SNPタイピング

SNPタイピング

遺伝子増幅試薬を用いた血液直接PCR法と電気泳動による薬剤耐性遺伝子のSNPタイピング例

遺伝子情報を基に医薬品の効果や副作用を予測するための研究はゲノム薬理学(PGx)と呼ばれます。特にゲノム配列中の一塩基多型(SNPs)はPGxバイオマーカーとしても期待されており,抗ガン剤をはじめとした医薬品の効果・副作用予測,個々の患者に適した投薬,すなわちオーダーメイド医療への応用研究が進めらています。

SNPタイピング例をご紹介します。
ABCC11遺伝子(薬剤耐性遺伝子)は,ATP結合性カセットトランスポーター遺伝子群の一つであり,細胞膜などに局在して,細胞内の物質を細胞外へ排出する機能を有する薬剤耐性遺伝子として知られています。
遺伝子増幅用試薬 Ampdirect Plusを用いた血液直接PCR法に従い,DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置を用いて,同遺伝子のSNP型を判定した結果です。

MultiNAによるABCC11遺伝子のSNPタイピング例(ゲルイメージ)

この方法では,従来のようにPCR増幅後に制限酵素処理によって配列特異的な切断反応を行って生じるDNA断片長を調べる方法(PCR-RFLP)と異なり,1チューブで一回のPCR反応と泳動分析のみでSNPのタイピングが可能なため,簡便かつ経済的なSNPsタイピング法として多数検体の解析にも適しています。

DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置

DNAやRNAの核酸サンプルのサイズ(大きさ)確認やおおまかな定量を、迅速かつ簡単に行えるマイクロチップ電気泳動装置です。繰り返し利用可能な高機能マイクロチップにより,アガロースゲル電気泳動法より安価な分析コストを実現しました。しかも,サンプルや分離バッファをセットするだけであとは最大120分析まで無人で自動分析できます。

Ampdirect Plus

遺伝子増幅用試薬 Ampdirect Plus

血液や動植物の組織中には、酵素反応を阻害する物質が多量に存在しています。そのため、PCRなどを利用してDNAを解析するためには、サンプルからDNAを精製する必要があります。
遺伝子増幅用試薬Ampdirect Plus(PCRバッファー)には、サンプル中に含まれるPCR阻害物質の影響を抑制する働きがあり、血液や動植物組織、SDSなどを含む各種サンプルよりDNAを精製することなくPCRを行うことが可能です。

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