電池材料の熱安定性の評価/Liイオン電池部材熱特性測定システム

電池材料の熱安定性の評価に有効な”Liイオン電池部材熱特性測定システム”のご紹介

リチウムイオン電池は過充電などにより場合によって異常発熱を生じ,最悪,発火などのトラブルの恐れがあります。電池の安全性の検討のため各部材の熱安定性の評価が必要です。これにはDSC測定が有効です。電池部材は水分,酸素と反応しやすいためグローブボックス内でSUS製耐圧セルに封入後DSCで測定します。
今回非常にコンパクトでグローブボックス内での操作が容易な油圧プレス等の付属品を利用したシステムを測定例とともに紹介します。

■活物質の測定データ

未充電活物質(LiCoO2)+電解液

未充電の正極活物質と電解液をSUS製耐圧セルにサンプリングし測定しました。300℃付近に小さな発熱変化が観察されます。

充電した電池より取り出した活物質(LiCoO2)+電解液

充電後の電池より得られた正極活物質と電解液を同様に測定しました。充電により活物質が不安定になり200℃付近より分解による大きな発熱ピークが観察されます。

■電解液の測定データ

電解液(プロピレンカーボネート)

電解液を測定しました。300℃付近で分解によると見られるシャープな発熱ピークが観察されます。

DSC-60 Plus

Liイオン電池部材熱特性測定システム

非常にコンパクトでグローブボックス内での操作が容易な油圧プレス等の付属品を利用したシステムです。

油圧プレスによる試料封入(SUS製耐圧セルのプレス) はハンドルの回転操作によるため,グローブボックス内でも非常に簡単に行えます。

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