遺伝子組換え食品

遺伝子組換え食品

はじめに

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上記写真はイメージです。

 遺伝子組換え農産物(GMO,Genetically Modified Organism)は遺伝子組換え技術によって改変された農産物です。遺伝子組換え技術によって導入される形質(性質)は消費者や生産者にとって望ましいものですが,遺伝子組換え農産物が食品へ利用された期間は短く,多くの国では遺伝子組換え食品の安全性審査が行われています。国内では安全性審査の承認を受けた食品のみが流通するように規制されています。
 また,消費者に遺伝子組換え食品を敬遠する傾向があり,国内では遺伝子組換え食品の流通や遺伝子組換え農産物の栽培は一部に限定されています。ただし,海外では遺伝子組換え農産物の栽培が盛んに行われており,遺伝子組換え農産物, 加工食品, 飼料が多量に流通しています。
このように遺伝子組換え食品は我々にとって身近な存在になりつつあります。

遺伝子組換え農産物について

 遺伝子組換え農産物は遺伝子組換え技術によって品種改良された農産物です。遺伝子組換え技術による品種改良は,従来までの交配や人工的な突然変異による農産物の品種改良に比べて人工的に遺伝子を改変できるため,種の壁を超えた遺伝子の導入,品種改良範囲の拡大,改良期間の短縮などのメリットがあります。海外で流通している遺伝子組換え農産物には,栽培性を高めるために害虫抵抗性,ウィルス抵抗性,除草剤耐性,栄養価を高めるために高リシン形質,健康増進のための高オレイン酸形質などが付与されています。
ISAAA1)の2009年の統計によれば,遺伝子組換え農産物の栽培面積は過去最高の1億3,400万ヘクタールに達しています。遺伝子組換え農産物の占める割合は大豆で77%,とうもろこし26%,なたね21%,わた49%になっています。
 遺伝子組換え農産物及びこれを含む加工食品を遺伝子組換え食品と呼びます。食品衛生法では遺伝子組換え食品の安全性審査を義務付けており,安全性審査の承認を受けた食品のみが輸入,販売等を許可されています。2010年7月の時点で,じゃがいも8品種,大豆7品種,てんさい3品種,とうもろこし70品種,なたね15品種,わた20品種,アルファルファ3品種の計126品種の遺伝子組換え食品が安全性審査で承認を受けています2)

[参考資料]
1) ISAAA(International Service for the Acquisition of Agri-biotech Applications), http://www.isaaa.org
2) 厚生労働省医薬食品局食品安全部, http://www.mhlw.go.jp/topics/idenshi/index.html



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