メチル化DNAの解析

メチル化DNAの解析

CORBA法によるNanog,Hnf4a遺伝子の胚性幹細胞および脳,肝臓におけるDNAメチル化の解析x

塩基配列の変化を伴わないが細胞分裂後も継承される遺伝子機能が変化する現象は,エピジェネティックスとして知られています。癌や多くの疾患において様々な遺伝子のエピジェネティックス異常が病態に関連していることも明らかになりつつあります。
エピジェネティックス遺伝子制御の一つであるメチル化DNAは,病態診断や再生医療に向けたES細胞あるいはiPS細胞のスクリーニングのためのバイオマーカーとしても期待されています。

CORBA法によるNanogHnf4a遺伝子のES細胞および脳,肝臓におけるDNAメチル化の解析例です。
DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置にて測定しました。
 *CORBA:COmbinedBisulfiteRestrictionAnalysis

ゲルイメージとエレクトロフェログラム

ES細胞の多能性維持に重要なNanog遺伝子はES細胞で低メチル化,脳では高メチル化であり,肝臓特異的な遺伝子発現に関与するHnf4a遺伝子は肝臓で低メチル化,脳では高メチル化であることがわかりす。

*データご提供:東京大学大学院農学生命科学研究所 教授塩田邦郎先生

DNAのメチル化解析にはバイサルファイトシーケンシングなど他にもいくつかの分析方法がありますが,本法は低コストでスループットも高く,シーケンシングを行うべき試料の選択・スクリーニングに有効です。

DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置

DNAやRNAの核酸サンプルのサイズ(大きさ)確認やおおまかな定量を、迅速かつ簡単に行えるマイクロチップ電気泳動装置です。メチル化の有無や比率を定量的に把握することが可能です。繰り返し利用可能な高機能マイクロチップにより,アガロースゲル電気泳動法より安価な分析コストを実現しました。しかも,サンプルや分離バッファをセットするだけであとは最大120分析まで無人で自動分析できます。

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