水道水中のカビ臭の分析

水道水中のカビ臭の分析

日本の水道水は飲料水として質という点で定評がありますが、近年、時期によってカビ臭がすることがあります。このカビ臭の原因物質は2‐メチルイソボルネオール、ジオスミンであることが知られています。
これらの化合物の臭気に対する閾値は10ppt程度と低く、そのままガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)で分析しても検出されないため、上水試験方法にも示されているようにパージ・トラップ法で濃縮し、GC/MSを用いて分析します。
参考資料
(1)上水試験方法・解説 日本水道協会編
(2)環境水質分析マニュアル 環境化学研究会編

カビ臭3.0pptの分析例

カビ臭3.0pptの分析例


 

ガスクロマトグラフ質量分析計

化学物質の定性・定量分析に広く使用されている分析機器です。分析対象成分に応じてカラム(分離管)やイオン化法を選択して使用します。パージ・トラップ法では試料を100倍、1000倍に濃縮することが可能で、得られた全イオンクロマトグラム(TIC)中のピークのマススペクトルから未知成分を容易に定性することができます。
 

 

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