マイクロプラスチックに吸着した有害物質の分析

 

マイクロプラスチックが環境中に存在する有害化学物質を吸着し,そのマイクロプラスチックを生物が摂取してしまうことで生物濃縮され,生態系へ悪影響を及ぼすことが懸念されています。

本件では,毒性や蓄積性があることで知られる多環芳香族炭化水素(PAHs)とパーフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)の,マイクロプラスチックへの吸着特性を評価した事例をご紹介します。

マイクロプラスチックの試料として,ポリプロピレン(PP),ポリスチレン(PS),ポリエチレン(PE)の粒子を用いました。PAHsの測定にはトリプル四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計GCMS-TQ8040,PFASの測定にはトリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計LCMS-8060を使用しました。

図 1   吸着試験の様子

図 1   吸着試験の様子

図 2  測定フロー

図 2  測定フロー

図3にGC-MS/MSによるPAHsの分析結果を,図4にLC-MS/MSによるPFASの分析結果を示します

図3   GC-MS/MS分析結果:PAHs

図4 LC-MS/MS分析結果:PFAS

PAHsの全物質とPFASの一部の物質で,MPsへの吸着が確認されました。PAHsはPPまたはPEへの吸着が多い傾向が,PFASは化学物質毎に吸着量が異なる傾向が確認できました。このように,マイクロプラスチックへの化学物質の吸着特性を評価することができます。

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