雨水中の亜硫酸イオンの分析

雨水中の亜硫酸イオンの分析

亜硫酸は工場排気や自動車の排気ガスに含まれており,酸性雨の原因物質の一つとされています。亜硫酸の定量分析法としてはRankine法やイオンクロマトグラフ法が知られていますがいずれも操作性や感度および測定精度の点で問題があります。
そこで新しく開発された誘導体化蛍光検出法をご紹介します。本法では、亜硫酸をホルムアルデヒドと反応させて安定なヒドロキシメタンスルホン酸に導き,試料の処理時や分離過程における分解を抑制します。そして,分離後にオルトフタルアルデヒド(OPA)および第一アミン存在下で反応させてイソインドール誘導体に導き,これを蛍光検出します。この結果,不安定な亜硫酸化合物を精度よく,しかも高感度に定量することが可能となりました。

参考資料
高橋雅俊、西村雅之、林守正、島津評論、Vol.54 No.4(1997)

雨 水

雨 水


 

高速液体クロマトグラフ

化学物質の定量分析に広く使用されている分離分析機器です。分析対象成分に応じてカラム(分離管)や検出器を組み合わせて使用します。ここでは検出の高感度化のためにポストカラム誘導体法蛍光検出を行っています。
 

 

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