環境分析ラボで働き者のGC/MS

University of Rhode Islandは高度教育のための財政支援を目的として,公有地の売却を経て設立されました。この大学は1888年に認可されたState of Rhode Island’s Agricultural Experiment Station と Agricultural School に起源を持ちます。そしてState College of Rhode Islandに発展し,1951年には州議会がUniversity of Rhode Islandの設立を指定しました。 今回は,Shimadzu Scientific Instruments(SSI)の担当者が,University’s Geosciences DepartmentのThomas Boving教授に,ご研究内容や島津の装置をお使いになった経験についてお話を伺いました。

今回のCustomer

Thomas Boving, Ph.D.
Professor, University of Rhode Island, Dept of Geological Sciences

※掲載内容(所属団体,役職名等)は取材時のものです。

The University of Rhode Island様 Webサイト

インタビュー

先生のご研究や組織での役割についてお聞かせください。

私は環境水文地質学の教授を務めており,革新的な土壌・地下水浄化技術に関する研究を行っています。標準的なコンクリートやアスファルトのような不透水表面は,豪雨の際,膨大な量の汚染された雨水流出,洪水をもたらす可能性があります。洪水は,最終的に天然水域を汚染する有機的あるいは無機的な汚染物質の発生源となります。特に懸念されるのは,2つ以上のベンゼン環を持つ有機化合物のグループである多環式芳香族炭化水素(PAHs)です。私たちは,PAHsの環境への放出を和らげるためのコンクリートや土壌マトリクスを取り扱うために用いられる様々なメソッドを分析するために,QP-5000を利用しています。加えて,私の研究のために,理学修士や博士課程の学生にもアドバイスを行っています。

島津の装置は主にどのような目的で使用されますか?

私たちは島津の装置(GC/MS, GC/FID/EDC, 紫外可視分光光度計,分光蛍光光度計)を固体(土壌)と液層(水)化合物の両方,主としてVOCsとPAHsを分析するために使っています。現在,装置は米軍によって資金援助されたプリジェクトのサポートに使用しています。

使用頻度は高いのですか?何名の方がお使いになっていますか?

2名の博士課程の学生が,主にGC/MSを毎日使用しています。

島津の装置を選んでいただいているのは,どのような理由からでしょうか?

私は大学院教育の間に島津の装置で学びました。それ以来,私は島津製品に“stick(張り付いて・くっついて)”しまい,私の分析機器のほとんどは島津から得られるものになったのだと思います。

これまでお使いになっていて,島津製品の優位点や利点のようなものは感じられましたか?

島津の製品だけを使っていて,この質問に答えることはできないですね。しかしながら,他メーカーの装置を使っている他の研究室の人たちと話した限りでは,差というか優位点というのはあまり大きくはないと感じます。でも言わせていただきますと,良く知っているものを使うということに加えて,島津製品を使い続ける他の要因は,私たちが受けているサービスとサポートです。私たちの装置は島津GC/MSの古いモデルですが,よく働いています。私が技術的あるいはソフトウエアに関するサポートを必要とするとき,いつも受けることができます。このGC/MSは10年以上手入れされており,水文地質学研究室の働き者なのです。これまでに100万ドル以上の研究費でサポートされ,12本以上の研究論文を生み出しました。

装置を使い始める前と後で,何か期待にそぐわなかったことはありましたか?

いいえ,大学院生の時の,島津の装置を使っていた経験はとても良いものでしたし,現在の装置も企業としても私の期待に合っています。実は,信頼しているけれども古くなってしまったQP-5000を新しいQP-2010 SEに更新しようと思っています。

島津の装置に関して,改善すべき点や拡張すべき機能など,ご提案があれば教えてください。

装置を動かすためのソフトウエアは進歩していますが,ファイルフォーマット形式なども含めて,データ保存の部分はまだ改善の余地があるのではないかと思います。

島津の技術や製品,サービスへのご希望はありますか?

LC/MS/MSにアップグレードしたいですね。

島津製作所に対する印象を教えてください。

島津は,キーファクターであるサービスとサポートによって,他社よりも優れたメーカーである,と認識していますよ。

インタビュアコメント

GCMS-QP2010 Ultra

ガスクロマトグラフ質量分析計 GCMS-QP2010 Ultra は販売を終了し,後継機種GCMS-QP2020となりました。

Tomはとても良い島津ユーザーです。彼はいっしょに働きやすく,島津に対してとても誠実です。新しい装置を購入するための多額の財政支援がないところが現状の課題です。彼は島津を支持してくれており,他の人々に島津の装置を見てみるように勧めてくれています。

Shimadzu Scientific Instruments (SSI)

Shimadzu Scientific Instruments (SSI) は島津製作所のアメリカ支社です。1975年にSSIの本社が,ノース,セントラル,サウスアメリカの幅広い範囲のラボに分析ソリューションを提供するために,メリーランドのコロンビアに設立されました。アメリカ合衆国では,SSIは50か所以上のローカルセールス,サービス,テクニカルサポート拠点を持っています。

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