、分布情報から解析します。

ROI(Region of Interest)解析

関心領域間での有意差を検定します。たとえば,がんの領域に多い物質が分かれば,がん幹細胞のマーカー候補となり、がん化メカニズムの解明などへつながります。

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