加工食品中の無機成分

食品には多種の元素が含有されており、必須元素と有害元素に分類することができます。ICP発光分析ではこれらの元素を一斉分析することができますので、元素間の相互関係を知るのにたいへん有効です。
下記はツナ、あんかけ豆腐、味噌煮込み野菜雑炊、おかゆの分析例です。

分析結果(μg/g:湿重量)

分析結果(μg/g:湿重量)

高周波プラズマ発光分析装置

ICPS-8100は高速・高分解能を追求実現したICP発光分析装置です。ツインシーケンシャルモノクロメータの採用により高速化を実現し、 72元素の定性分析は約3分で半定量値まで得られます。金属、希土類、土壌の分析には高い波長分解能が必要です。0.0045nm(4,960本/mm)という比類なき超高分解能を達成しています。ppbから%までの一斉分析が可能で、主成分から微量元素まで簡単に分析できます。