多層フィルム:“自動不良解析システム”による多層フィルムの分析/FTIR

赤外顕微鏡を用いた“自動不良解析システム”による多層フィルムの分析/FTIR

食品や医薬品の包装用フィルムとして,多くの場合多層フィルムが使用されています。多層フィルムの各層の成分を定性するのに最も一般的な方法は,フィルムの断面をスライスし,得られた試料片を赤外顕微鏡を用いて透過法で測定する方法です。この方法によれば膜厚が約10μm 以上あれば,その層のスペクトルを測定することができます。

ミクロトームでスライスした多層フィルムの切片をダイヤモンドセル上で透過法により測定しました。成分の異なる近接した層の影響を受けないように,測定部位の大きさを10×10μmに設定しました。得られた赤外スペクトルは,狙ったポイントをしっかり捉え,加えて非常にノイズの少ないデータになっています。

左:微小領域の測定例(多層フィルム)/右:各層の赤外スペクトル

自動不良解析システム

自動不良解析システムは,10 ~100μm 程度の微小試料の測定に最適です。ダイヤモンドセルを用いれば簡単な前処理で,透過法による良好な赤外スペクトルを得ることができます。
 

Top of This Page