アオコ中のミクロシスチン(毒素)の分析

アオコ中のミクロシスチン(毒素)の分析

近年,琵琶湖や霞ケ浦などの湖沼では富栄養化が進みそれにともなってアオコと呼ばれる現象が生じて社会問題となっています。アオコを形成する藍藻類の中には毒素を生産するものがあり,外国ではアオコの発生している湖沼の水を飲んだ家畜が死亡した例もあります。ミクロシスチンはアオコに含まれる代表的な毒素(肝臓毒)ですが,7つのアミノ酸からなる環状ペプチドで,50以上の種類があると言われています。日本の湖沼における代表的な種類としてはミクロシスチンLR,YR,RRなどがあります。2001年上水試験方法の改定で,この分析法がHPLC法およびLC/MS法で紹介されています。

参考資料
(1)彼谷邦光:環境化学,2(3),457-477,1992
(2)K.I.Harada,etal.:Toxicon,26(5)433-439,1988
(3)K.I.Harada,etal.:J.Chromatogr., 448,275-283,1988

アオコの分析

アオコの分析


 

液体クロマトグラフ質量分析計

微量な化学物質の定性・定量分析に広く使用されている分析機器です。分析対象成分に応じてカラム(分離管)や移動相を選択して使用します。定性能力に優れているので多成分の定量分析に威力を発揮します。
 

 

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