木質建物関連 - 居住に使用されている建物 -

木材のグレード(等級)を調べるための試験機や,パネルの面内負荷試験を行うことができます。またジャッキシステムを使用して多軸負荷試験,汎用試験機を使用して各種構造要素試験を行うことができます。

■ パネルせん断試験機(電気油圧式サーボパルサ)

パネルせん断試験機(電気油圧式サーボパルサ)

木材パネルを対象とした面内試験を行うために使用します。近年,パネル材のコーナーに制振金具を組み込んだ試験も注目されています。

 

仕様
パネル寸法
幅(最大) : 3640 mm
高さ : 400~3000 mm
厚さ : 70~100 mm
最大せん断力 : ±100 kN
せん断ストローク : ±300 mm
最大速度 : 35 mm/sec(3.5 kine)

■ 木材曲げ試験システム

木材曲げ試験システム

本システムは,木材で作られた製品の強度試験や木材曲げ試験を行うための試験機です。建築物には長さ数mの長い木材が使用されるため,サンプル長さに対応した大きな曲げ治具が必要です。

 

仕様
試験機容量 : 250 kN
曲げ治具 : 容量 120 kN
  支点間距離 1,250~4,000 mm
  支点構造 ナイフエッジ式

■ 木構造部材用グレーディングマシーン

1000 kN実物大試験機 座屈試験中/1000 kN実物大試験機 曲げ試験中

木構造物に使われる製材品の強度等級の区分を行なうための試験機です。圧縮・座くつ・曲げ・引張試験を主とし,面内せん断試験装置(オプション)その他からの試験結果と共にデータ処理され,試験ごとのデータから総合的な等級区分(グレーディング)まで行うものです。

 

仕様
形式 UH-X
形式・容量 圧縮 200 kN 1000 kN
引張 200 kN 200 kN
曲げ 200 kN 200 kN
支柱間隔(mm) 3000 1850

■ 木質構造の擬似動的実験の実例

水平ジャッキ1階層で行った試験の様子です。

水平ジャッキ1階層で行った試験の様子です。

入力された地震波のステップごとの弾塑性応答変位を目標値とし,各階層に同時到達するような制御を行います。応答計算はニューマークβ法を採用していますが,外部PCなどで独自の応答計算を行なわせることもできます。水平ジャッキ(最大4階層)に加え鉛直ジャッキ(1階層)まで対応しています。

(鳥取環境大学殿 ご提供)

建材用各種治具類

木材つかみ具 ボード用3点曲げ試験治具 合板接着力試験用つかみ具 建築用シーリング材 付着力測定用つかみ具 木材せん断試験治具
木材つかみ具 ボード用
3点曲げ試験治具
合板接着力試験用
つかみ具
建築用シーリング材
付着力測定用つかみ具
木材せん断試験治具
適応試験規格:JIS Z 2101
つかみ具容量:50 kN,20 kN
適応試験規格:JIS A 1408(1~5号試験片)
最大試験力:20 kN
適応試験規格:JAS
容量:3 kN
適応試験規格:JIS A 5757,JIS A 5758
つかみ具容量:1 kN
適応試験規格:JIS Z 2101
最大試験力:50 kN
木材くぎ引抜抵抗試験装置 木材かたさ試験装置 面内せん断試験装置 ブロックせん断試験装置
木材くぎ引抜抵抗試験装置 木材かたさ試験装置 面内せん断試験装置 ブロックせん断試験装置
適応試験規格:JIS Z 2101,ATSM D143
最大試験力:5 kN
適応試験規格:JIS Z 2101,ATSM D143
最大試験力:20 kN
適応試験規格:JIS Z 2101,ATSM D143
最大試験力:50 kN
(JAS準拠品)