高吸光度測定による偏向フィルムの測定/UV

高吸光度測定による偏向フィルムの測定/UV

偏光フィルムは,液晶ディスプレイ,サングラスなど広く使用されている材料です。自然光は,電場がいろいろな方向に振動していますが,このフィルムは特定の方向に振動している光を通す素材で,光の遮蔽性と透過性の二つの特性で評価されます。図1に偏光フィルムの測定に用いる回転フィルムホルダを示します。測定では,偏光フィルム2枚を取り付け,一方の偏光フィルムを面内で回転させます。まず図2Aのようにフィルムの透過軸方向同士が互いに直交し最も光を遮蔽する配置(クロスニコル)で測定を行います。この際透過率は最も低い値を示します。次にそこから一方の偏光フィルムを90度回転させ,図2Bのようにフィルムの透過軸方向が平行で最も光を透過する配置(パラレルニコル)で測定を行います。

回転フィルムホルダとフィルムの配置

図3に偏光フィルムの測定結果を示します。Table 1の条件で測定を行いました。クロスニコルで吸光度5(透過率0.001 %)前後と非常に遮蔽性の高い領域でも良好なスペクトルが得られています。測定に用いた紫外可視分光光度計UV-2700は高吸光度測定に最適な装置です。

偏光フィルムの測定結果と測定条件

紫外・可視分光光度計

紫外可視分光光度計は従来液体試料の他に固体試料(粉末・半導体・薄膜・ガラス材料)等の反射,吸収測定も可能です。低迷光,ワイドレンジを保証するダブルモノクロタイプ(UV-2700形)と,ハイコストパフォーマンスのシングルモノクロタイプ(UV-2600形)。両機とも次世代ソフト「UVProbe」を塔載し,最高レベルの機能を実現しました。
 

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